KEELEYの歪みエフェクターをまとめて紹介
チューブスクリーマーなどの人気ペダルのモディファイで一躍有名になったKEELEYの歪みエフェクター。近年はオリジナルエフェクターが充実。
KEELEY オーバードライブ
Blues Disorder Overdrive & Distortion
Blues Disorder Overdrive & Distortionは、3つのシンプルなコントロールに、BB、OCのスイッチを搭載し、BBの位置でマーシャルのブルースブレイカー、OCの位置でFulltone OCDのサウンド得られるというペダルです。
DriveとTone下のトグルスイッチ:
TONEの下のスイッチがOCの位置にあるときは、アクティブなミッドブーストから、高周波をロールオフ。BBの位置にあるときは、アクティブなミッドブーストのない、よりシンプルなトーンとなります。
DRIVEの下のスイッチは、OCの位置にあるときは、よりエッジの効いた、アグレッシブなハードクリッピングサウンド。BB位置にあるときは、ソフトクリッピングのオーバードライブサウンドが得られます。
バイパスはトゥルーバイパスとバッファードバイパスに対応し、フットスイッチの長押しで切り替えることが出来ます。
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YouTube – Keeley Blues Disorder Overdrive & Distortion (動画)
Keeley Blues Disorder: Four Shades of Time-tested Overdrive in One Chassis:
BBは、マーシャルアンプの中でもオーバードライブ的歪みで人気のアンプ Bluesbreakerのサウンドを再現したサウンド、OCは、エッジが効いてかつ音の太いOCDサウンドが見事に再現されていると思います。
Noble Screamer
Noble Screamerは、オーバードライブの名機IBANEZのチューブスクリーマーとNobels ODR-1を切り替えて使うことのできるハイブリッドオーバードライブです。
DriveとTone下のトグルスイッチ:
Drive側はチューブスクリーマーのソフトダイオードクリッピング(TS)とNobels ODR-1のハードダイオードクリッピングの切り替え(OD)。
Tone側はチューブスクリーマーの高周波のみを減衰させるローパスフィルター(TS)と、Nobels ODR-1のSPECTRUMコントロールのように中域をほとんど変化させずに、中低域と高域を同時に調節できるコントロールになります(OD)。
バイパスはトゥルーバイパスとバッファードバイパスに対応し、フットスイッチの長押しで切り替えることが出来ます。
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YouTube – KEELEY Noble Screamer (動画)
What Happens When You Blend A Nobels Overdrive and a Tube Screamer? :
ミッドを持ち上げてローをカットしたTSモードはもちろん、レンジの広いアンプライクなのODモードも良いですね!!
Noble Screamerは、チューブスクリーマー単体では再現不能な(歪みはTSでトーンはODなどの)ハイブリッドなセッティングができるところも魅力的。
MUSE DRIVER
MUSE DRIVERは、アンディ・ティモンズも愛用するBOSSのブルースドライバー(BD-2)系オーバードライブである Keeley Super AT Mod / Super Phat Modを元に開発されたオーバードライブです。
DriveとTone下のトグルスイッチ:
Tone側のAT/RKスイッチにより、EQカーブを変更します。ATは低音をカットしたアンディ好みのボイシング、RKはヴィンテージまたはシングルコイルピックアップをプッシュアップするのに最適なフルレンジブーストが得られます。
Drive側のAT/RKスイッチにより、クリッピングのパターンを変更します。ATは非対称シリコンダイオードで、アンディのSuper AT Mod サウンド。RKはデュアルゲルマニウムダイオードによるドライブサウンドで、ヴィンテージファズペダルに少し似たサウンドが得られます。
バッファード/トゥルーバイパスの切り替えに対応:
フットスイッチを2秒長押しで、バッファードバイパス/トゥルーバイパスの切り替えに対応します。
9~18Vに対応:
9~18Vの電圧に対応し、広いダイナミックレンジとヘッドルームを実現します。
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YouTube – KEELEY MUSE DRIVER (動画)
Keeley: MUSE DRIVER:
どのモードも素晴らしいですね。アンディはBB Preampなどチューブスクリーマー系オーバードライブの愛用者でもありますが、こちらはややエッジの立った、よりアンプライクなサウンドです。
Super AT Mod Overdrive
Super AT Mod Overdriveは、アンディ・ティモンズが愛用するKEELEYの”(BOSS)Blues Driver Phat Mod”をベースにしたチューブアンプのような特性を持つオーバードライブ。
※Blues Driver Phat Modの現行モデルはSuper Phat Mod
真空管の代わりにJFETトランジスタを使用し、さらにトーンにはATとPhatという2つのモードを搭載。
ATは主にハムバッカー用で、ハムバッカーのサウンドをよりタイトにするモード。Phatはシングルコイルに最適化された低域をブーストしたモードです。
トゥルーバイパス。
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YouTube – KEELEY Super AT Mod Overdrive (動画)
Keeley Electronics Super AT Mod Full Range Overdrive:
Super Phat ModのPhatモードに加え、新たにATモードを搭載したSuper AT Mod Overdrive。
Super Phat Modは▼下記でも紹介していますが、Super Phat Modはどちらかと言えばシングルコイルユーザー向け、Super AT Mod Overdriveはレスポールなどハムバッキング搭載のギターも使うという方に最適化されたモデルと言う感じです。
Super Phat Mod
Super Phat ModはJFETトランジスタを使用したオールドチューブアンプの素晴らしい音色をエミュレートしたオーバードライブで、 KEELEY Blues Driver Phat Modの後継モデルです。
Flat/Phatのモードスイッチを搭載し、Phatモードはパワーのないシングルコイルのギターでも、透明感を保ったまま低域をブーストする事ができます。
トゥルーバイパス
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YouTube – KEELEY Super Phat Mod (動画)
BOSS BD-2 VS KEELEY SUPER PHAT MOD – BLUES DRIVER PEDAL:
BOSSのBlues Driver好きには注目の一台。
▲上の動画はBlues DriverとSuper Phat Modの比較(Flatモード)ですがほぼ同じ音。
▼下記動画(4分過ぎ~)をみると、音質はそのままにPhatのモードで低域がパワフルになるのが分かります👍
Keeley Super Phat Mod:
Red Dirt Germanium Overdrive
Red Dirt Germanium Overdriveは名前の通りゲルマニウムダイオードを使用したTS系オーバードライブ。
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YouTube – KEELEY Red Dirt Germanium Overdrive (動画)
サウンドは中域にピークのあるチューブスクリーマー系オーバードライブですが、ゲルマニウム・ダイオードを使用することで音の柔らかさとファズのような荒々しいニュアンスも感じさせるオーバードライブです。
アンプライクなRed Dirt Overdriveよりも好きかも。
Red Dirt Overdrive
レッド・ダート・オーバードライブは、シンプルなコントロールながら3つのコントロールとモードの組み合わせにより幅広いオーバードライブ・サウンドを生み出します。
ミニサイズの Red Dirt Mini も。
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YouTube – KEELEY Red Dirt Overdrive (動画)
Tone Workstation
トーンワークステーションは、コンプレッサーと、2種類のオーバードライブ/ブースター搭載のマルチエフェクター。
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YouTube – KEELEY Tone Workstation (動画)
El Rey Dorado
El Rey Doradoはプレキシトーンと呼ばれる王道のブリティッシュ サウンドのエッセンスを取り入れたオーバードライブ。
中央のピンスイッチでLo/Hiの切り替えが可能で、Lowパワーモードではラウドで太いオールドスクールな音色、HIパワーモードではコンプレッションの強いタイトな音色となります。
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YouTube – KEELEY El Rey Dorado (動画)
DDR
DDRは歪みとディレイもしくはリバーブが1つになったエフェクター。
歪みセクションはクランチとリードの2つのスタイルを選択する事が可能で、クランチはブリティッシュ系サウンド、リードウォームでダークなオーバードライブサウンドを得る事ができます。
ウェットセクションは、ディレイ/リバーブを中央のピンスイッチで選択可能で、それぞれVintage/Modern2種類のキャラクターを選択する事とが可能です。
リバーブを選択した場合はスプリングリバーブとプレートリバーブ、ディレイを選択した場合はアナログディレイとデジタルディレイのキャラクターを持つサウンドを切り替えます。
また別売のTRSケーブル2本を使うと、ドライブセクションとウェットセクションの間に他のエフェクターを接続する事も出来ます。
トゥルーバイパス
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YouTube – KEELEY DDR (動画)
