レビュー~XOTIC BBP-COMPは3つのモードを持つTS系オーバードライブ

歴代BBの音が出せるXOTIC BBP-COMP レビュー。BBP-COMPは、現行のBB Preampをはじめ初期のBB Preampなど3つのモードを持つお得なオーバードライブです。
手持ちのIbanez TS10とのサウンド比較もしています。
XOTIC BBP-COMP / BB Preampとは
XOTIC BBP-COMPとは、ノーマル、コンプ、コンプオフと、3つモードを持つオーバードライブペダルです。
中央にあるコンプモードスイッチを切り替えることで歴代BBのサウンド及び、BBの特徴でもあるコンプ感をカットするモードを備えた新しいBB Preampです。
- スイッチ上(ノーマル);
シリアル3643番以降の現行BB Preampの音色 - スイッチ中(コンプ・オフ);
コンプ感をカットしたストレートなサウンド - スイッチ下(コンプ・オン);
シリアル3643番以前のBB及び、BBP-AT(アンディー・ティモンズ・モデル)と同じコンプ感の強いサウンドを再現
BB Preampとは、アタック感は損なわず、チューブアンプをドライブさせたかのような適度なコンプレッション感が人気のペダルです。
BB Preampは私も所有していますが、トーン(Treble、Bass)を絞ればチューブスクリーマー系のサウンド、トーンを上げればギャリっとしたマーシャル風のサウンドも出せる非常に良く出来た使えるオーバードライブペダルです。
しかしコンプモードの説明にもあるように、私のBBプリアンプはシリアル2000番台の初期モデルで、チューブスクリーマー風の音を出すには最高のペダルですが、トーンを上げてマーシャルっぽいディストーション的歪みが欲しいときにはコンプ感が強いためにやや音に”もたつき”があります。
で、この3つのコンプモードを搭載したBBP-COMPです。
XOTIC BBP-COMP 音付きレビュー
実際に弾いてみるとBBオリジナル以上に良くできたペダルだと思いました。まずは初期型BB Preampのサウンドが出るというCOMPモードから。
コンプモード;
手持ちのBB Preamp(コンプ感のあるシリアル3643番以前のモデル)との比較ですが、モードをコンプ・オンにして、同じ設定で弾いてみたところほとんど変わらないサウンド。
TS系(チューブスクリーマー)に最も近い歪みで、しかも2バンドなので本家よりも使いやすくおすすめです>もうBBのシリアルを気にせずこれを購入すれば解決です!
クリーン/クランチ程度のアンプに足して、ブルージーに決めたい時におすすめのモードです。
ノーマル・モード;
手持ちのBB Preampと比較してもかなりカチッとしたヌケの良いトランスペアレントなサウンドに仕上がっています。同じ設定で弾くとコンプモードよりも若干音量がUPします。
3モードのなかでは一番使いやすく、歪んだアンプにプラスしても音が変わらないのでゲインブースターとしても最適だと思います。
TrebleとBassを上げ気味にセットアップすればマーシャル風の歪みも得られます。チューブスクリーマーでこの音は出せませんのでお得ですね。
コンプオフ・モード;
同じ設定で弾くとめちゃくちゃ音がデカくなります。ゲインを上げてもあまり歪みませんし音も膨らみませんがコンプ感がないので、アンプの歪みにも音も近いかなと思います。
歪んだアンプにプラスする音質補正用のプリアンプ/ブースター的に使うのもおすすめです。
録音してみました
■録音環境;
アンプ;Cornell-Romany Plus
マイク;SHURE SM57
ギター;Fender J ST62(ストラトキャスター)
自宅でアンプの前にマイクを立てて録ってみました。
小音量のため強めに弾いたのですが、音量の差がうまく表現出来なくてちょっと残念😟
BBP-COMP 3モードの音量比較;
COMP → NORMAL→ COMP/OFF
実際の音量はもっと違います。演奏中に切り替えるものでもないですから特に問題無いです。
BBP-COMP クリーンブースト;
アンプのクリーン → BBP-COMP
Vol Max、Gain 0、Treble Max、Bass Max
Cornell-Romany Plusのクリーンと、BBP-COMPのゲインを絞ったクリーンブーストの音。ゲインを絞った状態では3つモードで音の違いはありあせん。小さな音なのでトーンは全開で録ってみましたがマーシャルっぽい雰囲気も出ていますね。
