フェンダー、マーシャルなどのアンプモデルにファズやオーバードライブなどを加えたペダルTECH21 Character Plus Seriesが発売
TECH21 SansAmp Character Plus Seriesからフェンダー+チューブスクリーマー系ペダルのScreaming Blonde、マーシャル+ファズフェイス系ペダルのFuzzy Brit、ハイワット+ビッグマフ系ペダルのEnglish Muffy、VOX+レンジマスター系ペダルのMop Top Liverpoolの4機種が発売されました。
TECH21 SansAmpキャラクタープラスシリーズとは
TECH21のSansAmpというと、アンプシミュレーターの老舗で、私もTECH21 FLY RIG 5 V2というマルチエフェクターを所有していますが、なかなか素晴らしい出来のエフェクターです。
今回、TECH21 SansAmp Character Plus Seriesとして発売されたのは4機種で、マーシャルやフェンダーなど著名なアンプモデルを基本に、2チャンネル仕様、さらにファズやオーバードライブなどこれまた代表的な歪みエフェクターを1つ搭載したペダルとなっています。
コントロールを見てみると、上段がアンプのコントロールで、下段がエフェクターのコントロールという感じでしょうかね。
上段右のDRIVE Aの隣にはCHAR A、CHAR Bのつまみがあり、ここでチャンネルAとBのアンプのキャラクターを変えられるようです。
それでは1つずつ見てみましょう。
Screaming Blonde(Fender + Tube Screamer)
Screaming Blondeは、フェンダーアンプとチューブスクリーマーを組み合わせたペダルで、スティーヴィー・レイ・ヴォーンが好きな人におすすめのペダル。
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良い感じです👍フェンダーアンプ+チューブスクリーマーの雰囲気は十分に出ているように感じます。
メーカーサイトによりますと。
(CHARつまみのことだと思います)つまみが12時より下は、ブラックフェイス~シルバーフェイスのサウンドでソフトなミッドレンジとトップエンドのきらめき、12時で低音域、中音域、高音域がすべて揃ったブロンド(ブラウンフェイス)期のサウンド、12時を超えるとツイードアンプのようなサウンド、フルアップにするとリードブーストされたトーンが得られます。
とありますが、つまみを回すことで歴代フェンダーアンプのキャラクターが再現でき、さらにチューブスクリーマーを足せるのは面白いアイデアですね👍
English Muffy(HiWatt + Big Muff)
English Muffyは、ハイワットとビッグマフを組み合わせたペダルで、ピンクフロイドのデヴィッド・ギルモアや、ザ・フーのギタリスト ピート・タウンゼントが好きな人におすすめのペダル。
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こちらもマフらしいジャリジャリした高域とブーミーなからも抜ける低域が見事に表現されている気がします。
メーカーサイトによりますと。
(CHARつまみが)12時より下ではクリーンでクラシックな HiWattスタイルのトーン、 12時近くになると、Who Are You、Baba O’Riley、We Won’t Get Fooled Again などの70年代のザ・フースタイルのクランチサウンド、12時より上は、デヴィッド・ギルモア・スタイルのリードサウンド、フルにすると、、、配偶者?やリードシンガーがうるさくて?逃げる可能性があります。
とあります。
Fuzzy Brit(Marshall + Fuzz Face)
Fuzzy Britは、マーシャルアンプとファズ(フェイス)を組み合わせたペダルで、ファズフェイスといえばジミ・ヘンドリックスですが、ジミ以外にもマーシャルアンプとファズを組み合わせて使っていたギタリストはジェフ・ベックやジミー・ペイジなどもそうですし、探したらきりがないくらい定番の組み合わせのペダルです。
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ファズフェイスはブーミーで意外と使いにくかったりするのですが、Fuzzy Britに搭載されているファズはとても扱いやすそうな印象を受けました。もちろん動画後半ではファズフェイスらしいブーミーなサウンドも出せていますのでファズフェイスらしさは失っていませんので問題ありません。
メーカーサイトによりますと。
(CHARつまみが)12時より下でマーシャルJTM45 スタイルのサウンド、12時に近づくとPlexiマーシャル、12時より上で70 年代のメタルフェイスのクラシックなサウンド、フルアップすると「11」になります。
とあります。
Mop Top Liverpool(Vox + Rangemaster)
Mop Top Liverpoolは、ビートルズも使った英国を代表するアンプVOXとレンジマスターを組み合わせたペダルで、代表的なアーティストで言えばクイーンのブライアン・メイやロリー・ギャラガー。そんなギタリストが好きな方におすすめのペダルです。
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動画前半のロリー・ギャラガー風カリンカリンなサウンドも、動画中程のブライアン・メイ風サウンドも素敵すぎます。
Mop Top Liverpoolは他のペダルとは少しコントロールが異なっていて、ブーストつまみが1つと、High Shift、Mid Shiftというスイッチになっていますが、メーカーサイトによりますと。
CHAR A:
12時より下では、コントロールを9時に設定したトップ ブーストのトーンを提供し、よりスローなクリーン サウンドとウォームなオーバードライブトーン、12 時に向かって進むとクラシックなブリティッシュミッドサウンド、12時を過ぎると、クランチでオーバードライブされたトーンに明瞭さをプラス、フルアップで、アルニコスピーカーのアッパーミッドがプラス。CHAR B:
12時より下では、コントロールを3時に設定したトップ ブーストのトーンになり、低音と高音の多い完全なクリーン サウンドに、12時に向かって進むと、クラシックなブリティッシュミッド、12時を過ぎると「ウーマン トーン」のようなサウンド、フルアップにするとトップブースト以外の AC30 スタイルのトーンの低中域がブーストされます。
とあります。
下段のエフェクター(レンジマスター)セクションでは、つまみが12時の位置がフラット、時計回りに回すと最大 12dB のトレブルブーストが得られ、反時計回りに回すと最大12dBのミッドレンジブーストが得られるとのことです。
ここでミッドレンジのブライアン・メイかトレブルブーストのロリー・ギャラガーかを切り替え出来るっぽいですね👍
まとめ
全部欲しくなるやないか!!!というくらいどれも魅力的なペダルですが、全てのペダルにおいて共通して素晴らしいと感じたのは、クリーンから歪んだサウンドまでがとても自然でシームレスだということ。
例えばEnglish Muffyの動画の中盤にある、ストラトキャスターによるクリーンなブラッシング(コードカッティング)から歪んだサウンドまでがとても自然なのには驚きました。
これはやはり、アンプのキャラクターと(A/B)2つのチャンネル、エフェクターを含めた音の調整がシンプルなコントロールながらも緻密に出来るからなのでしょうね👍
Character Plus Seriesのお値段💰を見てみると、簡単に買える値段ではありませんので、私が4つの中から1つ選ぶとするならEnglish Muffyですかね。
チューブスクリーマーは持ってますし、マーシャル系も手持ちのエフェクターで何とかなりそうですが、English Muffyのボーボーいうファズサウンドと、ファズらしい艶やかな鈴鳴りクリーンが特に素晴らしいと感じました。
これ1台あればかなりのサウンドが作れるのではないでしょうか?もちろん前後に色々なエフェクターを繋いでも良いでしょうしね。
ちなみにCharacter Plus Seriesの接続方法は、通常のエフェクターのようにギター~アンプ間に接続するのはもちろん、アンプにエフェクトループがあればリターン端子に繋いだり(その場合はアンプのコントロールはバイパスされます)、アンプを介さずにミキサーに直接つなぐことも可能です。
TECH21はこれまた素晴らしいペダルを出してきましたね。
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TECH21 SansAmp Character Plus Series(動画)
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