マーシャルアンプは、アメリカで鳴らすよりも英国で鳴らした方が音が良い!?
「マーシャルアンプは、アメリカで鳴らすよりも英国で鳴らした方が30%音が良い」これはメタリカのギタリスト、カーク・ハメット氏の言葉です~Guitar.comより
アンプの音と電圧の関係
日本の電圧は100V(50Hz or 60Hz)で、アメリカは120V(60Hz)、英国は230V(50Hz)と電圧が異なりますが、メタリカのギタリスト、カーク・ハメット氏曰く、英国のマーシャルの方が音が良い!!とのこと。
カーク・ハメット「マーシャルアンプは、アメリカで鳴らすよりも英国で鳴らした方が30%音が良い」
Kirk Hammett thinks Marshall amps sound “30 per cent better” when you plug them in in the UK than they do in America – is he right? https://t.co/ixpkLPU3fj
— ギター改造ネット (@guitar_kaizou) August 29, 2024
詳しくは以下のページからの引用(翻訳)です。
「5年ほど前、イギリスではマーシャルの音が最高だと気付いたんだ」と彼はTotal Guitarとのインタビューで語っている。
「ロンドンでマーシャルを壁に直に差し込むと、アメリカの壁に差し込んだ同じマーシャルより30パーセント良い音がする。すべては電圧に関係しているんだ。
ショーごとに音が違って聞こえるから、気が狂いそうになるよ!」
英国と米国では標準として電圧定格が異なります。英国の主電源ソケットは 50 Hz (サイクル/秒) および 230 ボルトの交流電流を供給しますが、米国のソケットは 60 Hz で 110 ~ 120 ボルトを供給します。
したがって、カークは「マーシャルはイギリスで一番いい音がする」と主張している。
マーシャルのアンプはイギリスで製造されており、イギリスのコンセントから供給される 230V の電圧に最適化されているからだ。アメリカでマーシャルのアンプを使っているギタリストは、確かに昇圧トランスを使ってアメリカのコンセントの電圧をイギリスのコンセントの電圧まで上げることができるが、カークが正しいのは、同じアンプでも直接コンセントから電源を供給すれば海の向こうでは音が違ってくるということだ。
アメリカの120vや日本の100v仕様になっているアンプの電圧を適正値以上にすると壊れますのでやってはいけませんが、確かにエフェクターなどでも電圧を9Vから18V上げたほうがヘッドルームの広いブライトでカチッとした音がしますよね。
カーク・ハメット氏はそういうマーシャルの音が好きということなのでしょう。
ちなみにヴァン・ヘイレンは逆で、US製の120V仕様のアンプをVariacという電圧を変える機器を使用し会場に応じて60~100Vの間で歪みを調整(レコーディングでは89V)していたそうですので、あくまでも好みということなのでしょうが、なかなか興味深い話です。
※電圧は下げたほうがローファイで歪むようになります。
Somebody Get Me a Doctor (2015 Remaster):
ちょっくら英国へ行って✈️鳴らしてきます??
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