Aria Compressor Drive
コンプレッサーとオーバードライブの2in1モデル。
コンプレッサーはLEVEL、SUSTAINに加えて、原音とのBLENDと高域を補正できるTONEを備えており幅広い音作りが可能。
オーバードライブは音を強力にブーストするLOWモードと、深い歪みをもたらすHIGHモードの選択可能。
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YouTube – Keeley Aria Compressor Drive (動画)
Oxblood Overdrive
OXBLOOD/オックスブラッド・オーバードライブは、クリーンなトーンからアンプが唸りを上げるようなドライブサウンドまでナチュラルに変化していくブレンド方式を採用したオーバードライブです。
低域のレスポンスを変化させるPHATスイッチとクリッピング・ダイオードを切り替えるCLIPPINGスイッチを装備する事で、どんなギターにもマッチするようになっています。
トゥルーバイパス
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YouTube – KEELEY Oxblood Overdrive (動画)
KEELEY ディストーション
Super Rodent Overdrive & Distortion
Super Rodent Overdrive & Distortionは、スイッチをSDの位置にすればBOSS SD-1(スーパーオーバードライブ)、RTの位置でPROCO RATのサウンドが得られるというペダルです。
DriveとTone下のトグルスイッチ:
TONEの下のスイッチがRTの位置にあるときは、高周波をロールオフする回路(本家RATはこのトーンコントロールが肝で、オーバードライブからディストーション~ファズまでのサウンドをTONEノブ1つで出すことが可能です)。
SDの位置にある時は、(アクティブ)ローパスフィルターとなっています。
バイパスはトゥルーバイパスとバッファードバイパスに対応し、フットスイッチの長押しで切り替えることが出来ます。
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YouTube – Keeley Super Rodent Overdrive & Distortion (動画)
Keeley Super Rodent: A Dyad of Diabolical Distortions:
SDは柔らかなザ・オーバードライブ!と言うサウンド、RTはファズライクなディストーションサウンドが素晴らしいですね。
Filaments
Filamentsは柔軟なトーンシェイピングを可能としたハイゲイン・ディストーション。
Boost、Bright、Crunchの3つのスイッチとBassとBody、Treble、Presenceコントロールでデスメタルからブラックメタル、フォークメタルやストーナーメタルまで対応させる事が出来ます。
トゥルーバイパス
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YouTube – KEELEY Filaments (動画)
Keeley Electronics – Filaments Distortion – Settings Demo:
KEELEY ファズ
Angry Orange Distortion & Fuzz
Angry Orange Distortion & Fuzzは、シンプルなコントロールに、スイッチをDSの位置にすればオレンジ色の名機 BOSS DS-1(ディストーション)、MFの位置にすればロシア期のBIG MUFFファズサウンドが得られるというペダルです。
DriveとTone下のトグルスイッチ:
TONEの下のスイッチがMFの位置にあるときのトーンはスクープされたサウンドのパッシブティルトスタイル、DSの位置にある時は、パッシブサウンドのチルトコントロールも機能し、少し異なる音声になります。
DRIVEの下のスイッチは、MFの位置にあるときはソフトダイオードクリッピングが使用され、くぐもったファズ トーン。
DSの位置にあるときは、よりエッジの効いた、よりアグレッシブなトーンとなるハード ダイオード クリッピングが機能します。
バイパスはトゥルーバイパスとバッファードバイパスに対応し、フットスイッチの長押しで切り替えることが出来ます。
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YouTube – Keeley Angry Orange Distortion & Fuzz (動画)
Keeley Angry Orange: Searing Citrus Sonics & Dual-circuit Distortions:
MFは、厚みのあるビッグマフサウンドが、DSはエッジの効いた往年のDS-1サウンドが再現されていると思います。
MOON Op Amp Fuzz
MOON Op Amp Fuzzは、トランジスタではなく4段のゲインステージを持つクアッド・オペアンプにより構成されたファズペダル。
コントロールは、LEVEL、TONE、FUZZに加え、FILTERスイッチによりSCOOPED、FULL、FLATを切り替え可能です。
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YouTube – KEELEY MOON Op Amp Fuzz (動画)
