音のダイナミクスを調整して、音量バランスを均一に保つ「コンプレッサー」を厳選して紹介。迷ったらこの中から選べば大丈夫です!!

- コンプレッサー とはこんなエフェクター
- 圧縮方式
- コンプレッサーのコントロール
- コンプレッサーを使った曲
- おすすめコンプレッサー
- MXR M102 Dyna Comp
- BOSS CS-3
- BOSS CP-1X
- DOD Compressor 280
- EARTHQUAKER DEVICES The Warden
- EMPRESS EFFECTS Compressor MKII
- MAXON CP9Pro+
- ORIGIN EFFECTS Cali76 FET Compressor
- PROVIDENCE VELVET COMP [VLC-1]
- TC ELECTRONIC Forcefield Compressor
- Universal Audio 1176 Studio Compressor
- VOX SMOOTH IMPACT
- XOTIC SP Compressor
- まとめ
- その他コンプレッサーを見る
コンプレッサー とはこんなエフェクター
コンプレッサーとは、大きな信号を圧縮し、小さな信号を増幅することで、音の粒を揃えたり、サステイン(持続音)を増加させるためのエフェクターで、古くからレコーディングで使われているエフェクターです。
ギターエフェクターとしては、1970年代に登場したMXRの「Dynacomp(ダイナコンプ)」が特に有名で、シンプルな操作性と温かみのあるサウンドで、レコーディング用のコンプレッサーとは違う独特な効果で人気があり、幅広いジャンルのギタリストやベーシストに愛用されています。
MXR Compressor Shootout: Dyna Comp, M-102, Custom Comp, Super Comp, Studio Comp:
圧縮方式
コンプレッサーで使用される圧縮方式はいくつかありますが、代表的なものを紹介しましょう。
1. OTA(Operational Transconductance Amplifier)方式:
OTA方式のコンプレッサーは、入力電圧に応じて出力電流を制御する回路を用いて、音量を自動的に調整します。滑らかで自然なコンプレッションが得られるのが特徴で、音に温かみや厚みを加えることができます。
代表的なモデル:ROSS Compressor、MXR Dyna Comp、XOTIC SP Compressor
2. オプティカル(Optical)方式:
オプティカル方式のコンプレッサーは、フォトカプラ(光カプラー)という光センサーを用いて信号を圧縮する方式です。光の強さに応じて抵抗値が変化する素子(LDR)を使い、入力信号のレベルに応じて滑らかにゲインを制御します。非常にスムーズでナチュラルなコンプレッションが得られ、音に温かみと自然なサステインを加えることができます。
代表的なモデル:DOD Compressor 280、Electro-Harmonix White Finger、EARTHQUAKER DEVICES The Wardenなど
3. VCA(Voltage Controlled Amplifier)方式:
VCA方式のコンプレッサーは、外部制御電圧によってゲインを調整することで、精密かつ高速なダイナミクス処理を可能にする方式です。非常に正確で安定した制御が得られ、クリーンで透明感のあるサウンドが特徴で、アタックの強調やピークの抑制に優れており、ファンキーなカッティングやスラップ奏法など、明瞭な輪郭が求められるプレイに最適です。
代表的なモデル:BOSS CS-3、MAXON CP9Pro+など
4. FET(Field Effect Transistor)方式:
FET方式のコンプレッサーは、FETトランジスタを用いて信号を圧縮する方式で、真空管に似た非線形な動作特性を持ちます。アナログ的な温かみと厚みが特徴で、ピッキングのニュアンスやサチュレーション感を自然に引き出し、ダイナミクスを豊かに表現します。
代表的なモデル:WAMPLER PEDALS EGO 76、JHS PEDALS Whitey Tighty、ORIGIN EFFECTS Cali76 FET Compressorなど
5. DSP(デジタル)方式:
DSP方式のコンプレッサーは、デジタル信号処理(Digital Signal Processing)を用いて圧縮を行う方式です。アタック、リリース、レシオ、スレッショルドなどのパラメータを細かく制御できるため、非常に精密で柔軟なコンプレッションが可能です。デジタルならではの透明感と低ノイズ性を持ち、主にマルチエフェクターやデジタルエフェクターに搭載されており、幅広い音作りに対応します。
代表的なモデル:BOSS CP-1X、LINE 6 Helix(マルチエフェクター)など
コンプレッサーのコントロール
コンプレッサーのコントロールには以下のものがあります。
- Sustain / Compression:圧縮の強さを調整します。強くすると音量差が減り、サステインが伸びます。
- Attack:圧縮が始まるまでの時間。速いとアタックが抑えられ、遅いとピッキングの輪郭が残ります。
- Release:圧縮が終わるまでの時間。遅くすると余韻が伸び、速いと自然な戻り方になります。
- Level / Output:圧縮後の音量を補正します。
- Blend / Mix:原音と圧縮音のバランスを調整します。
- Tone / EQ:高域や低域の調整。抜け感や温かみを加えられます。
コンプレッサーを使った曲
コンプレッサーはレコーディングでは定番のエフェクターなのでほとんどの曲て使われていると言っても過言ではありませんが、わかりやすい例をいくつか紹介します。
ジョー・サトリアーニのデビューアルバムです。イントロのクリーンなギターにかけているのがよく分かります。
Not of This Earth · Joe Satriani:
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次に、ギターソロにコンプレッサー(MXRのDYNA COMP)を使った例です。均一に圧縮された柔らかで滑らかなトーンが素晴らしいですね。
TOTO You Are the Flower:
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Toto – 99:
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このように、コンプレッサーはサステインの効いたギターソロから粒の揃ったコードカッティングまで、特にクリーン~クランチサウンドにおいては、使うと非常に面白いエフェクターです。
※歪んだサウンドでは効果が出にくいですが、レベルを上げてブースターとして使用すると、音に柔らかさと太さを加えることが出来ます。
おすすめのコンプレッサーはこちらから。
おすすめコンプレッサー
MXR M102 Dyna Comp


