オーバードライブペダルの使い方とおすすめモデル
オーバードライブは、ギターサウンドにエッジと暖かさを加えるためのエフェクトとして、ロックやブルースなどさまざまな音楽ジャンルで広く使用されています。アンプのボリュームを上げたときの歪んだ音を再現することで、ギターの音に力強さを与えるオーバードライブペダルは、ギタリストの必須アイテムです。
本記事では、オーバードライブの基本的な使い方と、その特徴、さらにおすすめオーバードライブペダルをタイプ別に紹介しています。あなたの演奏スタイルにぴったりなオーバードライブを見つけ、サウンドの幅を広げましょう。
オーバードライブとは
「オーバードライブ」とは、エレキギターの音を歪ませるためのエフェクターです。
アンプのボリュームを上げたときの音を再現したエフェクター
歪みエフェクターとは、1ボリュームだった時代のアンプのボリュームを上げたときのサウンドを再現するために開発されました。
当時のアンプには、GAINやOVERDRIVE、LEADといったマスターボリューム式のアンプが無かったために、音を歪ませるためにはアンプのボリュームを上げる必要があったのです。
チューブアンプのボリュームを上げると、一定のポイントから音量の上昇が鈍り、音が飽和して歪みが生じます。具体的なサウンドの変化については、以下の動画をご参照ください。
参考:FENDER DELUXE REVERBののドライブサウンド:
このサウンドを小音量でも出せるようにしたのが、オーバードライブであり、ディストーションであり、ファズなのです。
特徴
オーバードライブ: オーバードライブはアンプのボリュームを少し上げたときのような軽く柔らかな歪みが得られるエフェクターです。歪みは弱いですがアンプの歪みを利用することでさらに歪みを得ることも可能です。おすすめオーバードライブ |
|
ディストーション: オーバードライブとファズの中間的な歪みが得られるエフェクターで、チューブアンプのボリュームを少し上げたときのような軽い歪みから、フルに上げたときのような激しい歪みまで得られるエフェクターです。おすすめディストーション |
|
ファズ: ファズとは”毛羽立たせる”という意味のエフェクターで、チューブアンプのボリュームを最大に上げたときのような激しい歪みからそれ以上の過激な歪みを持ったエフェクターです。おすすめファズ |
|
ブースター: ブースターは単独で音を歪ませることは出来ませんが、アンプの入力レベルを上げることで歪ませることの出来るエフェクターです。トーンの付いたモデルは音を太くしたり艷やかにする事もできます。おすすめブースター |
オーバードライブは、ポップスはもちろん、ロックやブルースなどのジャンルで多用されますが、歪みは多くないために、アンプの歪みにプラスするゲインブースターとして使われる場合もあります。
オーバードライブの使い方
オーバードライブの歪みは強くないですが、ピッキングに素直に反応し、気持ちの良いサウンドを奏でてくれるエフェクターで、近年では透明なという意味で、アンプのような歪みが得られるトランスペアレント系オーバードライブなども人気です。
オーバードライブとして使う
オーバードライブの基本的な使い方として、まずゲイン(ドライブ)は真ん中付近に設定し、レベルはエフェクトをONにした際に原音と同じか、少し大きい程度に調整します。
もし歪みが足りないと感じた場合は、ゲインを少し足して調整しますが、アンプが歪みすぎているとノイズが増えるため、適度に抑えるのがポイントです(オーバードライブとして使う場合はアンプのゲインは控えめにしましょう)。
ゲインブースターとして使う
アンプの歪みを生かしたゲインブースターとして使用する場合は、オーバードライブのゲインを控えめにし、レベルを上げてアンプの歪みをブーストします。
このときも、レベルを上げすぎるとノイズが増えるため、適度な範囲で調整することが大切です。
参考動画:TUBE SCREAMER MINI【デジマート製品レビュー】
おすすめのオーバードライブはこちらから。
定番!おすすめオーバードライブ
初心者から上級者までに愛用される定番オーバードライブ。これを買っておけば間違いなし!
BOSS SD-1 Super Over Drive
BOSS SD-1(Super Over Drive)は、BOSSの初代オーバードライブであるOD-1の後継機種として1981年に登場しました。
SD-1は、OD-1 OverDriveの革新的な非対称クリッピング回路を継承し、また新たにトーンコントロールが搭載されたために、音作りの幅が広く、表情豊かな歪みを得ることが出来ます。
※非対称クリッピング回路とは、信号の正負の波形を異なる方法でクリッピング(波形を切り取ること)する回路のことで、より自然な倍音成分が含まれ、真空管アンプのようなサウンドが得やすくなるのが特徴です。
ミッドレンジをブースト:
SD-1は、ギターにとって最も美味しいとされるミッドレンジ(1~3kHzあたり)が強調されている点も特徴で、特にチューブアンプにプラスすることで、アンプの高域を適度に抑え、抜けの良いタイトなブースターとしても使うことが出来ます。
WAZA CRAFT SD-1W:
SD-1を特別にカスタマイズし、スタンダード/カスタム2つのモードを持った 技WAZA CRAFT SD-1Wも発売されました。
- スタンダードモード:
スタンダードモードでは、オリジナルのSD-1の音色を新設計のディスクリート回路で再現したモードです。 - カスタムモード:
カスタムモードでは、よりパワフルでピッキングニュアンスを忠実に再現するワイドレンジサウンドのモードです。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – BOSS SD-1 (動画)
“David vs Goliath" – Boss SD-1 vs Boss SD-1w Waza Craft:
BOSS OD-3 Over Drive
BOSS OD-3 (Over Drive)は、幅広い周波数特性と、太く芯のある低域と美しい高域、粘りのあるサステインが特徴のオーバードライブです。
幅広い周波数特性:
OD-3は幅広い周波数帯域に対応し、太く芯のある低域から美しい高域までカバーします。
デュアルステージ・オーバードライブ・サーキット:
OD-3は、BOSS独自のデュアルステージ・オーバードライブ・サーキットが採用されています。このサーキットにより2段階の増幅回路とダイオードクリッパー回路を組み合わせることで多彩なオーバードライブサウンドを作り出し、ブライトでハリのあるカッティング、ファットで迫力ある低音弦リフ、伸びやかでツヤのあるリードサウンドまで、一般的なオーバードライブを超える豊かなゲインとサスティンが得らるように設計されています。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – BOSS OD-3 (動画)
Boss BD2, SD1 or OD3? How To Choose a Boss Overdrive Pedal that is Right For You:
BOSSの代表的なモデル BD2、SD1と OD3の比較です。この中ではOD3が一番好きかも。これは買わないとですね!
