FENDER LINCOLN BREWSTER STRATOCASTERは、クラプトンとベックのストラトキャスターを融合させたような魅力的なギター

FENDER LINCOLN BREWSTER STRATOCASTERは、エリック・クラプトン・ストラトキャスターやジェフ・ベック・ストラトキャスターの良いとこ取りしたようなとても魅力的なギターです。

LINCOLN BREWSTER STRATOCASTERとは

FENDER LINCOLN BREWSTER STRATOCASTERとは、リンカーン・ブルースターのシグネチャー・ストラトキャスターです。

リンカーン・ブルースターさんという方は知らなくて、調べてみたところ、アメリカのシンガー・ソングライター、セッションギタリストであり、アメリカの現代キリスト教ミュージシャンであり、牧師さんとのことです。

音楽を聴いてみると、なるほど歌詞が宗教っぽいですね。

No One Like Our God (One Take) – Lincoln Brewster：

宗教的な音楽だけでなく、ジェフ・ベックのカバーで有名なGOING DOWNもプレーしています。

GOING DOWN | LINCOLN BREWSTER with PAUL SHAFFER：

すごく良い音ですね。こちらはLINCOLN BREWSTER STRATOCASTERのゴールドカラーと思われます。

FENDER LINCOLN BREWSTER STRATOCASTERですが、2点支持のトレモロを搭載していることから、ジェフ・ベックのストラトキャスターのようなギターか？と思ったら、それ以上にモダンで使えるストラトキャスターのようです。

詳しく見てみましょう。

まず、ネックは"Soft V"シェイプのメイプルネック（コンパウンドラジアス指板）、ボディー材にはアッシュが採用されています（ネックはニトロセルロースラッカーフィニッシュ、ボディーはグロスラッカーフィニッシュ）。

メイプル1ピースネックに、アッシュボディーと言うと、1956年前半までの仕様のストラトキャスターですね。1956年後半以降はボディー材がアルダーに変わり、有名なのがエリック・クラプトンのストラトキャスター”ブラウニー”や”ブラッキー”です。

トレモロには、6点よりもチューニングに有利だといわれる2点支持トレモロが搭載されており、さらに弦をペグでロック可能なロッキングチューナーも搭載とのこと。

ぱっと見、普通のクルーソンペグのようですが、メーカーサイトには”Vintage-Style Locking”とあるので、gotohのマグナムロックあたりが付いているのでしょうか。

ピックアップはノイズレスピックアップとして人気のDiMarzio Area 58（ネック&ミドル）、DiMarzio Area 61（ブリッジ）が搭載されていて、文字通りノイズに強いのが特徴です。

さらに、コントロールはボリュームがプッシュ/プル式のコントロールになっており、内蔵アクティブプリアンプ（10dB）のON/OFFを兼ねていて、中央のトーンはミッドブーストのレベル調整、トーン2はリアピックアップのみに効くトーンとなっていてなかなか実用的な仕様です。

FENDER LINCOLN BREWSTER STRATOCASTERのサウンドと説明はこちらが参考になります。

今回新たに発売されるのはオリンピックパール（ホワイト）で、以前のゴールドとボディーの色は異なりますが、仕様は同じです（こちらの動画のほうが短くまとめられているので分かりやすい）。

The Lincoln Brewster Stratocaster I Artist Signature Series | Fender：

プッシュプルノブや2つのトーンで多彩な音を出しているのが分かります。

NAMM/CMM Chapel 2021：

音はこちらで。。。。軽やかな歪みがとても心地よいですね。

FENDER LINCOLN BREWSTER STRATOCASTERは、オーソドックスな風貌からは想像できない多彩なサウンドを持ったストラトキャスターです。

2点支持とトレモロユニットとノイズレスピックアップは、ジェフ・ベックのストラトキャスターを彷彿とさせますし、ミッドブースターはまるでエリック・クラプトンのストラトキャスターのようです。

ただ、個人的にはプリアンプ回路をON/OFFできるノブは、引き上げるとめっちゃ弾くときに邪魔だろうな？？とは思いますけど。。。。どうなのでしょうか。

ちなみにエリック・クラプトンのストラトキャスターはミッドブースター回路を切り離せないので、普通のストラトキャスターとはちょっと違うサウンドで、私もCrewsのSECというエリック・クラプトン・ストラトキャスター風？のギターを所有していますが、外しちゃいましたもん😅

やはりプリアンプ回路をバイパスできるのは便利なのですかね。一度弾いてみたです。

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