DYNA COMPは、独特のパッコーンと効く独自の甘くパーカッシブなアタック感とロングサスティンが人気のコンプレッサーです。70年代より多くの一流ミュージシャンが愛用している定番コンプです。
ミニサイズのダイナコンプ Dyna Comp Mini 、つまみが増えより細かな設定が可能になったDyna Comp Deluxeも人気です。




MXR M102 Dyna Comp Compressor Pedal Demo:
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2ノブのシンプルなコンプなので音作りの幅は広いとは言えませんが、つまみをどの位置にしようとすべて使えるのはさすが。ベースに使うのも定番です。
BOSS CS-3


BOSS CS-3は、トーンとレベルコントロールを備えたクラシックな定番コンプレッサーです。
トーンコントロール:
CS-3はトーンコントロールが搭載されているのがポイント!これにより、コンプレッション後の音の明るさや暖かさを微調整できます。
レベルコントロール:
レベルコントロールは、エフェクトの音量を調整するためのものですが、ATTACKとSUSTAINを下げ目にしレベルコントロールを上げることでブースターとしても利用可能です。
YouTube | BOSS CS-3 (動画)
Vintage MIJ Boss CS3 vs Vintage 1977 MXR Dyna Comp:
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コメント:
Boss CS3とヴィンテージDyna Compの比較動画です。どちらも素敵なコンプレッサーですが、BOSSはMXRよりも細かな設定が可能な点が⭕。
Attack、Sustainを絞ってLevelを上げれば柔らかく太いゲインブースターとしても使えます。


BOSS CP-1X


BOSS CP-1Xは、コンパクトながら、スタジオクオリティのマルチバンドコンプレッサーサウンドが得られるペダルです。
マルチバンドコンプレッション:
CP-1Xは、マルチバンドコンプレッション機能により、フレーズや音域に応じて自動で適切なコンプレッションをかけることが出来ます。
MDP(Multi-Dimensional Processing)技術:
CP-1Xは、BOSSのMDP(Multi-Dimensional Processing)技術により、演奏の音域や強弱に反応してコンプレッションを自動で調整します。
18Vインプット:
CP-1Xは内部で18Vに昇圧される仕様となっており、よりクリアなヘッドルームが確保され、どのような楽器でも最適なコンプレッション効果を得ることができます。
ゲイン・リダクションインジケーター:
CP-1Xには、ゲイン・リダクションインジケーターが搭載され、コンプレッサーの圧縮具合をリアルタイムで視覚的に確認できます。
YouTube | BOSS CP-1X (動画)
【エフェクター 試奏動画】BOSS CP-1X Compressor コンプレッサー:
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上記2種より上品なコンプサウンドが欲しい方におすすめ。まさにスタジオクオリティーのコンプレッサーです!
DOD Compressor 280


Compressor 280は、シンプルな2ノブのオプティカル方式(フォトカプラまたはオプトカプラ)を採用したコンプレッサーで、ソロでもコードワークでも、ワイルドなピークにコンプレッションを掛け、サウンドの粒立ちを揃えダイナミクスに抑えることができます。
トゥルーバイパス。
YouTube | DOD Compressor 280 (動画)
DOD: Compressor 280:
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柔らかなサウンドが心地よい昔ながらのコンプレッサーです。
EARTHQUAKER DEVICES The Warden


EARTHQUAKER DEVICES The Wardenは、高品質なオプティカル方式(フォトカプラまたはオプトカプラ)を採用したコンプレッサーです。
このコンプレッサーは、最高品質のコンポーネントを使用し、内部で電圧を18Vまで昇圧することによって、クリアで広いヘッドルームとサステインを得ることができるように設計されています。
オプティカル方式のコンプレッサーは、VCA(Voltage Controlled Amplifier)やFET(Field Effect Transistor)方式のコンプレッサーと比べて、独特の音色をもたらし、1960年代から1970年代のアナログレコードで聞けるような温かく、滑らかな音質が特徴です。
YouTube – EARTHQUAKER DEVICES The Warden (動画)
Earthquaker Devices The Warden:
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常時ONにしておきたいコンプレッサーですね。
EMPRESS EFFECTS Compressor MKII


Compressor MKIIは、スタジオレコーディングで有名な「Urei 1176(UA 1176)コンプレッサー/リミッター」にインスパイアを受けて作られたエフェクターで、1176の特徴的なサウンドをそのままに、ギターやベースの演奏に適したコンパクトなサイズにまとめられています。


オールアナログシグナルパス:
デジタル処理は一切ナシ。完全なるアナログサウンドが保たれます。
究極のトランスペアレントサウンド:
楽器本来のサウンドをマスクすることなく、自在なダイナミクスコントロールを可能にしています。
Ratio(圧縮率):
- 2:1: 軽い圧縮。音のダイナミクスを少しだけ抑えます。
- 4:1: 中程度の圧縮。音をしっかり整えつつ、自然な感じを保ちます。
- 10:1: 強い圧縮。音のダイナミクスをかなり抑え、平坦で均一な音になります。
Attack / Release:
独立したアタック/リリースコントロールは、スタジオグレード機器と同等の品質です。
Mix:
Dry/Wet(コンプレッション)の比率を自在に設定し”パラレル・コンプレッション”を可能にします。ダイナミクスやサスティンを的確に整理しながら、一切の原音ニュアンスを失いません。
LEDメーター:
インプットゲイン/ゲインリダクションレベルを視覚的に表示するLEDメーターが搭載されています。
Toneコントロール:
500Hzをセンターとした”tilt”スタイルのトーンコントロールを新しく搭載しています。
サイドチェインに対応:
Compressor MKIIはサイドチェインに対応しており、TRS 3.5mmケーブルを使用して、特定の音(例えば、キックドラムの音)をトリガーとしてコンプレッサーに送ることができます。さらに、Compressor MKIIにはハイパスフィルターが本体上に搭載されており、低域の影響を抑え、ギターなど本体に繋いだ楽器の音を精密に圧縮できます(ハイパスフィルターは120Hzまたは240Hzから選択可能です)。


True Display LEDs:
ブライトなマルチカラーLEDで、コンプレッションの情報を正確に伝えます。
True Bypass:
ペダルをバイパス時にはシグナルに一切影響を与えないトゥルーバイパスを採用。
Small Size, Beautiful Case:
前モデルCompressorの全ての機能を網羅しながら、ほぼ半分へサイズダウン。
スパークルが美しいブルーとグレーカラーからお選びいただけます。
YouTube | EMPRESS Compressor MKII(動画)
Empress Effects Compressor MKII on Guitar and Bass:
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MAXON CP9Pro+


CP9Pro+は、スタジオクオリティーの高品位VCA(電圧制御増幅器)とRMS(実効値)型センサーを採用したプロスペック・コンプレッサー/リミッターです。
電源部にDC-DCコンバータ回路を搭載し、内部電圧を18V(±9V)に昇圧することにより高ダイナミック・レンジと十分なヘッドルームを確保します。
REDUCTIONインジケータを搭載し、ピッキングのダイナミクスによってコンプレッション/リミットがかかるレベルを視覚的に確認できます。
トゥルーバイパス
Maxon CP-9 Pro+ Compressor Pedal:
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80年代のデザインがなつかしいMAXONの定番コンプ。
ORIGIN EFFECTS Cali76 FET Compressor


Cali76 FET Compressorは、1960年代以降の多くのスタジオレコーディングで聞かれた世界的に有名な「Urei 1176スタジオコンプレッサー」からインスピレーションを受けて開発されたスタジオ品質のオールアナログFETコンプレッサーペダルです。
DRYコントロール:
DRYコントロールがなければ、現代のコンプレッサーペダルとは言えません。Cali76 FET Compressorは、DRYコントロールにより、追加のギアを必要とせずにパラレルコンプレッションを実現できます。パラレル コンプレッションは、強力なコンプレッションとドライ信号の自然なダイナミクスをミックスする、人気のスタジオテクニックです。Cali76 FETコンプレッサーは、そのスタジオテクニックがペダルボード上でこれを実行でき、プレゼンス、サステイン、アーティキュレーションの完璧なブレンドが得られます。
24Vに内部昇圧:
優れたコンプレッションには優れたヘッドルームが必要ですが、このペダルには十分なヘッドルームがあります。電圧は標準の 9VDC電源ですが、内部で 24Vに昇圧します。Cali76 FETコンプレッサーは、シグナルチェーンのどこに置いても非常にクリアな状態を保ち、キーボードやスタジオのアウトボードギアからのラインレベル信号を処理できます。
LEDゲインリダクション メーター:
Cali76 FET Compressorには、10個のLEDゲインリダクション メーターが搭載されており、ペダルがどの程度、どの程度の速さで圧縮しているかを正確に確認できます。
YouTube – ORIGIN EFFECTS Cali76 FET Compressor (動画)
Cali76 FET Compressor: Sample Settings (w/ Jack Griffiths):
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これがFETコンプレッサーの実力ですか。コンプレッサーとしての実力はもちろんですが、04:53から聴けるアウトプットを上げた Dynamic Control (Boost) のサウンドも魅力的です。
PROVIDENCE VELVET COMP [VLC-1]
![PROVIDENCE VELVET COMP [VLC-1]](https://tgr-guitar.com/effector/wp/wp-content/uploads/2018/04/providence_vlc1.png)
![PROVIDENCE VELVET COMP [VLC-1]](https://tgr-guitar.com/effector/wp/wp-content/uploads/2018/04/providence_vlc1.png)
VELVET COMPは、ベルベットのように滑らかさをもつコンプレッサーです。
アタックタイムコントロールにより、艶やかなアルペジオからサステインの効いたリードプレイ、立ち上がりの速いカッティングなど、さまざまなプレイに対応します。
トゥルーバイパス:
VELVET COMPは、S.C.T.(シングル・コンタクト・トゥルーバイパス)サーキットを採用しています。
通常のトゥルーバイパスサーキットでは、音声信号がバイパス時にスイッチ回路を2回通過しますが、S.C.T.サーキットはスイッチ回路を1回しか通らず、高音質なサウンドを得ることが出来ます。
LEDのマルチ機能:
VELVET COMPのLEDは、エフェクトのON/OFF状態を表示するだけでなく、バッテリーチェッカー機能も兼ねています。
バッテリーの電圧が約7V以下になるとLEDが消灯しはじめます。
YouTube | PROVIDENCE VELVET COMP (動画)
Providence VLC-1 Velvet Compressor: Axis to Lionheart Clean Channel:
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シンプル操作で、柔らかな音質のコンプレッサー。
TC ELECTRONIC Forcefield Compressor


TC ELECTRONICのForcefield Compressorは、温かく柔らかなサウンドのアナログコンプレッサーペダルです。
アナログ回路:
Forcefield Compressorはアナログ回路を採用しており、アナログコンプレッサーの特有の甘く、柔らかなサウンドが得られます。
トゥルーバイパス:
YouTube | Forcefield Compressor (動画)
Tore Mogensen Demos The TC Electronic Forcefield Compressor:
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3ノブで使いやすさにこだわったコンプ。変な癖もないのでクリーンなギターにかけるのはもちろん、歪み系の前に置いてブースターとして使っても面白そう。それに安い!
Universal Audio 1176 Studio Compressor


1176 Studio Compressorは、Universal Audioの伝説的なコンプレッサー”1176”のサウンドを再現したペダルです。
1967年に導入された Universal Audio 1176(Urei 1176) は、オーディオリミッティングの王様であり、”Led Zeppelin IV” など他のどのコンプレッサーよりも多くのクラシックアルバムで聴くことが出来ます。
中央のピンスイッチでSingle、Dual、Sustainとモードを切り替えて使用できます。




