ファズ界の王道ファズフェイス系ファズまとめ
ジミ・ヘンドリックスの愛用で有名なファズ”FUZZ FACE”を、本家Jim Dunlopをはじめ、コピーモデル、ハイエンドなクローンまでおすすめをまとめて紹介します。
ファズフェイスとは
ファズフェイス(Fuzz Face)は、1960年代に登場したファズペダルで、ジミ・ヘンドリックスの愛用で一躍有名になりました。
コントロールはFUZZとVOLUMEのみの非常に単純な回路のエフェクターですが、そのサウンドは太くブーミーで実はあまり使えないエフェクターです。
しかしそれはアンプがクリーンの場合で、アンプを少しドライブさせるか、後ろにオーバドライブを繋いで軽く歪ませた状態でファズフェイスをONにすると、極上のファズトーンを得ることができます。
ボリュームの追従性
また、ファズフェイスはギターのボリュームの追従性が素晴らしく、ファズファイスを全開に近い設定でセットアップしておき、フルではブリブリのファズサウンド、ギターのボリュームを少し下げるとディストーション的歪み、さらに絞るとオーバドライブからキラキラした鈴鳴りと呼ばれるクリーンも得られるというとても魅力的なエフェクターです。
※鈴鳴りクリーンが出せるのは本物のトランジスタを使用したファズのみです。
▼ファズフェイス使用時にワウのかかりが悪くなったり(ピーピー発振してしまったり)、ギターのボリュームのコントロールがスムーズでなくなったりする場合はこちらをお読み下さい。
ゲルマニウムとシリコントランジスタ
ファズフェイスで使われているトランジスタ2つで、1960年代のファズフェイスに使用されたトランジスタはゲルマニウム。1970年代のファズフェイスに搭載されたトランジスタはシリコンになります。
ゲルマニウムトランジスタは、個体差があり、また、気温により動作が不安定になるという欠点がありますが、ゲルマニウムトランジスタのサウンドは、ローファイで柔らかな音がします。
シリコントランジスタは、ゲルマニウムよりも太い音が特徴で、また、耐熱温度も180℃(ゲルマニウムの耐熱は約80°C)と高く、壊れにくく安定したサウンドが得られるのが特徴です。
シリコントランジスタ(BC108)採用のJH-F1 Fuzz Face
ファズフェイスの動画
ファズフェイス関連で参考になる動画です。上の動画はギターのボリュームでどの程度音が変わるかの解説と、ゲルマニウムとシリコンの音の違いを聴くことができます。
以下の動画は日本語でヴィンテージ・ファズフェイスのサウンド解説をしてくれています。
ファズフェイス自体はVOLUMEとFUZZの2つのツマミのみですが、こちらで紹介しているモデルは、トーンコントロールの付いた音作りのしやすいモデルもありますので、ぜひお気に入りのファズファイスを探してみて下さい。
おすすめのファズフェイス系ファズはこちらから。
JIM DUNLOP
JH-F1
JH-F1は、ジミ・ヘンドリクスがバンドオブジプシー時代に愛用していた70年代のシリコントランジスタ採用のファズフェイスを再現したモデルです。
低域のブリブリ感と、ギターのボリュームを絞ったときの鈴鳴りサウンドは、まさにジミ・ヘン!歪みはギターのボリュームでコントロールするのがポイントです。
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YouTube – Dunlop JH-F1(動画)
JD-F2
JD-F2は、ジミ・ヘンドリクスやエリック・ジョンソンをはじめとした数多くのアーティストが使用しているオリジナルのファズフェイス「Dallas-Arbiter Fuzz Face」を忠実に再現したモデルです。
ゲルマニウムPNPトランジスターとビンテージ仕様の回路で製作することにより完全再現されています。
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YouTube – Dallas-Arbiter Fuzz Face (動画)
Germanium vs Silicon Fuzz Face Which Is Best? JDF2 or JHF1?:
Fuzz Face Mini
デカくてゴツいファズフェイスがミニサイズになって登場!!Fuzz Face Miniは全て、トゥルーバイパス、ステータスLED、電池交換が容易なバッテリーボックス、ACアダプターが使えるDC入力装備と小さいだけでなく、使いやすくなっているのがポイントです。
ラインナップ:
- FFM1 Fuzz Face Mini Silicon(青):
FFM1は1970年代のシリコントランジスタを使用したFuzz FaceのMINI版。ブライトでアグレッシブなサウンド。
- FFM2 Fuzz Face Mini Germanium(赤):
1968-69年代のゲルマニウムトランジスタを使用したFuzz FaceのMINI版。わずかにミスマッチな特性のトランジスタの組み合わせによるウォームなサウンドが特徴。
- FFM3 Fuzz Face Mini Hendrix(水色):
FFM3はJHF1 Hendrix Fuzz Faceと同じ回路を使用したFuzz FaceのMINI版。太くてスムースなFuzzサウンドが特徴。
- FFM4 JOE BONAMASSA FUZZ FACE MINI DISTORTION(黒):
Joe Bonamassaのハムバッカーギターにフィットするように設計されたファズフェイス。厳選したゲルマニウムトランジスタを使用。
- FFM6 Band of Gypsys Fuzz Face Mini(赤/白ノブ):
ジミ・ヘンドリックスの最も有名なライブパフォーマンスで聴ける攻撃的で噛みつくようなファズトーン再現したモデル。
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YouTube – JIM DUNLOP Fuzz Face Mini (動画)
Why Dunlop Mini Fuzz Faces Are Awesome:
JHMSシリーズ
JHMSシリーズはジミ・ヘンドリックスの顔がデザインされたミニサイズのペダルです。
歪み系が3機種とユニバイブ(コーラス/ビブラート)が1機種の計4種がラインナップされています。
JHMS1 FUZZ FACE DISTORTION:
ジミがキャリア初期に使用していたゲルマニウムトランジスタを搭載したファズフェイスと、後期に使用したシリコントランジスタ搭載のファズ・フェイスをスイッチで切替可能にしたファズです。
バッファード/トゥルーバイパス切替可能。
JHMS2 OCTAVIO FUZZ:
オリジナルのOCTAVIOの回路をアップデート。
ファズとアッパーオクターブは本体上部のスイッチで切替可能。ファズはシリコントランジスタを採用。
JHMS4 BAND OF GYPSYS FUZZ:
70年代のバンド・オブ・ジプシーズのアルバムで聴けるシリコントランジスタ搭載のファズ・フェイスを再現したモデル(トーンコントロールが付いてる点も見逃せません)。
JHMS3 UNI-VIBE CHORUS/VIBRATO:
ジミが愛用したユニバイブを再現したモデル。
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YouTube – Jim Dunlop JHMS (動画)
Dunlop Authentic Hendrix ’68 Shrine Series Mini Pedals | Fuzzes Univibe Octavio:
おすすめはゲルマニウムとシリコンの切り替えができるJHMS1 FUZZ FACE DISTORTIONですが、JHMS2はアッパーオクターブを切ることが出来ますし、JHMS4はファズフェイスにトーンが付いています、、、、
どれを買ったら良いのか迷いますが、小さく取り回しが良いのでこのシリーズで揃えてしまうのもありかも。
CATALINBREAD ファズ
STARCRASH 70
STARCRASH 70は、Catalinbread待望のファズフェイス系ファズ。
STARCRASH 70は、1970年代のシリコントランジスタ採用のファズフェイスをベースに作られていますが、現代のシーンにも使いやすくアレンジされています。
コントロール:
まず、STARCRASH 70には3つのノブがありますが、Fuzzノブ(ゲインノブ)はありません。なぜならファズフェイスはほとんどがギターの手元でコントロールできるため、Fuzzノブは不要という考えからです。
次に、“バッテリーシミュレーター”としても知られる便利なbiasコントロールが搭載されています。biasコントロールにより2番目のトランジスタの電圧を調整し、ディストーション風ファズからチリチリしたベルクロファズサウンドまで調整することができます。
low-cutコントロールは、ノブを回すと40hz~500Hzの低域をカットするコントロールです。
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YouTube – Catalinbread STARCRASH 70 (動画)
Catalinbread StarCrash Fuzz:
FREDRIC EFFECTS
DuoFace
Fredric EffectsのDuoFaceは、ファズフェイス系ファズペダルです。
中央のピンスイッチでゲルマニウムとシリコントランジスタを切替可能で、両側のツマミでバイアスの調整も可能です。
※バイアスとはトランジスタの動作電圧を調整するためのものです。この調整によってファズペダルの音質や反応が変化します。
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YouTube – Fredric Effects DuoFace (動画)
DUOFACE – The Dual Vintage fuzz pedal by Fredric effects- Silicon and Germanium fuzz in one pedal!:
FULLTONE
69 MKII
