レビュー～揺れないデチューン風コーラスをお探しの方に TC ELECTRONIC 3RD DIMENSION CHORUS

2021年5月24日2022年7月12日コーラスTC ELECTRONIC,レビュー

TC ELECTRONIC 3RD DIMENSION CHORUSは音の広がりと、揺れの少なさでとても使いやすいコーラスです。

Detune/デチューンっぽい雰囲気もあって歪みとの相性も抜群です！

1. TC ELECTRONIC 3RD DIMENSION CHORUS
2. ディメンションコーラスとは
3. TC ELECTRONIC 3RD DIMENSION CHORUSの使用感
4. BOSS DC-2W Dimension Cとどっちを選ぶか
5. TC ELECTRONICとBOSSの比較動画
6. まとめ
7. ディメンションコーラスはこちらで購入できます
8. おすすめ記事

TC ELECTRONIC 3RD DIMENSION CHORUS

3RD DIMENSION CHORUSとは、80年代のディメンションコーラスを再現したエフェクターです。このペダルはノブで操作するのではなく、プリセットを選択するだけの簡単操作が特徴で、さらにディメンションコーラスは音の広がりはありますが、音が揺れないので歪みサウンドとの相性も抜群です！

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ディメンションコーラスとは

ディメンションコーラスとは、音の揺れないコーラスで、代表的なモデルはBOSSのDimension C（DC-2）。

参考動画 BOSSのDimension C（DC-2）：

ディメンションコーラスとは、通常のコーラス（単相のコーラス）に位相の異なるコーラスをぶつけて揺れを消している（多相コーラス）のでクリーンから歪んだ音までどんなサウンドにも合うのが特徴で、レコーディングでは古くから使われているエフェクターです。

詳しくは：
歪みサウンドとの相性抜群！！ディメンションコーラス特集

TC ELECTRONIC 3RD DIMENSION CHORUSの発売時は、BOSSの方は廃盤でしたが、本家BOSSからは技-Waza Craft DC-2W Dimension Cとして新たに発売されています。

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技-Waza Craft DC-2W Dimension Cは後発なのでステレオ入出力対応ですが、TC ELECTRONIC 3RD DIMENSION CHORUSはオリジナルDimension C（DC-2）を元にしているのでモノラル対応になります。

TC ELECTRONIC 3RD DIMENSION CHORUSの使用感

まず使ってみると、非常に使いやすコーラスペダルです。

私はコーラスのうねうねした揺れる音が嫌いなので、いつもRATEは絞り気味で使うのですが、3RD DIMENSION CHORUSはそのうねりの少ないコーラスがプリセットにたくさん入っています。

スイッチは4つですが、同時押しも出来るのでそのパターンは16通り。

説明書によると左から右へ行くほどエフェクトが深くなるらしいですが、確かに変わるんだけどどう変わっているのかは判別不能（どれも柔らかくて広がる素敵な音です）。

コーラスの効きは、手持ちのコーラスと比較するとものすごく広がります。モノラルなのにステレオで出力しているかのように広がるのはすごいです。

参考動画：

このコーラスに歪みを足すとスティーブ・ルカサーがTurn Backで使用した Detune/デチューンっぽい効果が得られるのも良いです。

デテューンとは、原音に微妙にずらした音を加える事で音に厚みと広がりを与えるエフェクターのことで、コーラスや、フランジャーでも似た音は出せるのですが揺れる効果が少ないのでちょっと違うんですよね。

でもディメンションコーラスならそんなサウンドもOK（だと思う）。

コーラスでもフランジャーでもない、デチューンってなに？？ | エレキギター情報 TGR

スティーブ・ルカサーが初期のアルバムで使用している激しいモジュレーションサウンドはハーモナイザー ...

https://tgr-guitar.com/detune.html

BOSS DC-2W Dimension Cとどっちを選ぶか

今回購入したTC ELECTRONIC 3RD DIMENSION CHORUSとBOSS DC-2W Dimension Cですが、違いはステレオ入出力の有無と、BOSSの方はオリジナルのDC-2のサウンドが得られるモードと、DC-2サウンドの元となったラックエフェクター SDD-320（Dimension D）の2つのモードを搭載している点。

参考動画：