トゥルー/バッファードバイパス切り替え、パラレル圧縮モードのON/OFFを選択可能。
YouTube – Universal Audio 1176 Studio Compressor (動画)
Universal Audio UAFX 1176 Studio Compressor × 菰口雄矢:
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コメント:
UAFX Max Preamp & Dual Compressorには3つのコンプレッサー/リミッターが搭載されていますが、こちらは1つに特化したペダルになります。
オリジナルの”1176”コンプレッサーはレッド・ツェッペリンのアルバム「IV」でも使われた名機。1176 Studio Compressorで再現するには「Dual」モードだそうですが、通常のコンプレッサーでは得られないサチュレーションがたまらなくカッコいいですね!(こちらの動画では1:14~)
※”Led Zeppelin IV” の Black Dog のギターは、ギターアンプは使用せず、1176をペアで鳴らしているだけだそうです。
VOX SMOOTH IMPACT


Valvenergy 2nd Series:
SMOOTH IMPACTは、新しい真空管”Nutube”を使用したコンプレッサーです。
コンプレッション効果を重視し、カッティングトーンだけでなく、コンプレッションのニュアンスを感じさせないセッティングでも、軽いタッチでしっかりとしたサウンドを実現します。
ソリッドステートアンプやデジタルアンプと組み合わせ、真空管のニュアンスを取り入れるのもおすすめです。
コントロール:
- TUBE GAIN:
Nutube に送信される信号の量を調整します。 回すと徐々にNutubeによる歪みが加わります。 - COMP:
圧縮レベルを制御します。 TUBE GAIN との相互作用を通じてコンプレッションの質感を調整できます。
ミニスイッチ:
SMOOTH IMPACTは、3モードスイッチを搭載し、キャラクターを選択可能です。
- VTG (ヴィンテージ) モード:
アタックを強調し、サステインの長いクラシックなサウンドを生み出すモード。 - NAT (ナチュラル) モード:
”明らかにコンプレッサーペダルを使っている”という感覚を避けた、自然なコンプサウンドが得られるモード。ヴィンテージモードと比較して、NAT モードは高速に動作し、攻撃から圧縮を適用し、リリースが短いのが特徴です。 - SAGモード:
ビンテージ真空管アンプを大音量で再生したときに発生するサグ (SAG) を再現したモード。 真空管アンプを演奏した際に得られる自然なコンプレッションと歪みが得られますので、トランジスタアンプやデジタルモデラーなどと組み合わせ、真空管アンプのような質感を得るのに最適です。
バッファードバイパス。
YouTube – VOX SMOOTH IMPACT (動画)
VOX Valvenergy Smooth Impact Pedal Overview:
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コメント:
私は音を太くする目的でコンプレッサーをブースターとして使うのが好きなのですが、これは完璧です!!
コンプレッサーらしい圧縮ならVTGモード、NATモードとSAGモードはレコーディング時にうっすらかけたり、ブースターとしての用途にも合うと思います。



XOTIC SP Compressor


SP Compressorは、多くのプレイヤーから最高のコンプレッサーと称される、ヴィンテージのRoss CompressorやDyna-Compと同じOTA(operational transconductance amplifier)を採用のコンプレッサーです。
小型ながら、ドライ・ブレンドノブと最大+15dBのブーストが可能なボリュームノブ、「Hi」「Mid」「Lo」のコンプ感の変更スイッチ、さらに内部にはディップスイッチを内蔵し、アタックのコントールが変更可能となっています。


YouTube | XOTIC SP Compressor (動画)
Xotic SP Compressor guitar effects pedal demo:
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コメント:
ラックタイプのような上品なコンプサウンドから、ギターソロのブースターとしても使える太く荒々しいサウンドまでだせる魅力的なコンプレッサーですね。
9V電池、AC両対応です。トゥルーバイパス。
まとめ
コンプレッサーは、大きな音を抑えつつ小さな音を持ち上げることで音の粒を揃え、サステインを増やすエフェクターです。
当初はレコーディング機材として使われることの多かったコンプレッサーも、1970年代に登場したMXRの「Dynacomp(ダイナコンプ)」の登場で、多くのジャンルのギタリストやベーシストに愛用されました。
コンプレッサーの圧縮方式にはいくつかの方式がありますが、どのタイプもサステインの強化や音の粒揃え、演奏表現の幅を大きく広げることができますので、ぜひ一度お試しください。
その他コンプレッサーを見る





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