シリコントランジスタのトーンベンダーManlay Sound Buzz The Fuzzが登場
Manlay Soundからシリコントランジスタのトーンベンダー Buzz The Fuzzが発売されました。
トーンベンダーとは
トーンベンダーとは、1965年に英国で生まれたファズで、ファズフェイスやビッグマフと並び称されるファズの名機です。
TONE BENDER MKIII~OEMモデルも数多いビンテージ・ファズの名作:
知名度はファズフェイスやビッグマフほどではないですけど、ジェフ・ベックやジミー・ペイジをはじめ、ビートルズ、ミック・ロンソン等が愛用したペダルとして有名です。
特にトーンベンダーで良い音を出していたのはジェフ・ベックで、60年代のデビューからジェフ・ベック・グループや「ブロウ・バイ・ブロウ」などのフュージョン期に至るまで、全盛期と言われるキャリアのほとんどで使用しています。
Jeff Beck | Rock My Plimsoul:
参考:ベイジ、ベックが愛用したファズの名機トーンベンダーのレプリカなどFormula B Elettronicaの歪みペダルを紹介
Manlay Sound Buzz The Fuzz
今回発売されたManlay Sound Buzz The Fuzzは、トーンベンダー最初期のMK1を再現したペダルですが、オリジナルモデルとの違いはシリコントランジスタが使われている点。
オリジナルトーンベンダーMK1はもちろんゲルマニウムトランジスタですが、ゲルマニウムトランジスタは個体差があったり、温度変化に弱く、音が変わってしまうというなどと言う欠点もあり、現代ではやや使いにくい面があります。
1970年代になると、ファズフェイスなどもゲルマニウムからシリコントランジスタに置き換わるのですが、マニアックな方はゲルマニウムにこだわりを持っている方もいらっっしゃいますね。
今すぐ購入Manlay Sound Buzz The Fuzzの動画
以下は、同じManlay SoundのトーンベンダーMK1を再現したRonno Bender(ゲルマニウムトランジスタ)とBuzz The Fuzz(シリコントランジスタ)を比較した動画です。
Tone Bender MK1 was probably the best Fuzz ever. Germanium vs Silicon versions compared.:
同じトーンベンダーMK1を再現したペダルですが、シリコンとゲルマニウムの違いはどうですか?若干のチューニングが加えられているとは言え、ほとんど同じですよね。
※高域の突き刺さる感じが若干ゲルマニウムのほうが強いかな?という気もしますが。。。
これは私の持っているファズフェイスにも言えて、ゲルマニウムのほうが若干高域成分が多く、シリコンはぶっといサウンドという感じです(好みでいうと私はシリコン)。
さらに、メーカーサイトによりますと。
トランジスタをシリコンに変更することで、安定性と信頼性が高まるだけでなく、標準的な「センターマイナスの9V電源」での駆動が可能になります。
とのこと。
え、どういうこと??
確かにManlay Soundのラインナップを見ると、ゲルマニウムトランジスタモデルは、9Vセンタープラスとなっていますが、手持ちのファズフェイスミニはBOSSタイプの9Vセンターマイナスなんですけどね。。。。🤔
とにかく、BOSSタイプの9Vセンターマイナスが使えるということは便利ですし、誤って繋いでしまい壊してしまうこともなくなります。
まとめ
Manlay Sound Buzz The Fuzzは、トーンベンダーMK1のサウンドはそのままに、シリコントランジスタを採用することで、安定性と信頼性が高まるだけでなく、標準的な「センターマイナスの9V電源」が使えるという点では非常に良いと思います。
動画を見た限りでは、ゲルマニウムよりサウンドが劣っているということでもないですし。
さらにいうと、Manlay Soundのゲルマニウムのトーンベンダーシリーズより安くなっている点も見逃せません。
価格はショップにもよりますが、1万円くらいは安いようです。
トーンベンダーは私もいつか手に入れたいペダルですが、Manlay Sound Buzz The Fuzzはかなり良いと思いますよ。
Manlay Sound Buzz The Fuzzはこちらで購入できます
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YouTube – Manlay Sound Buzz The Fuzz (動画)
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