Dark Side
「Dark Side」は、オペアンプベースのファズにマグネティック・ドラム式のエコー効果を含む、多彩なエフェクトを組み合わせたエフェクターです。
ファズセクション:
ペダルにはオペアンプで構成されたファズセクションが備わっており、ミッドをコントロールするFlat、Full、Scoopのスイッチとフィルターが付いています。
これにより、ファズサウンドを細かく調整し、荒々しいサウンドからスイートなリードトーンまで幅広く対応できます。
ディレイセクション:
ペダルには12種類のディレイパターンを選ぶことができるディレイセクションが搭載されています。
このセクションは4つのテープヘッドの組み合わせを提供し、複雑なディレイ効果を作成できます。
モジュレーションエフェクト:
「Dark Side」にはファズとディレイに加えて、フランジャー、ロータリーシミュレーター、フェイザー、ヴァイブの4種類のモジュレーションエフェクトも組み込まれています。
エクスプレッションペダル対応:
エクスプレッションペダルを接続することで、エフェクトパラメータをリアルタイムでコントロールできます。
トゥルーバイパス:
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YouTube – KEELEY Dark Side (動画)
Keeley Dark Side:
Monterey Rotary Fuzz Vibe
Monterey Rotary Fuzz Vibeは、ファズとモジュレーション(オートワウ、ロータリーシミュレーター、バイブサウンド)が1台に詰まったジミ・ヘンドリックスなペダルです。
2つのフットスイッチ:
ペダルには2つのフットスイッチが用意されており、1つはファズのON/OFFで、もう1つはモジュレーション系エフェクトのON/OFFになります。
モジュレーションの選択:
モジュレーション系エフェクトはオートワウ、ロータリーシミュレーター、バイブの中から中央のピンスイッチにより1つを選択できます。
Octaveツマミ:
ペダルにはOctaveツマミが用意されており、アッパーオクターブとダウンオクターブのコントロールが可能です。
エクスプレッションペダル対応:
エクスプレッションペダルを接続することで、モジュレーションのスピードをコントロールしたり、ワウを足でコントロールすることが可能になります。
トゥルーバイパス:
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YouTube – KEELEY Monterey Rotary Fuzz Vibe (動画)
Keeley Monterey Rotary Fuzz Vibe Demo:
凄すぎて即ポチしそう。。。
メーカーサイトによりますとファズに使用されているトランジスタは”2つのヴィンテージのフェアチャイルドセミコンダクタートランジスタ”とありますので、正真正銘本物のファズです。
Fuzz Bender
Fuzz Benderはハイゲインなシリコン・トランジスタとシルキーでスムースな日本のゲルマニウム・トランジスタを組み合わせた、合計3つのトランジスタを使用したモダン・ファズ。
2バンドのアクティブEQと、バイアス・コントロールを搭載し、一般的なヴィンテージ・タイプのファズでは到達できない強力な音色を生み出す事ができます。
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YouTube – KEELEY Fuzz Bender (動画)
LOOMER
LOOMERはFLAT/FULL/SCOOPの3モードのファズと、FOCUS/REVERSE/HALL3モードのリバーブを一つに収めたエフェクター。
ファズとリバーブはそれぞれ個別に使用可能で、ORDERスイッチを使うことで接続順を入れ替える事も出来ます。
エクスプレッションペダルに対応し、リバーブの効果を足でコントロールする事も可能です。
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YouTube – KEELEY Loomer (動画)
KEELEY ブースター
Katana Boost
John Mayerも愛用する KATANA Boostはチューブアンプライクな音色を生み出すFET回路と、内部昇圧により生み出される余裕のあるヘッドルームにより生み出されるリッチなサウンドが特徴のクリーンブースター。
ボリュームノブが筐体側面に搭載していることで、足で回しやすくなっているのもポイントで、さらにノブを引き上げることでピュアクリーンから、さらなる+30dbのブーストも可能となっています。
ミニサイズのMini Katanaはノブを引き上げることは出来ませんが、内部にある2つのディップスイッチによりトレブルカットと最大+35dbのブーストが可能になっています。
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YouTube – KEELEY Katana Boost (動画)
Keeley Katana Clean Boost:
シンプル・イズ・ベスト!ノブが1つなので設定に迷いませんね。
小さいMini Katanaも魅力的。
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