BOSS BD-2 Blues Driver
BOSS BD-2 (Blues Driver)は、アンプライクなブルージーなクランチサウンドから荒々しいファズのようなサウンドまで幅広いトーンをもったオーバードライブです。
ブルージーなクランチからファズライクなサウンドまで:
BD-2は、真空管アンプの柔らかで艶やかなサウンドから、アンプのボリュームを上げたときに得られる荒々しいファズのようなサウンドまで再現できるオーバードライブペダルです。
ギターボリュームの追従性:
BD-2は、ギターのボリュームノブの操作によって歪みのコントロームも可能です。エフェクターをOFFにするのではなく、ギターのボリュームを絞ってクリーンなサウンドを作ってみましょう。
技WAZA CRAFT BD-2W:
BD-2を特別にカスタマイズし、スタンダードとカスタム、2つのモードを搭載した技WAZA CRAFT BD-2Wも発売されました。
- スタンダードモード:
ブルースドライバー特有のブルージーなクランチサウンドを新設計のディスクリート回路で再現しています。 - カスタムモード:
繊細なピッキングニュアンスに反応し、図太くも粘りあるサウンドを出力するモードです。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – BOSS BD-2 (動画)
BOSS BD-2W Blues Driver Sound Preview:
BD-2をメインの歪みにするギタリストは多いですが、それはアンプライクなトランスペアレントなサウンドを求めた結果だと思います。
KEELEYなど各社から様々なモデファイモデルが発売されていることからも評価の高さが伺えます。
歪みのバリエーションは広く、トーンとゲインを上げたときのサウンドはMXR Distortion+にも似ています👍
XOTIC BB Preamp
BB Preamp(BBプリアンプ)は、2バンドEQ搭載のオーバードライブ/ブースターです。
30dBのクリーンブーストと、2バンドイコライザー(EQ)による±15dBの可変幅を持つため、多彩な音作りが可能です。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – xotic BB Preamp (動画)
Andy Timmons – BB Preamp – Mesa Boogie Lone Star:
TS系オーバードライブとして人気のBBプリアンプ。チューブスクリーマーはともすれば中域以外が削られたスカスカなサウンドになってしまいがちですが、このBB Preamp にはトレブル、ベースつまみにより様々なジャンルに対応したサウンドを作ることが出来ます。
※低域と高域をカット(Treble、Bassを10時程度)するとチューブスクリーマーとほぼ同じサウンドになります。
チューブスクリーマー(TS808やTS9)やBOSSのSD-1に物足りなさを感じる方は検討してみてください。
SUHR Shiba Drive
Shiba Drive は、スムーズなサウンドのオーバードライブペダルで、同時にファットなリズムトーンと、温かみのあるリードトーンを持ち合わせています。
※新しくなったShiba Drive は、Shiba Reloadedのサーキットと同一の回路と音色です(オリジナルの Shiba 回路は廃止されています)。
アンプのようなスムーズなパフォーマンス:
Shiba Drive は、シングルコイルとハムバッキング両方のピックアップでも同じように機能するように設計されており、真空管アンプのオーバードライブ チャンネルのように、演奏のあらゆるニュアンスにダイナミックに反応します。
ギターのボリュームの追従性もよく、ノブを軽く回すだけで、プッシュされたクリーンな音からクラシックロックスタイルの音まで簡単に変化させることができます。
3つのモード:
Shiba Drive は、Smoothスイッチにより、3つの異なるモードを切り替えることができ、さまざまな音楽スタイルに対応します。
- 左:高音域を抑えたサウンドで、シングルコイルピックアップを使ったギターの音を、よりウォームにします。
- 中央:ナチュラルでオープンなサウンドが得られるモード。標準的なオーバードライブトーンです。
- 右:高音域がさらに大きくカットされ、厚みのあるリズムや、バイオリンのような滑らかなリードトーンに向いています。
動作電圧:
ACアダプターは4Vから18Vまで対応しており、好みに応じて電源を変更できます(通常使用は9V)。
バッテリーモニター:
Shiba Drive には、バッテリー残量が少なくなるとユーザーに警告する独自のバッテリーモニターが組み込まれています。さらに、バッテリー電圧が低くなると、バッテリーモニターが自動的にペダルをトゥルーバイパスに切り替えます。
FX Link:
Shiba Drive にはFX Linkが搭載されています。FX Linkは、FXリンク コネクタを使用することで、ペダルのスイッチングを外部スイッチ、ペダル ボード、ループ スイッチャー、またはその他のカスタム インターフェイスから制御できます。
Shiba Drive Reloaded Mini:
小型でFX LINK機能を省略した ミニサイズの Shiba DriveMiniもラインナップされています(Shiba DriveMiniのスイッチは2モードでハイカットスイッチになります)。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – SUHR Shiba Drive (動画)
SUHR SHIBA DRIVE:
チューブスクリーマー系
チューブスクリーマーとは、IBANEZのオーバードライブのモデル名ですが、チューブアンプのボリュームを上げることでしか得られない柔らかな歪みを再現したオーバードライブです。
特徴は、ギターにとって最も美味しいとされるミッドレンジ(1~3kHzあたり)が強調されている点で、特にチューブアンプにプラスすることで、アンプのナチュラルなトーンに暖かさとヌケの良さを加えることが出来ます。
IBANEZ TS808
Ibanez TS808は、初代TUBE SCREAMERを忠実に復刻(リイシュー)した伝説的なオーバードライブペダルです。
後のTS9やTS9DXなどの後継モデルと比較して、より中音域に焦点を当てたまろやかな歪みが特徴で、TS808は、そのクラシックなトーンとミッドレンジのプッシュにより、リードサウンドを引き立てるのに最適です。
チューブスクリーマーはスティーヴィー・レイ・ヴォーンが愛用したペダルとして有名です。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – TS808 (動画)
Ibanez TS808 Reissue vs TS808HW Handwired:
TS808とハンドワイヤードで組み上げたTS808HWとの比較動画です。
どちらが好みですか?
IBANEZ TS9
TS9は、チューブスクリーマー TS808の後継機種である、二代目チューブスクリーマーのリイシューモデルです。
スイッチが通称”キャラメルスイッチ”から大型のものに変更されるなど、初代TUBE SCREAMERのサウンドを継承しながらも、いくつかの改良が施されています。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – TS9 (動画)
Ibanez TS-9 Tube Screamer:
TS系の中では一番扱いやすいと思います。
MAXON OD9
MAXONのチューブスクリーマーOD9は、初期オリジナルモデルと同じオペアンプIC JRC4558Dを採用し、回路定数で入力レベルに応じてスムーズに変化するナチュラルなドライブサウンドを作りだします。
TBS(トゥルーバイパススイッチング)の採用で、バイパス時に信号が電子回路を一切通らず、直接つないだ時に限りなく近いバイパス信号をアンプに送ります。
※Ibanezのチューブスクリーマーはバッファー回路を通る”バッファードバイパス”です。
視認性の良いLEDはエフェクトのON/OFFと、バッテリーコンディションも兼ねています。
OD9の伝統を受け継ぎながら、BOOST/NORMAL切り替えスイッチを新たに搭載した OD9Pro+ もラインナップされています。
OD9Pro+:
OD9Pro+は、OD9の伝統を受け継ぎながら、BOOST/NORMAL切り替えスイッチを新たに搭載したモデルです。
- NORMALモード:
OD9特有の太くナチュラルなオーバードライブサウンドを更にパワーアップさせたモード。 - BOOSTモード:
中音域をブーストさせることにより、音やせ感のない滑らかで音抜けのよいモード。
OD9Pro+は、電源部にDC-DCコンバータ回路を搭載し動作電圧を18V(±9V)に昇圧します。
また内部に動作電圧切替スイッチを装備し9V(±4.5V)で動作させることも可能です。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – MAXSON OD9 (動画)
Tube Screamer shootout: Maxon OD808 & OD-9 versus a vintage Ibanez TS9:
ヴィンテージのチューブスクリーマーTS9と、Maxon OD808、OD9の比較動画です。
現行MAXONでも十分使えますね👍
JHS Pedals Bonsai, 9-way Screamer
The Bonsai, 9-way Screamerは、クラシックなチューブスクリーマーのさまざまなバリエーションを1台にまとめたペダルです。
- OD1:
1977年にリリースされた BOSS OD-1 をベースにしたサウンド - 808:
1979年にリリースされた TS-808 をベースにしたサウンド - TS9:
1982年にリリースされた TS-9 をベースにしたサウンド - MSL:
TS系回路をベースによりメタル的なサウンドにしたモード - TS10:
80年代後半にリリースされた TS-10 をベースに - XR:
Exar(エクサー) OD-1 をベースにしたサウンド - TS7:
TS-7 の Hotモード時のサウンドをベースにしています - K:
Keeley モディファイの Ibanez TS-9 Mod をベースに - JHS:
JHS からリリースしている Ibanez TS-9 Strong Mod モード
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – JHS Pedals Bonsai (動画)
JHS The Bonsai:
究極のチューブスクリーマー系オーバードライブ。歴代チューブスクリーマーの特徴を見事に捉えていますね。
これは素晴らしい。
JHS Pedals 3 Series SCREAMER
シンプル操作とコスパに優れた”3 Series”オーバードライブ。
3 Series Overdriveは、ブースター用途からローゲイン、ミディアムゲインオーバードライブまで出力可能。
Volume、Body(Tone)、Driveに加えGainスイッチを搭載。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – JHS Pedals 3 Series Overdrive (動画)
JHS Pedals 3 Series Overdrive:
低域の削れ方がチューブスクリーマーですね👍9種のチューブスクリーマーサウンドが楽しめるBonsaiと迷うところですが、価格で選ぶならこのScreamerです!
Volume、Tone、Driveのシンプルなコントロールに加え、クリッピングを選択できるスイッチが搭載されています。
Pedal Pawn BLUESPRINT
Pedal Pawn BLUESPRINTは、TSとBBという人気のオーバードライブを1台に組み込んだ、デュアルオーバードライブペダルです。
Side1:
Side1は、スティーヴィー・レイ・ヴォーンがエル・モカンボで使用したといわれる伝説の1983年製のチューブスクリーマーを再現したモード。
Side2:
Side2は、Marshall BLUESBREAKERのサウンドを再現したモード。
Side1とSide2の同時使用も可能:
Pedal Pawn BLUESPRINTは、個別で使うことも出来ますが、Side1とSide2を同時に使用することで、無限大とも思える音色のオプションから独自のオーバードライブトーンを作ることができます。
オーダー切り替えスイッチ:
BLUESPRINT内部には2つのスイッチがあり、両方を下側(デフォルト)でSide1→Side2、両方を上側でSide2→Side1と信号の流れを切り替えることが可能です。
※必ず両方を下または上に設定してお使いください。
トゥルーバイパス:
電池はお使いになれません:
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – Pedal Pawn BLUESPRINT (動画)
Pedal Pawn – Bluesprint | Demo – Sean Mann:
元のアンプサウンドが素晴らしいというのが大前提ですが、これは久しぶりに欲しいと思うオーバードライブです。
Side1はややダーティーなまさにTS系と言ったサウンドで、Side2はアンプライクなこれまた素敵なオーバードライブです。
▼このジャンルのオーバードライブに興味を持たれた方はこちらでも詳しく紹介しています。
マーシャル系
ロック創世記から多くのギタリストに愛されてきた、マーシャルアンプサウンドが出せる、マーシャル系オーバードライブ。
MARSHALL BLUESBREAKER
BLUESBREAKERは、同じマーシャル系サウンドでも最初期のJTM45:1962 Bluesbreaker Comboサウンドを再現したペダルです。
1959/1987のサウンドを再現したエッジの効いたTHE GUV‘NORと比較するとウォームなオーバードライブサウンドが特徴です。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – Marshall BluesBreaker (動画)
Marshall The Guv’nor / Drivemaster / Bluesbreaker / Shredmaster:
その他のペダルはこちらでも紹介しています。
ELECTRO-HARMONIX SPRUCE GOOSE
SPRUCE GOOSEは、マーシャル Bluesbreakerスタイルのオーバードライブです。
LIFTスイッチ:
コントロールは、Volume、Gain、Bass、Trebleの4つのコントロールに加え、中央にLIFTスイッチを搭載。
LIFTスイッチは、オーバードライブ回路へ到達する前に入力された信号を引き上げ、チューブアンプが飽和したような(サチュレーション)効果を加えるためのスイッチで、下側はゲイン0、中央は9dBのゲインアップ、上側は21dBのゲインアップとなっています。
LIFTスイッチを使用することで、シングルコイルなど低出力のピックアップであっても最適なドライブサウンドを得ることができます。
モーメンタリー対応のフットスイッチ:
SPRUCE GOOSEは、エフェクトOFF時に音に影響を与えないトゥルーバイパスを採用しています。
また、フットスイッチを0.5秒間以上長押しすることで、モーメンタリー機能も使用できます。
モーメンタリーとは、踏んでいいる間だけエフェクトをONにする機能です(モーメンタリーアクションは無効にすることもできます)。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – ELECTRO HARMONIX SPRUCE GOOSE (動画)
Electro-Harmonix SPRUCE GOOSE Overdrive:
動画を見ていただければ分かると思いますが、同じマーシャル系オーバードライブでもディストーションというよりは、柔らかでアンプライクなオーバードライブ的なサウンドを持ったペダルだということがわかります。
