FENDERのデジタルアンプ Tone Masterシリーズにツイードベースマン（59 Bassman）が登場！

2024年8月21日

Tone Masterシリーズにツイードベースマン（59 Bassman）が追加されました。デジタルアンプですがそのサウンドは本物の真空管アンプに勝るとも劣らないすごいアンプだと思います！！

1. ツイードベースマンとは
2. Tone Master ’59 Bassman
3. Tone Master ’59 Bassmanのサウンド
4. Tone Master ’59 Bassmanの機能
5. まとめ
6. Tone Master 59 Bassmanはこちらで購入できます
7. おすすめ記事

ツイードベースマンとは

ツイードベースマンとは、フェンダー初期のツイード生地をまとったアンプのことで、マーシャル最初期のJTM45アンプの元になったアンプとしても有名です。

MARSHALL ST20H — 写真はミニサイズのST20 STUDIO JTM

ツイード期のフェンダーアンプは、後のブラックフェイスやシルバーフェイスのアンプに比べドライブさせやすく一部ユーザーには非常に人気があり、そんなツイード期のベースマンがデジタルアンプ（トーンマスターシリーズ）としてラインナップに加わりました。

その他のトーンマスターシリーズはこちらから。

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https://tgr-guitar.com/tonemaster-digital.html

Tone Master ’59 Bassman

Tone Masterシリーズの59 Bassman アンプは、デジタルモデリングアンプです。

デジタルなので、当然真空管は使用されていませんが、そのサウンドは真空管アンプそのもの。

多くのデジタルアンプは、歪みは良くてもクリーンから少し歪みの乗ったクランチサウンドが今一つなものが多かったのですが、このTone Masterシリーズの音は、本物の真空管アンプに勝るとも劣らないサウンドがとても素晴らしいアンプだと思います。

※個人的にTone Masterシリーズはクリーン～クランチは完璧で、ドライブサウンドは少し違う気もしますが、フェンダーアンプはボリュームを上げるとブーミーで意外と使えない音だったりするので、逆にTone Masterシリーズの歪んだ音の方が心地よかったりします。

Tone Master ’59 Bassmanのサウンド

まだ発売前ということもあって動画が少ないのですが、こちらの動画でもベースマンサウンドのリアルさは伝わってきます。

Tone Master ’59 Bassman：

クリーンはもちろん、ボリュームを上げたときのクランチ～ドライブサウンドはかなりリアルですね。リバーブが搭載されているところも良いです！！

以下の動画は本物のチューブを使った59 Bassmanのサウンドですが、ほぼ同じサウンドと言って良いのではないでしょうか。すごいです！

Fender Vintage Reissue ’59 Bassman LTD 4X10 Guitar Combo Amp：

Tone Master ’59 Bassmanの機能

出力切り替え

オリジナルの59 Bassmanは名前の通り1959年のアンプですので、小音量で歪ませるためのマスターボリュームがありません。

このTone Master ’59 Bassmanにもマスターボリュームはありませんが、背面にある出力を落とすスイッチにより、オリジナルの45wの他、22w、12w、5w、1w、0.5wと出力を落とすことが可能で、小音量でも歪んだ音が再現できるようになっています。

スプリングリバーブ・Vintage/Tightスイッチ・エフェクトループ

4つのアルニコスピーカー”Jensen P-10R”から出力されるベルトーンはもちろん、本家にはないスプリングリバーブや、よりスムーズなベースレスポンスを実現するヴィンテージ/タイトスイッチ、ディレイなどを接続するのに便利なエフェクトループも装備されています。

また、レコーディングに便利なインパルスレスポンス (IR)に対応したXLRライン出力も搭載されています。

重量は14.5kg

オリジナルの59 Bassmanの重量は24kgですが、このTone Master ’59 Bassmanはチューブ回路を廃しデジタル化したことで、重量は14.5kgとなっています。

14.5kgというと、10インチスピーカー1基搭載のチューブアンプ 65 PRINCETON REVERBでも15.7kgですから、かなり軽量化が図られているのがわかります。

チャンネル

チャンネルは “Normal” and “Bright”の2チャンネル仕様で、もちろんマーシャルアンプでおなじみのチャンネルリンクも可能です。

USBポート

ファームウェアアップグレード用のUSBポートが搭載されています。

フットスイッチ

2ボタンフットスイッチが付属しています。

まとめ

Tone Master ’59 Bassmanのサウンドは、チューブアンプのリアルさもあり、また本家にはないエフェクトループや出力切り替えスイッチ、IRに対応のLINE出力も搭載されており、ライブやレコーディング、自宅練習にも使いやすいと思います>自宅用にはサイズがデカすぎますが重量は14.5kgと10インチスピーカー4発が搭載されている割には軽量です。

Tone Master 59 Bassmanは、近年のデジタル・モデリングアンプと違い、1つのアンプの音しか出せませんが、ツイード期のフェンダーサウンド好きな方にはおすすめだと思います。もちろん初心者には敷居の高いチューブアンプのバイアス調整も必要ありません。

練習スタジオを運営している方にも、デジタルアンプはメンテも必要最小限で済むので非常に良いのではないかなと思います。

個人的には小型アンプが好きなので、59 Bassmanではなく 12wのツイードデラックスあたりを発売してくれると嬉しいのですがね。