Fuzz Faceに望むサウンドといえば、ファットで音楽的であること。そして、ギターのボリュームを絞った際にヴィンテージのFenderアンプのようなクリーンサウンドを作り出せることでしょう。
69 MKIIは、ジミ・ヘンドリックスも愛用したゲルマニウムトランジスタ仕様のファズフェイスを現代に蘇らせるべく製作されました。
Volume、FUZZに加え、新たにINPUTコントロールとCONTOURコントロールを搭載することで、柔らかくチューブライクな歪みから、ファズディストーションと言えるローミッドにパンチの効いた荒々しいドライブサウンドまで多彩なサウンドメイクが可能になっています。
内部トリムによりクリップの対称性や倍音の調整を行うことも可能です。
電源:
9Vセンタープラス電源に対応していますので、誤ってセンターマイナスのアダプターを使用しないようご注意ください。
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YouTube – FULLTONE 69 MKII (動画)
Fulltone Fuzz 69 MkII , Mini’deja vibe and Clyde deluxe wah demo:
70 BC-108C
70 BC-108Cは、シリコントランジスタ搭載のファズフェイス系ファズです。
ミスマッチな2つのシリコントランジスタを意図的に使用することで、Fuzzノブを目一杯に回した際の強力なオシレーションを引き出し、不気味な唸りを上げるロックなFuzzサウンドを生み出します。
特にヴィンテージの4インプットMarshallアンプとの相性が抜群で、エリック・ジョンソンが「 Ah Via Musicom」時代に使用したBlue Fuzzfaceの特徴的なサウンドを基に、現代のプレイヤー向けに改良を加えました。
Fulltone 69 Fuzzよりもゲインが高く、ミッドレンジのブースト/カットコントロールを備えているのが特徴です。
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YouTube – FULLTONE 70 BC-108C (動画)
Fulltone 69 vs Fulltone 70 Fuzz:
シリコントランジスタのファズといえば、ジミ・ヘンドリックスがバンド・オブ・ジプシーズ時代に愛用したファズとして有名です。
ブーミーなサウンドになりがちなファズフェイスですが、共にトーンコントロールが付いていることで幅広いサウンドに対応しそうです。69と70の比較ですが、ゲルマニウムとシリコンでは、シリコンのほうがやや音は太くパワフルに感じます。これは私の手持ちのファズフェイスでも同様です。
JHS Pedals
SMILEY 1969 London
SMILEY 1969 Londonは、ゲルマニウムからシリコンに変わった初期のFuzz Faceのサウンドを忠実に再現したファズです。
ハイゲイン/ゲート・ファズのテリトリーへと突入するModeスイッチをシャーシ側面に搭載。
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YouTube – JHS SMILEY (動画)
JHS Pedals Smiley:
Manlay Sound
Baby Face Ge
Baby Face Geは、ジミ・ヘンドリックスでおなじみのArbiter Fuzz Face/ファズフェイスのクローンペダル(ゲルマニウムトランジスター仕様)。
トランジスタをハンドセレクトし最適なサウンドとなるようテストを繰り返し満足のいくクオリティを追求しています。
ギターのボリュームを少し絞ったときのクリーンからサイケデリックなコード感まで、弦へのタッチ感を良く伝えてくれるペダルに仕上がっています。
※ACアダプター対応(9Vセンタープラス)。一般的なBOSSタイプの9VセンターマイナスのACアダプターは使用できません。
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YouTube – Manlay Sound Baby Face Ge (動画)
Manlay Sound Baby Face Ge NKT275:
Baby Face Si
こちらはArbiter Fuzz Faceのシリコントランジスター版。
※9V電池(推奨)または9V(センターマイナス、BOSSタイプ)ACアダプターにも対応。
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YouTube – Manlay Sound Baby Face Si (動画)
Baby Face (silicon version) Fuzz Face clone by Manlay Sound. Jimi Hendrix tones:
MXR
Classic 108 Fuzz
Classic 108 Fuzzは、Hedrix Fuzz Faceで採用されたBC108シリコントランジスタを使用したファズです。ワウなどとのカップリング時に発生する発振を抑える働きを持つBufferスイッチが装備されています。