特に 3分34秒からのクリーンにややダーティーな歪みを加えたジャズトーンは極上です、ジャズギタリストにもおすすめです💕
TC ELECTRONIC JIMS 45 Preamp
Ampworx HI-GAIN Series:
ヴィンテージサウンドのAmpworx Vintage Seriesに続き、ハイゲインアンプを再現したAmpworx HI-GAIN Seriesが発売されました。
JIMS 800 PREAMPは名称からも分かるように、1980年代以降のマーシャルアンプの主力となるJCM800のサウンドを再現したデュアルチャンネルプリアンプペダルです。
フットスイッチモード:
AMPWORXは、デュアルチャンネルモードとバイパスモードの2種類のフットスイッチモードが備わっており、用途に応じてCHANNELフットスイッチの機能を変更することができます。
両方のフットスイッチを同時に押すことで、フットスイッチモードが切り替わります。
- デュアルチャンネルモード:
デュアルチャンネルモードでは、AMPWORXペダルは常にONの状態になっていて、CHANNELスイッチを踏むたびにGREEN/RED 2つのアンプチャンネルを切り替えることができます。
- バイパスモード:
バイパスモードは、CHANNELスイッチでペダルのON/OFFを行うモードで、GREEN/REDのチャンネルはデュアルチャンネルモードで最後に選択したチャンネルが適用されます。
- GREENチャンネル:
Marshall JCM 800の"Low" inputサウンドがベースになっています。 - REDチャンネル:
REDチャンネル – Marshall JCM 800*の"High" inputサウンドがベースになっています。
主な特長:
- カスタムショップによって改造されたMarshall JCM800*のサウンドを完全に再現しています。
- リアルなサウンドとディティールを提供する革新的なTC AMPWORXモデリングテクノロジー。
- オリジナルユニットのLow inputおよびHigh inputのそれぞれをベースにした2チャンネルを切り替え可能。
- PRE/POST切り替えが可能なブーストを搭載。
- Celestion公式 4 x 12” G12-65 IRキャビネットシミュレータを搭載。
- 自宅での練習に最適なヘッドフォンアウト(サイドパネル)。
- ホームレコーディングに使用可能なDIアウトプット搭載。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – TC Electronic JIMS 800 PREAMP (動画)
TC Electronic JIMS 800 PREAMP:
現在のモダンなアンプほど歪みませんが、JCM800はクランチサウンドが素晴らしいアンプです。
これに BOSSのSD-1でブーストしてあげると、1980年代のHR/HMサウンドが再現できると思います👍
Universal Audio UAFX Lion ’68 Super Lead Amp
UAFX Lion ’68 Super Lead Ampは、マーシャルのプレキシアンプの象徴的なトーンを再現したギターエフェクトペダルです。
このペダルは、ジミ・ヘンドリックスやヴァン・ヘイレン、レッド・ツェッペリン、AC/DC など、多くの有名なギタリストが愛用した1968年のマーシャル Super Lead Amp(100w)のサウンドを忠実にエミュレートすることができます。
3つの伝説的なプレキシサウンド:
’68 Super Lead Ampペダルは、"Super Lead"、"Super Bass"、"Brown" の3つのプレキシサウンドを選択できます。
OX | Amp Top Boxから移植されたスピーカーキャビネットとマイクのエミュレーション:
UAFX Lion ’68 Super Lead Ampには、人気のUniversal Audioの OX | Amp Top Boxから生まれたキャビネット、マイク、ルーム・トーンを内蔵しています。
※キャビネット/マイク・エミュレーションをバイパスすることでエフェクターとしても使用可能です。
アンプモッドとスピーカーキャビネットの追加ダウンロード:
無償で追加のスピーカーキャビネットとマイクモデルをダウンロードできます。
Trebleブーストノブ:
Trebleの共用のBoostノブには、Maestro EP-III プリアンプ、Boss GE-10 10 バンド EQ などの人気のブースターをプラスすることも可能です。
ALTスイッチ:
中央のスイッチを「ALT」にするとセカンダリーモードになり、「ROOM」「PRESENCE」「BOOST」が有効になります。
ステレオ入出力:
UAFX Lion ’68 Super Lead Ampは、ステレオ入出力と、USB、Bluetooth v5(2.4 GHz 帯域)も備えています。
モバイルアプリ UAFX Control:
このモバイルアプリを使用して、フットスイッチのカスタマイズ、ノイズゲートの設定、プリセットの呼び出しと保存、追加機能のアンロック、プリセットのダウンロードなどが行えます。
注意:
ACアダプターは一般的なセンターマイナスの9Vアダプターと同サイズですが、400mAの電流を必要としますので注意が必要です(400mAの電流を供給できない場合、ペダルが正しく動作しないことがあります。)
メーカー純正品は別売りのPSU-GP1-WWになります。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – Universal Audio UAFX Lion 68 Super Lead Amp (動画)
UAFX Lion ’68 Super Lead Amp feat. 和嶋慎治(人間椅子):
マーシャルのプレキシというと、クランチにセットした時のピッキングの”カリッ”とした音が素晴らしいと感じるのですが、このUAFX Lion ’68 Super Lead Ampでも見事に再現されているように思います💕
ギター側のボリュームを絞った時のクランチも良いですね👍
XOTIC SL DRIVE
Xotic SL Driveは、往年のロックギタリストが愛用したマーシャルの1959 Super Lead(SL)アンプのサウンドをベースに開発されたオーバードライブです。
内蔵ディップスイッチ:
ペダル内部には、ディップスイッチが組み込まれており、ハイゲインでブライトなSuper Leadと、太くウォームなSuper Bassの切り替え、さらにミッドレンジのブースト/カットなどのトーン設定が可能です。
トゥルーバイパス
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – Xotic SL Drive (動画)
Xotic Effects SL Drive(ストラトキャスター):
Xotic Effects SL Drive LP(レスポール):
▼このジャンルのオーバードライブに興味を持たれた方はこちらでも詳しく紹介しています。
トランスペアレント系
透明感のある癖のないアンプライクなサウンドが人気のトランスペアレント系オーバードライブ。お気に入りのアンプサウンドをプッシュしたい方におすすめのオーバードライブです。
MXR CSP027 TIMMY OVER DRIVE
MXR CSP027 TIMMY OVER DRIVEは、透明なという意味のトランスペアレント系オーバードライブペダルで、Paul CochraneのTimmy OverdriveのMXRバージョンです。
本家同様に、クリッピングスタイルを変更できる3つのモードスイッチが搭載されています。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – MXR Timmy (動画)
MXR Timmy Overdrive | Reverb Tone Report:
本家 Timmy Overdriveとの比較動画です。本家とほぼ同じサウンドです👍
ELECTRO-HARMONIX Crayon
Electro-Harmonix Crayon(クレヨン)は、幅広い周波数レンジをカバーするトランスペアレント系のオーバードライブペダルです。
周波数レンジの広さ:
Crayonは、広い周波数レンジをカバーし、ミッドの効いたオーバードライブから、クリーンなブースターとしてまで使用することが出来ます。
独立したベースとトレブルコントロール:
ペダルには、ベースとトレブルを調整するための独立したコントロールが搭載されています。
アンプライクなサウンド:
Crayonは、透明感のあるアンプライクな幅広い音作りを実現し、粒立ったクランチからディストーションまで幅広いサウンドを出力します。
