NHK「NO EFFECTOR, NO LIFE.」田渕ひさ子氏のエフェクターボードを調べてみた!
2024年12月1日にNHKで放送された「NO EFFECTOR,NO LIFE.」の雑感と、番組内で使用していた田渕ひさ子さんの使用エフェクターについて。
NO EFFECTOR,NO LIFE.の感想
NHKの「NO EFFECTOR,NO LIFE.」を見ました。今どき地上波でしかもエフェクターの話題を取り扱ってくれるなんて感謝しかありませんね、しかも非常に面白かったです。
田渕ひさ子氏のインタビューからはじまり、ヴィンテージエフェクターの収集家でありPEDAL SHOP CULT代表の細川雄一郎氏や、エフェクター製作者(VEMURAM)の手塚大哉氏のインタビューなど短い時間でしたがとても楽しめました。
番組で特に目を引いたのはやはり田渕ひさ子さんのエフェクターボード。田渕ひさ子さんのあの歪みの基本はBOSSのBD-2 Blues DriverとKLON CENTAURだったんですね。
中でも特に興味深かったのは「EARTHQUAKER DEVICES Dispatch Master」と「BOSS RV-6」という2つのディレイ+リバーブがボードに入っていたことで、BOSS RV-6をディレイとして紹介していました。
参考動画:Is the BOSS RV-6 Any Good?:
参考動画:Dispatch Master(ディスパッチマスター)ディレイ&リバーブ:
EARTHQUAKER DEVICES Dispatch Masterはどちらかというとテープエコーの暖かなサウンドのディレイで、BOSS RV-6はクリアなサウンドが特徴のディレイ(+DELAY)が入っています。
▼こちらの動画は偶然見つけたものですが、BOSSのRVシリーズについて語っているシーンがあり(42:11~)、RVシリーズはRV-6以前のRV-2の時から愛用していて、ナンバーガールのほとんどはRV-2のディレイサウンドなんだとかφ(..)メモメモ。
Talk with BOSS 第2回 Blues Driverについて語ろう:
確かにRVシリーズのディレイは気持ちの良い音ですよね。
田渕ひさ子さんの使用エフェクター
「NO EFFECTOR,NO LIFE.」内で紹介されていた田渕ひさ子さんのエフェクターボードの詳細です。
右上から
- KORG Pitchblack
- BOSS BD-2 Blues Driver
- FREE THE TONE PT-3D POWER SUPPLY
- KLON CENTAUR
- EARTHQUAKER DEVICES Dispatch Master
- MAXON CS505 Stereo Chorus
- MXR PHASE 90
- IBANEZ TRMINI
- メーカー不明ファズ
- Providence P-4TB TRUE BYPASS
- BOSS RV-6
チューナー
Pitchblackは、定番のフロア型チューナーです。現行モデルはPitchblack Xです。
オーバードライブ
BOSS BD-2 Blues Driver:
BD-2は、アンプライクな歪みが得られる人気のオーバードライブです。
パワーサプライ
FREE THE TONE PT-3D POWER SUPPLY:
PT-3Dは、エフェクターに電源を供給するための機器です。
オーバードライブ
KLON CENTAUR:
KLON CENTAURは、伝説のオーバードライブです。現在では様々なコピーやクローンと呼ばれるモデルが多数発売されています。
オーバードライブの王様!ケンタウルス系オーバードライブまとめ
リバーブ+ディレイ
EARTHQUAKER DEVICES Dispatch Master:
Dispatch Masterは、テープエコー系ディレイとリバーブの2in1モデル。柔らかなテープエコー風サウンドです。
コーラス
MAXON CS505 Stereo Chorus:
CS505 Stereo Chorusは、ステレオに対応したコーラスで、音に広がりと揺れを与えるエフェクターです(廃盤)。
フェイザー
MXR PHASE 90:
PHASE 90は、原音に位相を変えた音をミックスすることで、独特の音の揺れやうねりを生み出す定番のエフェクターです。
トレモロ
IBANEZ TRMINI:
TRMINIは、フェンダーアンプなどに搭載されているトレモロを再現するためのエフェクターです。
ファズ
メーカー不明
ループセレクター
Providence P-4TB TRUE BYPASS:
P-4TBは、エフェクトオフ時の音質劣化を防ぐためのループセレクターです(ワンクリックでループに繋いだエフェクターON/OFFしたい時に便利です)。
リバーブ+ディレイ
BOSS RV-6:
RV-6は、リバーブペダルですが、田淵さんは+DELAYモードがお気に入り。
接続順
ファズだけちょっとわかりませんでしたが、面白いですね。
ケーブルを追うと、「チューナー▶BD-2▶CS505▶TRMINI▶ファズ▶ループセレクター(▶CENTAUR▶Dispatch Master)▶RV-6 」と接続されていて、ループセレクターでケンタウルスとDispatch Masterが一気にON/OFF出来るようになっているようです。
P-4TBはプログラマブルスイッチャーではないので、1クリックでBD-2系とケンタウルス系のサウンドを切り替えできるわけではありませんが、おそらくCENTAUR+Dispatch Masterをギターソロ時のブースター+エコーとして使っているのでしょう。
まとめ
まさか地上波でエフェクターを扱う番組がみられるとは思いませんでしたが、こういうのもっとみたいなぁ。
NHK鳥取さん、最高です!!
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