ソリッドギターなのにセミアコのような音が出せる ARION ステレオコーラス SCH-ZD

ARION ( アリオン )のステレオコーラス SCH-ZD

2018年10月27日コーラスARION,レビュー

ARION ( アリオン )のステレオコーラス SCH-ZDレビュー。ARION SCH-ZDは、コーラスとしての使用はもちろんですが、コーラスの抑えめにセットしてトーンを絞ることでセミアコのような柔らかなサウンドも得られます。

ARION ( アリオン )のステレオコーラス SCH-ZD


ARION  SCH-ZD ステレオコーラス

今回私が購入したのはARIONのSCH-ZのモディファイモデルであるSCH-ZD。

➡ ARION ( アリオン ) / SCH-ZD

ARION SCH-ZD

ARION SCH-Z(下は)は、コーラスペダルとしての評価が高いものの、エフェクトONで音量が上がってしまうことがあるようで、本品はそれを改良したモデル。

➡ ARION ( アリオン ) / SCH-Z

ARION SCH-Z

回路的にどう変わってるか分かりませんが、このSCH-ZDもトーン(フラットは3時くらい?)を下げるとかなり太い音になるので、抵抗を変え、低域カットの幅を大きくしたという感じですかね?

 

 

ARION SCH-ZD レビュー

使用した感じは、非常に優秀!!コーラスとしての使用感も素晴らしいのですが、私が特に感動したのはその柔らかなトーン。

そのトーンはBOSSの初代コーラスであるCE-1を彷彿とさせます。

BOSS CE-1
BOSS CE-1

TONE ツマミに注目!

ソリッドでセミアコのような音が出せる ARION ( アリオン )のステレオコーラス

フラットは3時くらいと書きましたが、このTONEをさらに戻すことで、非常に空気感のある柔らかなサウンドが得られるんですね。

コーラスペダルとして楽しむのはもちろんですが、RATE(音の揺れ)、DEPTH(音の広がり)を控えめにセットしてトーン絞れば、ソリッドギターなのにふくよかなセミアコのようなジャズトーンが出せるのです。

この音の柔らかさは、ギターのトーンを絞ろうが、アンプのトーンをいじろうが、イコライザーを使おうが(少なくとも)私の所有している機材では出せません👍

クリーンなギタリストには是非試していただきたい一品です。

 

値段もさほど高くないし。

 

ARIONのエフェクターってモディファイものが結構多く発売されているんですよ。

 

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ARION BOSS MOOER との比較

手持ちの、BOSS CE-3、MOOER Ensemble Kingと比較してみました。

ARIONのコーラスをBOSS、MOOERと比較してみた

BOSS CE-3

80年代の名機BOSS CE-3。

ジャズコーラスのあのヒンヤリした繊細なコーラス・サウンドと音の広がりは一番好き。

ただし繋いだだけで(バイパス音も含め)若干音が小さくなり、低域も無くなるので評価は↓(現行モデルはそんなことないと思いますが)

評価;
★★★☆☆(3点)

 

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MOOER Ensemble King

原音にうっすらとかけるコーラスが気持ち良い。

エフェクトレベルを調整するLEVELツマミがあるのが嬉しい。

音質的にはレベル3時あたりのサウンドが丁度良いのだがコーラスの効きが弱いので、レベルを上げると弦のシャリシャリ感が無くなるので4時~5時あたりがベスト。

RATEの周期が若干短いので、使う人はあまり居ないと思うのですが、RATEを最大にしてもオルガンのようなサウンドにはならない。

評価;
★★★★☆(4点)

 

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ARION SCH-ZD

トーン付きが嬉しい(フラットは2時~3時あたり)。

乾いたコーラスサウンド。

RATEの効きがこの中では一番強く、(私の好きな)BOSSで言う10時10分にした一番美味しいサウンドを再現するには9時10分辺り。ステレオにした時の音の広がりも素晴らしい。

評価;
★★★★★(5点)
巻き弦を弾いた時の空気を含んだような柔らかなコーラス・サウンドは素晴らしいの一言。

安くて使えるコーラスペダルです。

 

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