60年代~70年代のロックサウンドを極めるならトーンベンダー系ファズ

ビートルズをはじめ、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジなど名だたるスーパーギタリストが使っていたことで知られるTone Bender系ファズまとめ。
- 1. Tone Bender/トーンベンダーとは
- 2. おすすめトーンベンダー系ファズ
- 2.1. Benson Amps STONK BOX
- 2.2. BEHRINGER FUZZ BENDER
- 2.3. CATALINBREAD Katzenkonig
- 2.4. EARTHQUAKER DEVICES Colby Fuzz Sound
- 2.5. FULLTONE SOULBENDER SB-2
- 2.6. JHS Pedals BENDER 1973 London
- 2.7. Manlay Sound Bender
- 2.8. Manlay Sound Buzz The Fuzz
- 2.9. Manlay Sound The Honk Machine
- 2.10. MXR CSP038 Brown Acid
- 2.11. VEMURAM SHANKS II
- 2.12. WARM AUDIO Warm Bender
- 3. おすすめ記事
Tone Bender/トーンベンダーとは
Tone Bender(トーンベンダー)は、1965年に英国で誕生したファズペダルで、激しいファズからアンプライクなオーバードライブ的トーン、さらにはクリーンなサウンドまで幅広いトーンを持った非常に魅力的なモデルです。
この伝説的なファズは、Sola-Soundによって設計され、Colorsoundブランドで販売されただけでなく、VoxやParkといった他ブランドにも展開されました。
Voxでは ”Vox Tone Bender”としてもリリースされ、Parkでは ”Park Fuzz Sound”という名前で同様の回路を持つモデルが販売されました。
TONE BENDER MKIII~OEMモデルも数多いビンテージ・ファズの名作:
ファズの使い方
ファズと言えば”毛羽立つ”という意味からも分かるように、硬く割れたようなサウンドが特徴のちょっと古い自体のペダルと思われがちですが、それはアンプがクリーンだからで、アンプを軽く歪ませるか、オーバードライブを軽くかけた音にファズをプラスすれば、ファズ特有の高域成分が残りつつも非常に柔らかな音になります。
特にジェフ・ベックは、ファズを使っていながら非常に柔らかな音を出しています。
Rock My Plimsoul (2005 Remaster) · Jeff Beck:
また、ファズをONにした状態でボリュームを絞ると、アンプのクリーンでは決して得られない”鈴鳴り”と呼ばれる(低域が抜け高域成分が残る)魅力的なクリーン~クランチサウンドが得られるのもポイントです。
※鈴鳴りクリーンはモデリングやオペアンプを使用したファズでは得ることが出来ませんので、ゲルマニウムやシリコントランジスタを使用した、本物のファズを手に入れましょう。
トーンベンダーは、ファズフェイスやビッグマフほど有名ではないですが、両巨頭をも凌ぐ魅力を持ったファズペダルですので、ぜひそのサウンドを聴いてみて下さい。
おすすめのトーンベンダー系ファズはこちらから。
おすすめトーンベンダー系ファズ
Benson Amps STONK BOX
STONK BOXは、トーンベンダーMK1 再現したファズペダルです。
オリジナルのコントロール (FILTER と VOLUME) はそのままに、TONE コントロールと TRIM コントロールを追加することで音作りの幅を広げています。
STONK BOXは、ゲルマニウムトランジスタ (2N404 または 2N527) を使用していますが、自動サーマルバイアス技術により温度変化によるサウンドのバラツキを抑えることに成功しています。
※電源に接続した後(9vdcのみ)、正しく動作するまでに平均2~3分かかります。
※LEDがオレンジ色の場合、トランジスタはウォーミングアップしてhFE(トランジスタゲイン)を上げ、バイアスポイントを正しい電圧にシフトします。
※LEDが緑色に変わると、正しいバイアスとhFEが設定されているため、ウォーマーはオフになります(内部にはトリマーがありますが調整済みのために内部トリマーは回さないで下さい。トリマーを回すと保証が無効になります)。
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YouTube – Benson Amps STONK BOX (動画)
Benson Amps Stonk Box // Fuzz Pedal Demo:
BEHRINGER FUZZ BENDER
FUZZ BENDERは、1965年に英国で誕生したファズペダル「TONE BENDER(トーンベンダー)」を再現したファズです。
TONE BENDERは、ジミー・ペイジやジェフ・ベック、ビートルズも愛用したファズペダルとしても有名で、突き刺すようなファズトーンからギターのボリュームのコントロールにより、オーバードライブ的歪みからキレイな鈴鳴りクリーンが出せるペダルとしても有名です。
ブランドサイトによると「ペアのビンテージトランジスタを使用」とのことなのでこれは正真正銘の本物のファズであり、ギターのボリュームを絞ったときの鈴鳴りクリーンも得られると思います。
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YouTube – BEHRINGER FUZZ BENDER (動画)
The secret sauce to melting faces – Behringer FUZZ BENDER:

CATALINBREAD Katzenkonig
Katzenkonig/カッツェンケーニヒは、ヴィンテージUKファズを代表するTone Bender MkIIと、80年代のディストーション・サウンドを代表するRATディストーションを融合させた“ファズのように歌う、タイトなディストーション”を完成させました。
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YouTube – Catalinbread Katzenkonig (動画)
Behold the Katzenkönig!:

厳密に言えばファズではないのかもしれませんが、このサウンドは見事!ジェフ・ベック好きはチェックです。
最大に歪ませると荒くボーボーいう感じもファズっぽくて良いですね。
※一緒に写っているのはリバーブ”Catalinbread Talisman”です。
EARTHQUAKER DEVICES Colby Fuzz Sound
Colby Fuzz Soundは、アースクエイカーとColby Amplifiersが協力して、Tone Bender MK3のOEM製品であったPark Fuzz Soundのオリジナルのファズ音を再現しつつ、かつ現代のプレイヤーに対応出来る様に改良したモデルです。
NOS(New Old Stock)のゲルマニウムトランジスターを使用しています。
特徴:
- ノイズ低減の為メタルフィルムの抵抗とキャパシターを使用
- NOSのゲルマニウムトランジスターのマッチングを一つ一つ手作業 で選定する事によって安定した音色の実現が可能
- オリジナルより約2倍のファズの量
- 小さい筐体
- トゥルーバイパススイッチとLED搭載
- 通常のパワーサプライで使用可能
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YouTube – EARTHQUAKER DEVICES Colby Fuzz Sound (動画)
Park Fuzz Sound:
FULLTONE SOULBENDER SB-2
Soul-Bender は、伝説の1960年代後半にSola-Soundが製造した Colorsoundや Vox Series III ToneBendersを基に設計されたファズペダルです。
ジェフ・ベックやジミーペイジが1968年から1970年頃のレコーディングで使用したトーンを再現しつつ、現代のプレイヤー向けに改良を加えています。
特徴的な3つのゲイン・マッチド・ゲルマニウム・トランジスターを搭載し、FATで力強いリードトーンから滑らかなサウンドまで幅広く対応。また、ギターのボリュームを絞ることで、ファズ特有のトーンからクリーンなサウンドへと変化させることが可能です。
※本機は9V電池、または9VDCセンタープラスの電源で動作します(一般的なBOSSタイプの9VセンターマイナスのACアダプターは使用できません)。
トゥルーバイパス
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YouTube – FULLTONE SB-2 (動画)
Fulltone SoulBender v2:

JHS Pedals BENDER 1973 London
BENDER 1973 Londonは、ジミー・ペイジも愛用した1973年製のトーンベンダーMK3を復刻したモデルです。
ゲインと中域がブーストされるModeスイッチをシャーシ側面に搭載されています。
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YouTube – JHS BENDER (動画)
JHS Pedals Bender: The Sound of Denmark Street:
Manlay Sound Bender




ジェフ・ベックやジミー・ペイジ、ビートルズも愛用したトーンベンダーがManlay Sound ( マンライサウンド )から。
※2014年3月以降のモデルには"ヴィンテージ/モダン"のバイアススイッチを搭載しています。
ラインナップ:
Ronno Bender(65 Bender):
Yardbirds時代のジェフ・ベックや、The Whoのピート・タウンゼントなどが愛用したTone Bender MK1のレプリカ。ゲルマニウムトランジスタをベースにコンプレッション感のある中域に特徴のあるウォームなファズサウンドを表現しています。
66 Bender:
かの有名なFuzz FaceとVox Tone Benderにインスパイアされたサーキットが印象的なTone Bender MK1.5のレプリカ。2つの完全ハンドセレクトのゲルマニウムトランジスタにより極上の60′s ファズトーンを生み出しています。
ビートルズ・ファンにはあのRubber Soulの Think for Yourself (浮気女)のファズサウンドといえば良く分かるクラシックファズの銘機です。
Super Bender:
ジミー・ペイジがヤードバーズ後期からレッド・ツェッペリンの初期のアルバムで使用したことでも有名なTone Bender MK2のサウンドを再現。ZOSO logoバージョンもラインナップ。
MK3:
トーンベンダーの完成系ともいえる1968年のサウンド再現。オリジナルのトーンベンダーMK3はジミー・ペイジのRotosoundブランドのバージョンが有名です。
※MK3は電池駆動のみ。その他のモデルは9VセンタープラスACアダプターに対応(一般的なBOSSタイプの9VセンターマイナスのACアダプターは使用できません)。
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YouTube – Manlay Sound Bender (動画)
Super Bender MK II – MANLAY Sound – Gałkologia:
Manlay Sound Buzz The Fuzz
Buzz The Fuzzは、伝説的なTone Bender MK1のシリコントランジスタ・バージョンです(オリジナルはゲルマニウム)。
Tone Bender MKIは、Maestro Fuzz Toneから派生した史上最高のファズの1つと言われ、ジェフ・ベックやビートルズ、ミック・ロンソンが愛用したことで知られています。
“Buzz The Fuzz “の基本回路設計は同じですが、Manlay SoundのTone Benderエキスパートであるローマン・ジル氏によって、NPNシリコントランジスタ用のアレンジが加えられています。
トランジスタをゲルマニウムからシリコンに変更することで、安定性と信頼性が高まるだけでなく、標準的な「センターマイナスの9V電源」での駆動が可能になりました。
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YouTube – Manlay Sound Buzz The Fuzz (動画)
Tone Bender MK1 was probably the best Fuzz ever. Germanium vs Silicon versions compared.:

同じManlay SoundのRonno Benderとの比較です。Ronno Benderはオリジナルに準じゲルマニウムトランジスタ、Buzz The Fuzzはシリコントランジスタです。
Buzz The Fuzzはシリコントランジスタなので安定性が高く、価格もお安くなっています。サウンドも変わりませんね👍️
Manlay Sound The Honk Machine
The Honk Machineは、1965年に英国リーズの楽器ブランド JHS(JOHN HORNBY SKEWES)が発売したTone Bender MKIのクローンモデルである Zonk Machine を再現したファズペダルです。
徹底的に厳選したNOS(New Old Stock)ゲルマニウムトランジスタを使用することで、オリジナル機のユニークなサウンドを再現しています。
※ACアダプター対応(9Vセンタープラス)。一般的なBOSSタイプの9VセンターマイナスのACアダプターは使用できません。
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YouTube – Manlay Sound The Honk Machine (動画)
The Honk Machine, the most unique fuzz pedal. Great version of the Zonk Machine.:
MXR CSP038 Brown Acid
Brown Acidは、1970年代のヴィンテージUKシリコン・ファズの回路を基に、よりサウンドセッティングしやすく設計されています。
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YouTube – MXR Brown Acid (動画)
MXR CSP-038 74 Brown Acid Fuzz | Guitar Center PL:

トーンベンダーMK IIIのファズサウンドを元に制作されたファズのようです。
トーンにより重厚なファズサウンドからいなたいクランチサウンドまで出せる扱いやすそうなファズですね。
VEMURAM SHANKS II
SHANKS IIは、ファズフェイス、TONEBENDER、BUZZAROUNDのヴィンテージサウンドに基づいて設計されたペダルです。
2つのシリコントランジスタと3つのオレンジドロップコンデンサを備えたFETを搭載し、あらゆる種類のピックアップやギターで使えるファズペダルです。
バイアス調整つまみをボディー側面に搭載。
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YouTube – Vemuram SHANKS II (動画)
Vemuram ShanksⅡ | Pedal Demo | No Talking:

WARM AUDIO Warm Bender
トーンベンダースタイルのファズ:
Warm Benderは、ジミー・ペイジやジェフ・ベック、ピート・タウンゼントをはじめ60年代から70年代の英国ギタリストに愛用された”トーンベンダー”を忠実に再現したファズペダルです。
3種類のトランジスタを選択可能:
コントロールは、Attack(ゲイン)とLevelに加え、3種類のトランジスタを切り替えるVersionスイッチを中央に搭載。
- NOS 76 (1X OC76 & 1X SFT337 トランジスタ) は、カット高域、クリアなプレゼンス、そして美しくクリーンアップするドライブを備えた初期のトーンベンダートーンが得られます。
- NOS 75 (3X OC75 トランジスタ)は、よりタイトなローエンドとトップエンドのレスポンス、スムーズなディストーションサウンドのトーンベンダーMark II スタイルのトーンが得られます。
- SILICONトランジスタを使用したモードでは、最もディストーションに近いサウンドを出力します。
SAGコントロール:
トップ側面にはSAGスイッチが搭載されています。SAGとは9Vの電圧を変化させるためのスイッチで、スイッチONで電池が減って電圧が低下した時のファズサウンドを再現することが出来ます。
トゥルーバイパス:
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YouTube – WARM AUDIO Warm Bender (動画)
Warm Audio Warm Bender Fuzz Pedal Review:

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