※絵柄の異なるものがありますが、中身は同じもののようです。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – ELECTRO HARMONIX Crayon (動画)
【日本語字幕版】Electro-Harmonix Crayon:
VOX FUEL INJECTOR
Valvenergy 2nd Series:
FUEL INJECTORは、新しい真空管”Nutube”を使用したオーガニックでアンプらしい歪みが特徴オーバードライブです。
TS系をはじめとした多くのドライブペダルと比較しても圧倒的に倍音成分があり、真空管アンプのようなコンプ感が大きな特徴です。
2モードスイッチ:
- NATURAL:基本となるモード
- FAT:シングルコイルピックアップと組み合わせると、より厚みのあるトーンが得られます。
※Valvenergy 2nd Seriesにプリアンプ出力、キャビネットシミュレーターは搭載されていません。
詳細を見る
サウンドハウスで見る
イシバシ楽器で見る
posted with カエレバ
YouTube – VOX FUEL INJECTOR (動画)
VOX Valvenergy Fuel Injector Pedal Overview:
▼このジャンルのオーバードライブに興味を持たれた方はこちらでも詳しく紹介しています。
ケンタウルス系
アンプライクなクランチサウンドから、きめ細やかなオーバードライブ・サウンドまで出せる、オーバードライブの最高峰と称されるケンタウルス系オーバードライブ。
CERIATONE Centura Matte
CERIATONEのCentura Matteは、伝説のオーバードライブペダルであるKlon Centaur(ケンタウル)のクローンペダルです。
オリジナルのKlon Centaurは、現在では高価なコレクターズアイテムとなっており、多くのギタリストがその特有のサウンドを求めています。
その中でも CERIATONEのCentura Matteは最も高い評価を受けているクローンペダルです。
カラーオプション:
Centura Matteは、ゴールド、シルバー、ブラック、絵入り、絵なしのさまざまなカラーがラインナップされています。
バッファードバイパス仕様:
このペダルは、オリジナル同様のバッファードバイパス仕様で、エフェクトをオフにしたときのシグナル劣化を最小限に抑えます。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – Ceriatone Centura Matte (動画)
Ceriatone Centura Professional Overdrive Demo:
ELECTRO-HARMONIX Soul Food
Electro-Harmonix Soul Foodは、伝説的なKlon Centaur(ケンタウルス)オーバードライブペダルのサウンドをリーズナブルな価格で再現したエフェクトペダルです。
Klon Centaurは高価なコレクターズアイテムとなっており、多くのギタリストがそのトーンを求める一方で、Soul Foodはその特有のサウンドを手頃な価格で得ることが出来ます。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – ELECTRO HARMONIX Soul Food (動画)
Klon Centaur VS Electro Harmonix Soul Food (comparison):
VEMURAM Jan Ray
VEMURAM Jan Ray(ジャン・レイ)は、1960年代のFenderアンプ(Black Face期)の、俗に言われる(アンプのつまみを全て6にした)「マジック6」のトーンを再現したドライブペダルです。
トーンコントロールは、Treble(トレブル)とBass(ベース)のノブに加えて、サイドに設置されたサチュレーション・トリマーを使用することで、歪みのハリやレンジ感を細かく調整することが出来ます。
マイケル・ランドウが愛用していることでも有名なペダルです。
詳細を見る
posted with カエレバ
YouTube – Vemuram Jan Ray (動画)
Vemuram Jan Ray Sound Demo (no talking):
▼このジャンルのオーバードライブに興味を持たれた方はこちらでも詳しく紹介しています。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません