ディストーションの定番!BOSS DS-1レビュー

癖がなく万能なディストーションをお探しならBOSSのDS-1です。
BOSS DS-1とは
BOSS DS-1とはBOSSが1978年に発売したディストーションで、1977年に発売されたOD-1(後のSD-1)と共に、初期から現在に至るまで非常に人気のあるペダルです。
オーバードライブは真空管アンプのボリュームを少し上げたときのような、やや飽和したときに得られる柔らかな歪みが特徴ですが、ディストーションはそのボリュームを全開近くまで上げたファズの一歩手前のような歪みが特徴のペダルですが、BOSS DS-1はそんなディストーションの中でも、レンジの広いマーシャルなどのスタックアンプのようなサウンドを持つペダルになります。
BOSS DS-1のサウンド
それではBOSS DS-1のサウンドを聴いてみましょう。
BOSS DS-1 Distortion Pedal Demo by Pete Thorn – Sweetwater Sound:
BOSS DS-1は発売から40年以上経っていますが、クラシカルな歪みから現代でも十分使えるモダンな歪みまで対応するサウンドが素晴らしいですよね。
以下の動画はクラシック・ディストーションの代表的なモデルであるMXRのDistortion+やProcoのRATとの比較です。
MXR Distortion + vs Boss DS-1 vs Proco Rat II:
セッティングによってサウンドは変わりますが、Distortion+は明るくアメリカンなフェンダーのツイードアンプのボリュームを上げたときのようなサウンド、RAT 2はダークでファズフェイスやビッグマフのようなファズペダルに近いサウンド、DS-1はやはり低域の出方も含めてスタックアンプのボリュームを上げたときのようなサウンドです。
DS-1の歪みと使い方
BOSS DS-1というと、発売がかなり前なので歪みは弱いと思いきや、実はそんなことはなく、クリーンなアンプからでも非常によく歪み、高域から低域までレンジは広い方だと思います(逆にミッドレンジは少なめ)。
また、ブースターとしてもなかなか優秀で、クリーン~クランチ状態のアンプと組み合わせることで、キラキラした極上のディストーションサウンドを奏でてくれます。DIST0でLEVELを上げるだけでも意外と良い音するんですよ。
トーンの効きが良いのも特徴で、アンプを選ばず色々なサウンドが作れます。
BOSS DS-1の愛用者
BOSS DS-1は1970年代後半の発売ということで、1980年代以降の、HR/HM系ではゲイリー・ムーアやジョン・ノーラム(ヨーロッパ)、ジョー・サトリアーニ、スティーヴ・ヴァイ、オルタナ・グランジ系ではカート・コバーン(ニルバーナ)、デイブ・グロール(フー・ファイターズ)等の使用が有名です。


まとめ
BOSS DS-1は「○○アンプのサウンドを再現した」という今どきのAIAB系ペダル(Amp In A BOX)系ペダルとは違いますが、お気に入りのギターアンプにプラスすることで音圧のあるスタックアンプのようなサウンドを手軽に得ることができるペダルです。
また、DS-1はレンジの広いドンシャリサウンドなので、チューブスクリーマーやBOSSのSD-1のようなミッドにピークのあるペダルと組み合わせるのも良いと思います。
BOSS DS-1は価格も安いので是非一度試してみてください。スタックアンプのようなサウンドが好きな方はきっと気にいると思いますよ。
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オリジナルのDS-1サウンドのサウンドを再現したスタンダード(S)と、DS-1のディストーションサウンドにミッドレンジをプラスしたカスタム(C)の2つのモードを持つDS-1W 技 WAZA CRAFTも発売されました。
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YouTube – BOSS DS-1 (動画)
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