トランスペアレント系オーバードライブの魅力とおすすめモデル

トランスペアレント系オーバードライブとは、ギターやアンプ本来のトーンやニュアンスを損なうことなく、自然な歪みを加えるタイプのオーバードライブペダルのことです。特にアンプサウンドにこだわりのあるギタリストにとっては必須とも言えるアイテムです。
このページでは、代表的なトランスペアレント系オーバードライブである PAUL COCHRANEの「Timmy Overdrive」をはじめ、他の人気ブランドのモデルも合わせてご紹介しています。
- 1. トランスペアレント系オーバードライブとは
- 2. おすすめトランスペアレント系ペダル
- 2.1. MXR TIMMY OVER DRIVE
- 2.2. BOSS BD-2 ( Blues Driver )
- 2.3. DOD LOOKING GLASS
- 2.4. ELECTRO-HARMONIX Crayon
- 2.5. ELECTRO-HARMONIX HOT WAX
- 2.6. JHS Pedals Morning Glory
- 2.7. KarDiaN CHLOROFORM / CHCL3
- 2.8. KEELEY Super Phat Mod
- 2.9. MAD PROFESSOR Royal Blue Overdrive
- 2.10. MOOER Blues Mood
- 2.11. One Control Persian Green Screamer
- 2.12. PRS HORSEMEAT
- 2.13. VEMURAM Jan Ray
- 2.14. VEMURAM SHANKS ODS-1
- 3. おすすめ記事
トランスペアレント系オーバードライブとは
トランスペアレントとは”透明な”という意味で、トランスペアレント系オーバードライブとは、ギター(アンプ)本来のトーンやニュアンスを損なうことなく、自然に歪みを加えるタイプのオーバードライブペダルです。
例えば人気のオーバードライブ「チューブスクリーマー」は、中域を持ち上げ、良くも悪くも音を変えてしまいますが、トランスペアレント系オーバードライブは、ギターやアンプ本来の音を維持したまま、音量やサステインを強化し、歪みを加えることができます。
オーバードライブの王様!ケンタウルス系オーバードライブまとめ
代表的なモデル Timmy Overdrive
トランスペアレント系オーバードライブの代表的なモデルは、PAUL COCHRANEの「Timmy Overdrive」です。
「Timmy Overdrive」は、クリーン~クランチの設定では、癖のないサウンドで、ゲインを上げるとチューブアンプが飽和したようなドライブサウンドが得らることで人気のオーバードライブです。
Paul Cochrane / Timmy Overdrive【デジマート・マガジン製品レビュー】:
ゲインを絞った状態では使用しているアンプの個性を変えないサウンド、さらにゲインを上げるとアンプのパワー管がドライブしたときのようなややファズにも似た荒々しいサウンドも再現することが出来ます。
Timmy Overdrive
Timmy Overdriveは、ギターアンプが本来持っているトーンをスポイルすることなくブースト、オーバードライブさせることが出来るペダルです。透明感のあるトランスペアレント系オーバードライブの代表機種。
3モードスイッチを搭載し歪みおよびコンプレッションのかかり具合を選択できます。
上:非対称セッティング
中:最小のコンプレッションがかかった対称セッティング
下:より深くコンプレッションのかかった対称セッティング
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YouTube – PAUL COCHRANE Timmy(動画)
おすすめのトランスペアレント系ペダルはこちらから。
おすすめトランスペアレント系ペダル
MXR TIMMY OVER DRIVE
MXR CSP027 TIMMY OVER DRIVEは、Paul CochraneのTimmy OverdriveのMXRバージョンです。
本家同様に、クリッピングスタイルを変更できる3つのモードスイッチが搭載されています。
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YouTube – MXR Timmy (動画)
MXR Timmy Overdrive | Reverb Tone Report:

BOSS BD-2 ( Blues Driver )
BD-2 Blues Driverは、真空管アンプ特有の柔らかで艷やかなサウンドから、アンプのボリュームを上げたときに得られる荒々しいファズのようなサウンドまでをペダル1つで再現することのできるトランスペアレントなオーバードライブです。
ギターのボリュームに素直に反応するのも特徴で、激しいオーバードライブからボリュームを絞ることで簡単にクランチ~クリーンまでコントロール可能です。
BD-2を特別にカスタマイズしスタンダードとカスタム、2つのモードを搭載した技WAZA CRAFT BD-2Wも発売されました。
- スタンダード:
ブルース・ドライバー特有のブルージーなクランチ・サウンドを新設計のディスクリート回路で再現。 - カスタム:
繊細なピッキング・ニュアンスに反応する図太くも粘りある極上のサウンドを創り出すモード。
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YouTube – BOSS BD-2 (動画)
BOSS BD-2W Blues Driver Sound Preview:

