ファズとワウの相性問題はこれで解決!間に置くのはバッファーではなくオーバードライブだった!!

ファズとワウは一緒に使うと(インピーダンスの関係で)ワウのかかりが悪くなったり、ピーピー発振してしまったり、特にファズフェイスなどはギターのボリュームのコントロールがスムーズでなくなったりしますよね。
解決方法があります!
ファズとワウの相性の問題
ファズの音はかっこよくて好きなのですが、使いにくいですよね。
例えばジミ・ヘンドリックスでおなじみのファズフェイスの場合、ギター▶ワウ▶ファズと繋ぐと、ファズ単体で音を出した時は問題ないのですが、ワウをONにするとワウのかかりがペチャペチャした音になりしっかりかかってくれません。
また、ファズフェイスの醍醐味はゲインをMAXにしてギターのボリュームで歪みをコントロールすることなのですが、何故か10から少し絞っただけで音が消えてしまったり、シリコントランジスタのファズフェイスの場合、ワウをONにするとピーピー発振してしまいます。
参考動画:BamBasic : Wah Fuzz Connector:
そんな時の対策としてよく聞くのが、ワウとファズの間にバッファー(バッファー内蔵のコンパクトエフェクターでも可)を入れること。
バッファーを入れることで信号が整理され、ワウの効きも良くなりますし、ギターのボリュームコントロールもうまく出来るようになります。
これで問題解決!!
と行きたいところですが、そのような繋ぎ方では肝心のファズがジャリジャリした音に変わってしまうのです。
ファズの音が好きで使っているのにファズの音が変わってしまうのは本末転倒ですよね。
で、先日ファズとワウの間に何を繋ぐのかを色々試していて偶然発見したのがこの方法。
オーバードライブを繋いでみる
厳密に言うとオーバードライブでなくても、音質変化が少なく、エフェクターのボリュームを絞ると音が出なくなるエフェクターであればディストーションでもブースターでもプリアンプでもなんでもOKです。
エフェクターのボリュームを絞ると音が0になるものが最適です。
写真はXOTICのAC Boosterというオーバードライブなのですが、AC Boosterの設定は、ゲイン0、ボリュームは0よりも少し大きい程度に設定します(ファズが音量を上げてくれますので問題ありません)。
普通はそんな使い方はしませんが、ファズを後ろに置く場合は例外です。
その状態でファズをONにすると、ファズの音質が変わることなくワウの効きもギターのボリュームコントロールもスムーズになることがわかりました。
ファズフェイスだけでなく、他のファズでも試してみましたが結果は同じでした。
ファズとワウの間に入れるエフェクターは、色々試してみましたが、音が0(小さくなる)になるならどんなものでもイケます👍
MXRのディストーション+でもOKでしたが、あまり個性的なエフェクターだと音が変わってしまうので注意が必要です。
逆にエフェクターのOFF時にもバッファーが効いてしまうIbanezのチューブスクリーマーやBOSSのSD-1などは原音との比較ができないのでかえって使いにくいです。
手持ちのその他エフェクターでも試してみましたが、やはり音がブーストされる(音が小さくならない)エフェクターはダメでした。
JERSEY GIRL Fulltender(オーバードライブ)は音量が下がるのでOK。
JERSEY GIRL Middranger(ブースター)は音量が下がらないのでNG。
まとめ
ファズフェイスなどのファズとワウの間に繋ぐエフェクターは、音量を0に出来るなるべく音質変化の少ないブースターorオーバードライブorプリアンプペダルが最適です(トーンがついているとさらに良し)。
逆にエフェクターOFF時にもバッファー回路を通ってしまうBOSSやIBANEZなどのペダルは、ファズをONにすることによって音が濁ってしまいますのでおすすめしません(トゥルーバイパスならOK)。
他にも良い方法があるかもしれませんが、色々試してみてみた結果このような結論に至りました!
しかしファズとワウの相性についてネットで調べてみたのですが、バッファーを入れるまで書いてあるブログはあったのですが、このような方法を書いているブログは皆無でした。。。。もしかして音が変わってるのを我慢して使ってるのかな?それともいまどきファズなんて使わないの??
とにかく試してみて下さい。
おすすめはAC BOOSTERです!!
XOTIC AC BOOSTER
AC BOOSTERがV2になりました。新しくなったAC BOOSTER V2は、GAIN、VOLUME、TREBLE、BASSに加え、中央にはLED兼用のBOOSTノブ、側面にはトーンを微調整できるディップスイッチが搭載されました。
少量のゲインでは艷やかなクリーン~クランチサウンドが、ゲインを上げることでチューブアンプのボリュームをフルにした時に得られるファズのようなディストーションサウンドが得られます。
また、Xoticの Voltage Doublerを使用することで、9VDCを15Vまたは18VDCまで昇圧して使うことが可能です。昇圧することでダイナミクス、ヘッドルーム、トップエンドのサウンドに輝きが増し、コンプレッション感が少なくなります。
トゥルーバイパス。
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YouTube – xotic ac booster (動画)
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