歪の比較 (3モード);
リズム;
単音;
アンプのクリーン → COMP → NORMA L→ COMP/OFF
Vol 11時、Gain 10時、Treble 2時、Bass 2時
高音域の違いが分かるでしょうか?実際はCOMP/OFFの音はもっと大きくハリのある音なのですが小音量の限界かうまく録れていません😟
BB Preampと、BBP-COMP(コンプモード)の比較;
BB → BBP-COMP
Vol 11時、Gain 11時、Treble 12時、Bass 12時
初期モデルのBBとBBP-COMPの比較です。全く同じサウンドです。
Ibanez TS10と、BBP-COMP(コンプモード);
TS10 → BBP-COMP
Ibanez TS10
Vol 12時、Gain 12時、Tone 12時
BBP-COMP(コンプオンモード)
Vol 11時半、Gain 11時半、Treble 9時半、Bass 9時半
お気に入りのチューブスクリーマー(TS10)との比較です。BBでチューブスクリーマーサウンドを出すには、トレブル/ベースを下げ目にセットアップするのがコツです。
まとめ:3モード搭載の XOTIC / BBP-COMP は使える
私のBB Preampはコンプ感が強く、クリーン/クランチ程度のアンプとは相性が良くてとても素晴らしいのですが、歪んだアンプに使うと、しつこい音になってしまっていたのですが、ノーマルモードのある BBP-COMP は非常に良いと思いました。
同じXOTICとの比較では、フェンダー系のツイードアンプ思わせるサウンドの「AC Booster」とチューブスクリーマーライクな「BB Preamp」と3つのモードを持つ「BBP-COMP」があれば歪み系はほぼ完結と言って良いと思います!
さらに新たに発売された、XOTIC VOLTAGE DOUBLER XVD-1👇で昇圧してあげるとさらに使えるアンプライクなペダルになると思われます。
Voltage Doubler
Voltage Doublerは、エフェクターの電源電圧を9Vから15Vまたは18Vに昇圧するためのキットです。側面のスイッチで15Vと18Vを簡単に切り替えることが可能です。
電圧を昇圧することで、ヘッドルームが広がり、アンプライクなダイナミクスと豊かな音質を実現します。また、明るく元気なサウンドを引き出すことができるため、エフェクターのポテンシャルを最大限に活かすことができます。
対応ペダル:
15V推奨
AC Booster, RC Booster, BB Preamp, BBP-COMP, BBP-MB, Bass BB Preamp, Bass RC Booster
15-18V推奨:
EP Booster, SL Drive, SP Compressor, AC Plus, BB Plus, AC-COMP
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Xotic EP Booster, SL Drive, SP Compressor, & Voltage Doubler:

BBP-COMP
BBP-COMPは、人気のBB Preampに3つのモードを搭載したオーバードライブです。BB Preampのシリアルを気にして中古を購入する必要がなくなりました。
チューブスクリーマーの音が好きな方、マーシャルっぽい音が好きな方にもおすすめできます。
※残念ながら生産中止になったようです、買うなら今のうち!
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YouTube – xotic XOTIC BBP-COMP (動画)
Xotic Effects BB Preamp Comp Overdrive:
BB Preamp
現行モデルはコンプ感のやや少ない、BBP-COMPでいうノーマルチャンネルのサウンドです。
ペダルデザインが新しくなりました。
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YouTube – xotic BB Preamp (動画)
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