ミニサイズのM296 108 Fuzz Miniも。
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YouTube – MXR 108 Fuzz (動画)
MXR M173 Classic 108 Fuzz Pedal – quick test:
CSP041 HYBRID FUZZ
CSP041 HYBRID FUZZは、MXRカスタムショップから発売の、ゲルマニウムとシリコントランジスタを組み合わせたファズフェイス系ハイブリッドファズ。
ファズの心臓部であるトランジスタを融合させることによって、ギタリストの求める音楽的なサウンド、音抜けが得られるだけでなく、フル・ゲルマニウムのファズよりも温度に左右されにくくなっています。
ファズフェイス譲りのギターのボリューム・コントロールへの追従性で、ヴィンテージ・ファズ特有のオーガニックなクリーンから、毛羽立つようなハイゲインまで、手元の操作によって変化します。
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YouTube – MXR HYBRID FUZZ (動画)
MXR’s BRAND NEW CSP041 Hybrid Fuzz!:
Pedal Pawn
FUZZ
Pedal Pawn Fuzzは、シリコントランジスタ採用のファズフェイス系ペダルです。
ギターのボリューム最大でブーミーかつファットなファズトーン、そのままギターのボリュームを絞ることでガラスのような鈴鳴りクリーントーンが出力されます。
トゥルーバイパス
※▼ミリタリースペックのゲルマニウムトランジスタ採用の限定モデル FUZZ GERMANIUM W/ VINTAGE CV7003も。
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YouTube – Pedal Pawn Fuzz (動画)
Pedal Pawn Fuzz:
Pedal Pawn Fuzzは、ファズフェイスらしさがありつつも、ギターのボリュームの追従性もよくブーミーさも本家ファズフェイスほどではないイメージ。
扱いやすそうです👍
RYRA
Fuzz A-Matic
RYRA Fuzz A-Maticは、ファズフェイス系ファズエフェクターです。
当時のサウンドを再現しつつも現代の音楽シーンにマッチする抜けの良さ、音量も備え、クラシックながら使えるファズフェイスを実現しています。
カラーは二色、トゥルーバイパス
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YouTube – RYRA Fuzz A-Matic(動画)
RYRA Fuzz A-Matic:
TC ELECTRONIC
Rusty Fuzz
Rusty Fuzz/ ラスティーファズは、Fuzz Faceにインスパイアされて開発されたファズです。
トゥルーバイパス
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YouTube – TC ELECTRONIC Rusty Fuzz (動画)
The HIDDEN gem? TC Electronic Rusty Fuzz:
Wren and Cuff
Your Face 60s
Your Face 60sファズは、ゲルマニウムトランジスタを使用した60年代のファズフェイスを再現したファズです。
Low-Cutノブの搭載で、ファズフェイスの不要なローエンドをカットすることが可能です。
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YouTube – Wren and Cuff Your Face 60s (動画)
Getting groovy with a Wren and Cuff 60s fuzz:
ファズフェイスというとブーミーなローが特徴で、そのローをカットするにはギター側のボリュームを絞る必要がありました。
しかしそうすると歪みの量も犠牲にすることになり、悩ましい所でしたが、Low-Cutノブが搭載されたYour Face 60sファズならそんな心配は無用です。
トランジスタは本物のヴィンテージを使用しているとのこと。
Your Face 70s
Your Face 70sは、非常にスムーズかつハイゲインな70年代のファズフェイスを再現したファズフェイス系ファズ。
BC108シリコントランジスタを使用。
60s同様に、Low-Cutノブの搭載で、ファズフェイスの不要なローエンドをカットすることが可能です。
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YouTube – Wren and Cuff Your Face 70s (動画)
Wren and Cuff Your Face ’70s | smooth silicon ’70s fuzz:
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