BD-2をメインの歪みにするギタリストは多いですが、それはアンプライクなトランスペアレントなサウンドを求めた結果だと思います。
KEELEYなど各社から様々なモデファイモデルが発売されていることからも人気の高さが伺えます。
歪みのバリエーションは広く、トーンとゲインを上げたときのサウンドはMXR Distortion+にも似ています👍
DOD LOOKING GLASS
LOOKING GLASSは、新設計のハイブリットClass-AディスクリートFETの非対称クリッピングにより非常に速いレスポンスを誇り、ピッキングの強弱にすばやく反応します。
特徴:
- High/Low2つのゲインステージをスイッチで切替可能
- 歪み回路の前に配置されたBass Cutコントロールと歪み回路の後ろに配置されたTrebleコントロール搭載
- ギターの過剰なブライトさを抑える独自のInput Filterコントロール
- 内部にはパッシブ、アクティブどちらのPUにも最適なサウンドが得られるDIPスイッチを搭載
- トゥルーバイパス
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YouTube – DOD LOOKING GLASS(動画)
DOD Looking Glass Overdrive:

ELECTRO-HARMONIX Crayon
Crayon(クレヨン)は、独立したベースとトレブルのコントロールにより多彩なサウンドを作ることの出来るオーバードライブで、ミッドに特徴のある 数多のオーバードライブペダルと一線を画した、幅広いサウンドが特徴です。
粒立ちの荒いクランチサウンド~ディストーション・サウンドまで、 単体での使用はもちろん、ブースターとしての使用も可能です。
※絵柄の異なるものがありますが、中身は同じもののようです。
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YouTube – ELECTRO HARMONIX Crayon (動画)
【日本語字幕版】Electro-Harmonix Crayon:

ELECTRO-HARMONIX HOT WAX
Hot Wax は、トランスペアレント系オーバードライブの Crayon(クレヨン)と 1ボリュームの真空管アンプをドライブさせたようなサウンドの Hot Tubes(ホットチューブス) を1台にまとめたデュアル・オーバードライブペダルです。
各セクションを個別で使用することも、両セクションを同時に使用して2つのセクションをスタックしてHot TubesをCrayonでドライブさせることも可能です。
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YouTube – ELECTRO HARMONIX HOT WAX (動画)
Electro-Harmonix Hot Wax Dual Overdrive Pedal:
JHS Pedals Morning Glory
Morning Gloryは、チューブスクリーマーのように中域を強調したりといったトーンキャラクターを加えることなく、シンプルにギターとアンプのサウンドをネクストレベルに高めるトランスペアレントなオーバードライブペダルです。
Volume、Drive、Toneに加え、ローエンドが強調されるGAINトグルスイッチを搭載。
サイドにはGAINトグルスイッチをリモートでコントロール可能な”Remote Gain”ジャックと、Hi Cutスイッチが搭載されています。
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YouTube – JHS Morning Glory (動画)
JHS Pedals Morning Glory V4:

KarDiaN CHLOROFORM / CHCL3
CHLOROFORMは、その透明感を土台としながらも、古き良きオーバードライブのもつ絶妙なコンプ感と枯れた中音域が加味されたブルージーでトランスペアレントなオーバードライブです。
トゥルーバイパス
※エフェクトを通した際に生じる原音の減衰を調整/ブレンドすることができるADD CBF搭載モデルも発売されました。
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YouTube – KarDiaN CHLOROFORM (動画)
KarDian: CHCl3 Chloroform OD/Dist:
KEELEY Super Phat Mod
Super Phat Modは、JFETトランジスタを使用したオールドチューブアンプの素晴らしい音色をエミュレートしたオーバードライブで、 KEELEY Blues Driver Phat Modの後継モデルです。
Super Phat ModのDRIVEコントロールを上げてギターのボリュームを動かしてみれば、その追従性の良さに気づくでしょう。
Flat/Phatのモードスイッチを搭載し、Phatスイッチに切り替えれば、透明感を保ったまま低域をブーストする事ができます。
トゥルーバイパス。
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YouTube – KEELEY Super Phat Mod (動画)
BOSS BD-2 VS KEELEY SUPER PHAT MOD – BLUES DRIVER PEDAL:

BOSSのBlues Driver好きには注目の一台。
▲上の動画はBlues DriverとSuper Phat Modの比較(Flatモード)ですがほぼ同じ音。
▼下記動画(4分過ぎ~)をみると、音質はそのままにPhatのモードで低域がパワフルになるのが分かります👍
Keeley Super Phat Mod:
MAD PROFESSOR Royal Blue Overdrive
Royal Blue Overdrive/ ロイヤルブルー・オーバードライブは、最高級のチューブアンプと同等のタッチセンシティビティを実現するトランスペアレントなオーバードライブです。
低~中程度の歪みにおいて、Royal Blue Overdriveはピッキングの強さやギターのボリュームノブの調整で、音の歪み方を自由自在にコントロールできます。
新たに加わったRoyal Blue Overdrive Customは、レギュラーのRoyal Blue Overdriveと比較して、より多くのフィルタリングと、多くのアンプのブライトスイッチとトレブルコントロールの間にある、シルキーな倍音の鮮明さが追加されたカスタムモデルです。
トレブルピックアップではよりファットでウォーミーなトーンとなり、ネックピックアップではクリアでフォーカスされたトーンとなります。
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YouTube – Royal Blue Overdrive (動画)
Mad Professor Royal Blue Overdrive:
MOOER Blues Mood
Blues Moodは、名前の通りブルース・ムードあふれるトランスペアレントなオーバードライブペダルです。
Bright/Fatの2モードスイッチ搭載で、曲やギターに合わせて切り替え可能。
トゥルーバイパス
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YouTube – MOOER Blues Mood (動画)
OD SHOOTOUT | Boss Blues Driver BD-2 vs. Mooer Blues Mood:

BOSS BD-2 ( Blues Driver )との比較動画です。アンプライクなトランスペアレントなサウンドに驚きます。
One Control Persian Green Screamer
Persian Green Screamerは、“TS系”回路の究極形を目指したオーバードライブです。
側面のスイッチでVintage/Modernの切り替え可能で、Modernに切り替えることでトランスペアレントなオーバードライブに変わります。
- Vintage;
ミッドレンジが強く押し出される、TS-808が持つ、なんとも言えない美しい歪みを作ります。 - Modern;
完全なクリーンブーストも可能な“トランスペアレント”オーバードライブへと変貌を遂げます。
電源:
18Vまでのアダプターに対応(駆動電圧を高くすると、ヘッドルームが若干広くなり、表現力も高くなります。同時にゲインは少し下がります)。
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YouTube – Persian Green Screamer (動画)
One Control Persian Green Screamer:

枯れたニュアンスのVintageとトランスペアレントなModernという2つのモードを持つオーバードライブ。これはお得です👍
PRS HORSEMEAT
PRS / Paul Reed Smith初のエフェクターHorsemeatは、アンプライクなサウンドでおなじみのトランスペアレント系オーバードライブです。
ゲルマニウムダイオードを搭載したHorsemeatは、特定の周波数や耳障りな高音域が強調 されることなく、広いヘッドルームに加え、低域と広域の周波数帯をブーストすることによって、豊かな倍音と共に太く滑らかなサウンドを生み出します。
コントロールはBass、Trebleの2バンドEQに加えVoiceコントロールを搭載。
下記動画によるとスイッチにはトゥルーバイパスを採用、電源は9V~18Vの電圧に対応とのことです。
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YouTube – PRS HORSEMEAT (動画)
Horsemeat | Transparent Overdrive Pedal | PRS Guitars:

VEMURAM Jan Ray
VEMURAM Jan Ray(ジャン・レイ)は、1960年代のFenderアンプ(Black Face期)の、俗に言われる(アンプのつまみを全て6にした)「マジック6」のトーンを再現したドライブペダルです。
トーンコントロールは、Treble(トレブル)とBass(ベース)のノブに加えて、サイドに設置されたサチュレーション・トリマーを使用することで、歪みのハリやレンジ感を細かく調整することが出来ます。
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YouTube – Vemuram Jan Ray (動画)
Vemuram Jan Ray Sound Demo (no talking):

VEMURAM SHANKS ODS-1
SHANKS ODS-1は、幅広い音色で扱いやすいオーバードライブです。ボリューム、ゲイン、トーンに加えベース、サチュレーションの2つのトリマーを搭載し、さらに美しく透明感のあるトランスペアレントなオーバードライブサウンドを演出します。
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YouTube – Vemuram SHANKS ODS-1 (動画)
Vemuram Shanks ODS-1:
