伝説のサウンドを手に入れろ!Urei 1176系コンプレッサー特集

音楽史に名を刻む名機「Urei 1176コンプレッサー」は、そのアグレッシブでパンチのあるサウンドで、レッド・ツェッペリンやローリング・ストーンズ、マイケル・ジャクソンをはじめとする名アーティストのレコーディングには欠かせない存在でした。
このページで紹介するのは、「Urei 1176コンプレッサー」をコンパクトエフェクターサイズで再現したコンプレッサーです。この伝説的なコンプレッサーがなぜ人気を集めているのか、その魅力と秘密に迫ります。
1176系コンプレッサーとは
1176系コンプレッサーは、スタジオ用のコンプレッサー/リミッターとして知られる「Urei 1176(現在はUniversal Audioによる復刻版が有名)」にインスパイアされたコンプレッサーのことです。
Urei 1176は、FET(Field Effect Transistor)を使用したアナログ的な温かみと厚みが特徴のコンプレッサーで、レッド・ツェッペリンやローリング・ストーンズ、マイケル・ジャクソン等のレコーディングで使用された伝説のコンプレッサー/リミッターです。
Led Zeppelin – Black Dog (Official Audio):
このギターのドライブサウンドは、ギターアンプではなく、Universal Audioの 1176 compressorをラインでペアで鳴らした音だそうです。
他にもLed Zeppelin IVの「When the Levee Breaks」で聴けるパワフルなドラムにも1176が使用されているとのこと。
When the Levee Breaks (Remaster):
参考:
1176 コンプレッサー_ 誕生からオーディオ史のベンチマークまで _ Universal Audio(英語)
1176系コンプレッサーがレコーディング機材としてではなく、ギターやベース用エフェクターとして注目されている理由は、音を圧縮しつつ、音量を上げるブースターとして使える点にあります。
また、その音質の素晴らしさも1176系コンプレッサーが好まれる理由です。
このページでは、Urei 1176のサウンドを再現したペダルタイプのコンプレッサー/リミッターを紹介しています。各モデルには動画リンクもありますので、ぜひ1176系コンプレッサーのサウンドを体験してみて下さい。
おすすめの1176系コンプレッサーはこちらから。
おすすめ1176系コンプレッサー
EMPRESS EFFECTS Compressor MKII
Compressor MKIIは、スタジオレコーディングで有名な「Urei 1176(UA 1176)コンプレッサー/リミッター」にインスパイアを受けて作られたエフェクターで、1176の特徴的なサウンドをそのままに、ギターやベースの演奏に適したコンパクトなサイズにまとめられています。
オールアナログシグナルパス:
デジタル処理は一切ナシ。完全なるアナログサウンドが保たれています。
究極のトランスペアレントサウンド:
楽器本来のサウンドをマスクすることなく、自在なダイナミクスコントロールを可能にしています。
Ratio(圧縮率):
- 2:1: 軽い圧縮。音のダイナミクスを少しだけ抑えます。
- 4:1: 中程度の圧縮。音をしっかり整えつつ、自然な感じを保ちます。
- 10:1: 強い圧縮。音のダイナミクスをかなり抑え、平坦で均一な音になります。
Attack / Release:
独立したアタック/リリースコントロールは、スタジオグレード機器と同等の品質です。
Mix:
Dry/Wet(コンプレッション)の比率を自在に設定し”パラレル・コンプレッション”を可能にします。ダイナミクスやサスティンを的確に整理しながら、一切の原音ニュアンスを失いません。
LEDメーター:
インプットゲイン/ゲインリダクションレベルを視覚的に表示するLEDメーターが搭載されています。
Toneコントロール:
500Hzをセンターとした”tilt”スタイルのトーンコントロールを新しく搭載しています。
サイドチェインに対応:
Compressor MKIIはサイドチェインに対応しており、TRS 3.5mmケーブルを使用して、特定の音(例えば、キックドラムの音)をトリガーとしてコンプレッサーに送ることができます。さらに、Compressor MKIIにはハイパスフィルターが本体上に搭載されており、低域の影響を抑え、ギターなど本体に繋いだ楽器の音を精密に圧縮できます(ハイパスフィルターは120Hzまたは240Hzから選択可能です)。
True Display LEDs:
ブライトなマルチカラーLEDで、コンプレッションの情報を正確に伝えます。
True Bypass:
ペダルをバイパス時にはシグナルに一切影響を与えないトゥルーバイパスを採用。
Small Size, Beautiful Case:
前モデルCompressorの全ての機能を網羅しながら、ほぼ半分へサイズダウン。
スパークルが美しいブルーとグレーカラーからお選びいただけます。
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YouTube | EMPRESS Compressor MKII(動画)
Empress Effects Compressor MKII on Guitar and Bass:

ORIGIN EFFECTS Cali76 FET Compressor
Cali76 FET Compressorは、1960年代以降の多くのスタジオレコーディングで聞かれた世界的に有名な「Urei 1176スタジオコンプレッサー」からインスピレーションを受けて開発されたスタジオ品質のオールアナログFETコンプレッサーペダルです。
DRYコントロール:
DRYコントロールがなければ、現代のコンプレッサーペダルとは言えません。Cali76 FET Compressorは、DRYコントロールにより、追加のギアを必要とせずにパラレルコンプレッションを実現できます。パラレル コンプレッションは、強力なコンプレッションとドライ信号の自然なダイナミクスをミックスする、人気のスタジオテクニックです。Cali76 FETコンプレッサーは、そのスタジオテクニックがペダルボード上でこれを実行でき、プレゼンス、サステイン、アーティキュレーションの完璧なブレンドが得られます。
24Vに内部昇圧:
優れたコンプレッションには優れたヘッドルームが必要ですが、このペダルには十分なヘッドルームがあります。電圧は標準の 9VDC電源ですが、内部で 24Vに昇圧します。Cali76 FETコンプレッサーは、シグナルチェーンのどこに置いても非常にクリアな状態を保ち、キーボードやスタジオのアウトボードギアからのラインレベル信号を処理できます。
LEDゲインリダクション メーター:
Cali76 FET Compressorには、10個のLEDゲインリダクション メーターが搭載されており、ペダルがどの程度、どの程度の速さで圧縮しているかを正確に確認できます。
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サウンドハウスで見る
イシバシ楽器で見る
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YouTube – ORIGIN EFFECTS Cali76 FET Compressor (動画)
Cali76 FET Compressor: Sample Settings (w/ Jack Griffiths):

Universal Audio UAFX Max Preamp & Dual Compressor
UAFX Max Preamp & Dual Compressorは、レコーディングスタジオの名機と言われる「Teletronix LA-2A」、「Urei 1176(UA 1176)」、ギタリストにはおなじみの「MXR Dyna Comp」という3つのクラシカルなコンプレッサー/リミッターの名機を1つのペダルに搭載したペダルです。
UNIVERSAL AUDIOの伝説的なチューブプリアンプ ”610”とEQをフルエミュレーションしたサウンドも再現可能。



各コンプレッサーは任意の組み合わせて並べ、2つのフットスイッチでON/OFF可能。
また、UAFX Control アプリを使用することで、プリアンプEQの設定や調整、シリアル/パラレル操作、サイドチェーン ベース フィルターの追加など細かな調整が可能となっています。
ステレオ入出力に対応。
※ACアダプターは一般的なセンターマイナスの9Vアダプターと同サイズですが、400mAの電流を必要としますので注意が必要です(400mAの電流を供給できない場合、ペダルが正しく動作しないことがあります)。
メーカー純正品(別売)はPSU-GP1-WWになります。
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YouTube – Universal Audio UAFX Max Preamp & Dual Compressor (動画)
Universal Audio Max Preamp/Dual Compressor:

Universal Audio 1176 Studio Compressor
1176 Studio Compressorは、Universal Audioの伝説的なコンプレッサー”1176”のサウンドを再現したペダルです。
1967年に導入された Universal Audio 1176(Urei 1176) は、オーディオリミッティングの王様であり、”Led Zeppelin IV” など他のどのコンプレッサーよりも多くのクラシックアルバムで聴くことが出来ます。
中央のピンスイッチでSingle、Dual、Sustainとモードを切り替えて使用できます。
トゥルー/バッファードバイパス切り替え、パラレル圧縮モードのON/OFFを選択可能。
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YouTube – Universal Audio 1176 Studio Compressor (動画)
Universal Audio UAFX 1176 Studio Compressor × 菰口雄矢:

UAFX Max Preamp & Dual Compressorには3つのコンプレッサー/リミッターが搭載されていますが、こちらは1つに特化したペダルになります。
オリジナルの”1176”コンプレッサーはレッド・ツェッペリンのアルバム「IV」でも使われた名機。1176 Studio Compressorで再現するには「Dual」モードだそうですが、通常のコンプレッサーでは得られないサチュレーションがたまらなくカッコいいですね!(こちらの動画では1:14~)
WAMPLER PEDALS EGO 76 COMPRESSOR
EGO 76 COMPRESSORは、伝説のスタジオコンプレッサー 1176 Peak Limiter のサウンドを再現したペダルです。

Ego 76 は、FETベースのコンプレッサーで、9vのコンパクトサイズながら、スタジオクオリティのサウンドが得られるようになっています。
トゥルーバイパス。
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YouTube | Wampler EGO 76 COMPRESSOR (動画)
Wampler Pedals EGO 76 Compressor:

スタジオクオリティーのコンプレッサーとのことで、こちらは常時ONで使いたいコンプレッサー/リミッターですね。チューブアンプらしいコンプ感も得られるので、トランジスタアンプとの組み合わせも良さそう。
オーバードライブ(ブースト)サウンドは5:30から聴くことが出来ます。ナチュラルなサチュレーション良いですね。
WARM AUDIO Pedal76
Pedal76は、伝説的なスタジオコンプレッサーである”Urei 1176(UA 1176)”をはじめとする76系と呼ばれるコンプレッサー再現したペダルです。

Urei 1176(現行モデルUNIVERSAL AUDIO 1176LN)は、Led ZeppelinやRolling Stones、Michael Jackson等のレコーディングで使用された伝説のコンプレッサー/リミッターです。
最強のスタジオコンプレッサーを再現:
Pedal76 は、超高速のアタックとリリースを持ち、あらゆるソースに甘いアナログ トーンを加えることで知られる、史上最速かつ最強のスタジオ コンプレッサーの 1つを正確に再現しています。
スタジオ品質のサウンドをステージで再現:
Pedal76 は、本物の 76系 FET コンプレッサーを再現するために、CineMag USA トランスフォーマーを含む、オールアナログ回路とプレミアム コンポーネントで構築され、豊かな倍音と、ハイゲインモードでは、オリジナルモデルを彷彿とさせるオーバードライブも再現しています。
トゥルーバイパス/バッファードバイパス:
Pedal76 は、トゥルーバイパス/バッファードバイパスの切り替えなど、ライブに対応したコントロールが備わっており、入力感度、グラウンド/リフト、パッド、ハイ/ロー ゲイン モード (どちらも DI 操作用) のスイッチは、ライブやスタジオでさらに便利です。

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YouTube | WARM AUDIO Pedal76 (動画)
The Secret Of Legendary Guitar Tones | Warm Audio Pedal76 | Gear Corner:

以上が1176系コンプレッサーの魅力です。お気に入りのモデルは見つかったでしょうか。その他コンプレッサーのおすすめはこちらで紹介しています。
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