XOTIC BBP-COMPの3つのコンプモード

レビュー~XOTIC BBP-COMPは3つのモードを持つTS系オーバードライブ

2018年10月30日

歴代BBの音が出せるXOTIC BBP-COMP レビュー。

BBP-COMP には現行のBB PREAMPから初期のBB及など3種類の音を出すことが出来るお得なオーバードライブ。

トーンを絞ればチューブスクリーマー系サウンドも出すことが出来ます。

Ibanez TS10とのサウンド比較も。

3モードオーバードライブXOTIC / BBP-COMP


XOTIC BBP-COMP / BB-Preampとは

XOTIC BBP-COMPとは、ノーマル、コンプ、コンプオフと、3つモードを持つオーバードライブペダル。

XOTIC BBP-COMPの3つのコンプモード

中央にあるコンプモードスイッチを切り替えることで歴代BBのサウンド及び、BBの特徴でもあるコンプ感をカットするモードを備えた新しいBB-Preampです。

  • スイッチ上(ノーマル);
    シリアル3643番以降の現行BB-Preampの音色
  • スイッチ中(コンプ・オフ);
    コンプ感をカットしたストレートなサウンド
  • スイッチ下(コンプ・オン);
    シリアル3643番以前のBB及び、BBP-AT(アンディー・ティモンズ・モデル)と同じコンプ感の強いサウンドを再現

BB-Preampとは、アタック感は損なわず、チューブアンプをドライブさせたかのような適度なコンプレッション感が人気のペダルです。

レビュー~XOTIC BBP-COMPは3つのモードを持つTS系オーバードライブ

BB-Preampは私も所有していますが、トーン(Treble、Bass)を絞ればチューブスクリーマー系のサウンド、トーンを上げればギャリっとしたマーシャル風のサウンドも出せる非常に良く出来た使えるオーバードライブペダルです。

 

しかしコンプモードの説明にもあるように、私のBBプリアンプはシリアル2000番台の初期モデルで、チューブスクリーマー風の音を出すには最高のペダルですが、トーンを上げてマーシャルっぽいディストーション的歪みが欲しいときにはコンプ感が強いためにやや音にもたつきがあります。

コンプ感の強い初期型BB-Preamp

で、この3つのコンプモードを搭載したBBP-COMPです。

 

XOTIC BBP-COMP 音付きレビュー

実際に弾いてみるとBBオリジナル以上に良くできたペダルだと思いました。

まずは初期型BB-Preampのサウンドが出るというCOMPモードから。

 

コンプモード
手持ちのBB-Preamp(コンプ感のあるシリアル3643番以前のモデル)との比較ですが、モードをコンプ・オンにして、同じ設定で弾いてみたところほとんど変わらないサウンド。

 

TS系(チューブスクリーマー)に最も近い歪みで、しかも2バンドのトーン回路を持っているので本家よりも使いやすくおすすめです>もうBBのシリアルを気にせずこれを購入すれば解決です!

 

クリーン/クランチ程度のアンプに足して、ブルージーに決めたい時におすすめのモードです。

BBP-COMP内部

ノーマル・モード
手持ちのBB-Preampと比較してもかなりカチッとしたヌケの良いサウンドに仕上がっています。

同じ設定で弾くとコンプモードよりも若干音量がUPします。

 

3モードのなかでは一番使いやすく、歪んだアンプにプラスしても音が濁らず、ゲインブースターとしても最適だと思います。

 

TrebleとBassを上げ気味にセットアップすればマーシャルチックな歪みも得られます。

チューブスクリーマーでこの音は出せませんのでお得ですね。

 

コンプオフ・モード
同じ設定で弾くとめちゃくちゃ音がデカくなります。

ゲインを上げてもあまり歪みませんし音も膨らみませんのがコンプ感がないぶん、マーシャルライクな歪みが得られます。

歪んだアンプにプラスする音質補正用のプリアンプ/ブースター的に使うのもおすすめです。

 

録音してみました

■録音環境;
アンプ;Cornell-Romany Plus
マイク;SHURE SM57
ギター;Fender J ST62(ストラトキャスター)

自宅でアンプの前にマイクを立てて録ってみました。

小音量のため強めに弾いたのですが、音量の差がうまく表現出来なくてちょっと残念😟

BBP-COMP 3モードの音量比較

COMP → NORMAL→ COMP/OFF

実際の音量はもっと違います。演奏中に切り替えるものでもないですから特に問題無いです。


BBP-COMP クリーンブースト

アンプのクリーン → BBP-COMP
Vol Max、Gain 0、Treble Max、Bass Max

Cornell-Romany Plusのクリーンと、BBP-COMPのゲインを絞ったクリーンブーストの音。ゲインを絞った状態では3つモードで音の違いはありあせん。小さな音なのでトーンは全開で録ってみましたがマーシャルっぽい雰囲気も出ていますね。


歪の比較 (3モード)

リズム;

単音;

アンプのクリーン → COMP → NORMA L→ COMP/OFF
Vol 11時、Gain 10時、Treble 2時、Bass 2時

高音域の違いが分かるでしょうか?実際はCOMP/OFFの音はもっと大きくハリのある音なのですが小音量の限界かうまく録れていません😟


BB-Preampと、BBP-COMP(コンプモード)の比較

BB → BBP-COMP
Vol 11時、Gain 11時、Treble 12時、Bass 12時

初期モデルのBBとBBP-COMPの比較です。全く同じサウンドです。


Ibanez TS10と、BBP-COMP(コンプモード)

TS10 → BBP-COMP
Ibanez TS10
Vol 12時、Gain 12時、Tone 12時
BBP-COMP(コンプオンモード)
Vol 11時半、Gain 11時半、Treble 9時半、Bass 9時半

お気に入りのチューブスクリーマー(TS10)との比較です。BBでチューブスクリーマーサウンドを出すには、トレブル/ベースを下げ目にセットアップするのがコツです。

 

まとめ:3モード搭載の XOTIC / BBP-COMP は使える

3モード搭載の XOTIC / BBP-COMP は使える

私のもっている初期型BB-Preampはコンプ感が強く、クリーン/クランチ程度のアンプとは相性が良くてとても素晴らしいのですが、歪んだアンプに使うと、しつこい音になってしまっていたのですが、ノーマルモードのある BBP-COMP は非常に良いと思いました。

 

さらに新たに発売された、XOTIC VOLTAGE DOUBLER XVD-1👇で昇圧してあげるとさらに使えるアンプライクなペダルになると思われます。

 

Voltage Doubler

XOTIC Voltage Doubler

XOTIC ( エキゾチック ) のエフェクターを9Vから15~18Vに昇圧することで音を元気にする(ダイナミクスのあるアンプライクな音質を得ることが出来ます)Voltage Doubler。

対応ペダル
15V推奨
AC Booster, RC Booster, BB Preamp, BBP-COMP, BBP-MB, Bass BB Preamp, Bass RC Booster

15-18V推奨
EP Booster, SL Drive, SP Compressor, AC Plus, BB Plus, AC-COMP

 

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BBP-COMP

XOTIC BBP-COMP

人気のBB-Preampに3段階のコンプレッションモードを追加したBBPコンプ。

BB-Preampのシリアルを気にして中古を購入する必要がなくなりました。

チューブスクリーマーの音が好きな方、マーシャルっぽい音が好きな方にもおすすめできます。

※残念ながら生産中止になったようです、買うなら今のうち!

 

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 YouTube – xotic XOTIC BBP-COMP (動画)


BB-Preamp

Xotic BB Preamp

現行モデルはコンプ感のやや少ない、BBP-COMPでいうノーマルチャンネルのサウンドです。

こちらもおすすめ。

ペダルデザインが新しくなりました。

 

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