CARL MARTIN PlexiRangerは往年のロックサウンド再現するマーシャル系ペダル
CARL MARTIN PlexiRangerは、60年代のマーシャル"PLEXI"と、さらにそのプレキシ・サウンドをトレブルブースターでブーストした往年のロックサウンドを再現した歪み系エフェクター。
CARL MARTIN PlexiRanger
今すぐ購入PlexiRangerの “PLEXI"とは、マーシャル初のアンプJTM45からはじまる1960年代までのアンプの総称で、シルバーのコントロールパネルの上に黄色いプレキシグラス(アクリル板)が貼られていたことからそう呼ばれています。
1970年以降のマーシャルは、コントロールパネル自体がゴールドパネルに変わり、音が悪くなったわけではないのでしょうが、エリック・ジョンソンなどプレキシマーシャル以外認めねーぜ!的なマニアックなギタリストも結構いるみたいですね。
マーシャル + トレブルブースター
60~70年代のロックは、そのプレキシマーシャルに加え、ゲインアップさせる目的でトレブルブースターというものがよく使われました。
トレブルブースターとはブースターではなく、厳密に言えばトランジスタを使用したファズなのですが、有名なところでは、リッチー・ブラックモアやロリー・ギャラガーらが愛用したHORNBY SKEWES TREBLE BOOSTERや、エリック・クラプトン、ブライアン・メイ、トニー・アイオミらが愛用したDALLAS RANGEMASTER。
PlexiRangerはそんなマーシャル+トレブルブースターのサウンドを再現したペダルのようです。
CARL MARTIN PlexiRangerの動画
Carl Martin: PlexiRanger PLEXI & BOOST:
まずマーシャル系オーバードライブとしての完成度が素晴らしいですね。この音を聴いていろいろなギタリストのリフが思い浮かびます😍
ただ、ブースターのほうは、質の良いブースターという感じで、ファズ(トレブルブースター)っぽさはあまり感じません。
PlexiRangerという名前(プレキシ・マーシャル+レンジマスター)と言う名前から、もっとファズっぽいサウンドを想像していただけにちょっと残念。
ただ、ブースター単独でも質の良いドライブサウンドは作れますので歪みエフェクターとしての完成度は素晴らしと思います(PlexiRangerという名前じゃなければ良かったのに・・・)。
ちなみにトレブルブースターとはこんなサウンド!というのを紹介しておきたいと思います。
British Pedal Company Vintage Series Dallas Rangemaster:
レンジマスターのデモ動画ですが、ブースターではなくて、もろファズですよね。
こちらの動画はかなり硬めの音ですが、ファズ(トレブルブースター)というのは奥深くて、アンプ側がクリーンだと耳に痛いパキパキな歪みしか得られないのですが、アンプ側やオーバードライブ等で少しドライブさせてあげると柔らかなオーバードライブ風のサウンドが得られるのが特徴です。
また、ギターのボリュームの追従性が良くて、ギター側のボリューム10ではやや歪み過ぎかな?くらいのサウンドを作っておいて、絞ってゆくと、ファズからディストーション~オーバードライブ風のサウンドになり、さらに絞るとキラキラしたクリーンも得られるというとても面白いペダルなんですね。
その使いこなしが上手いのはやはり70年代のギタリストです。
特に70年代のジェフ・ベックは常にトーンベンダー(ファズ)はONでボリュームコントロールでとても魅力的な音を出すギタリストの一人です。
ちょっと話がそれてしまいましたが、CARL MARTIN PlexiRangerは、マーシャル系サウンドのペダル+ブースターとしての完成度は素晴らしいものの、トレブルブースター(ファズ)としては??という感想を持ちました。
皆さんはいかがでしょう??
CARL MARTIN PlexiRangerはこちらで購入できます
詳細を見る
posted with カエレバ
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません