ソリッドギターなのにセミアコのような音が出せる ARION ステレオコーラス SCH-ZD
ARION ( アリオン )のステレオコーラス SCH-ZDレビュー。ARION SCH-ZDは、コーラスとしての使用はもちろんですが、コーラスの抑えめにセットしてトーンを絞ることでセミアコのような柔らかなサウンドも得られます。
ARION SCH-ZD ステレオコーラス
今回私が購入したのはARIONのSCH-ZのモディファイモデルであるSCH-ZD。
ARION SCH-Z(下は)は、コーラスペダルとしての評価が高いものの、エフェクトONで音量が上がってしまうことがあるようで、本品はそれを改良したモデル。
回路的にどう変わってるか分かりませんが、このSCH-ZDもトーン(フラットは3時くらい?)を下げるとかなり太い音になるので、抵抗を変え、低域カットの幅を大きくしたという感じですかね?
ARION SCH-ZD レビュー
使用した感じは、非常に優秀!!コーラスとしての使用感も素晴らしいのですが、私が特に感動したのはその柔らかなトーン。
そのトーンはBOSSの初代コーラスであるCE-1を彷彿とさせます。
TONE ツマミに注目!
フラットは3時くらいと書きましたが、このTONEをさらに戻すことで、非常に空気感のある柔らかなサウンドが得られるんですね。
コーラスペダルとして楽しむのはもちろんですが、RATE(音の揺れ)、DEPTH(音の広がり)を控えめにセットしてトーン絞れば、ソリッドギターなのにふくよかなセミアコのようなジャズトーンが出せるのです。
この音の柔らかさは、ギターのトーンを絞ろうが、アンプのトーンをいじろうが、イコライザーを使おうが(少なくとも)私の所有している機材では出せません👍
クリーンなギタリストには是非試していただきたい一品です。
値段もさほど高くないし。
ARIONのエフェクターってモディファイものが結構多く発売されているんですよ。
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ARION BOSS MOOER との比較
手持ちの、BOSS CE-3、MOOER Ensemble Kingと比較してみました。
BOSS CE-3
80年代の名機BOSS CE-3。
ジャズコーラスのあのヒンヤリした繊細なコーラス・サウンドと音の広がりは一番好き。
ただし繋いだだけで(バイパス音も含め)若干音が小さくなり、低域も無くなるので評価は↓(現行モデルはそんなことないと思いますが)
評価;
★★★☆☆(3点)
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MOOER Ensemble King
原音にうっすらとかけるコーラスが気持ち良い。
エフェクトレベルを調整するLEVELツマミがあるのが嬉しい。
音質的にはレベル3時あたりのサウンドが丁度良いのだがコーラスの効きが弱いので、レベルを上げると弦のシャリシャリ感が無くなるので4時~5時あたりがベスト。
RATEの周期が若干短いので、使う人はあまり居ないと思うのですが、RATEを最大にしてもオルガンのようなサウンドにはならない。
評価;
★★★★☆(4点)
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ARION SCH-ZD
トーン付きが嬉しい(フラットは2時~3時あたり)。
乾いたコーラスサウンド。
RATEの効きがこの中では一番強く、(私の好きな)BOSSで言う10時10分にした一番美味しいサウンドを再現するには9時10分辺り。ステレオにした時の音の広がりも素晴らしい。
評価;
★★★★★(5点)
巻き弦を弾いた時の空気を含んだような柔らかなコーラス・サウンドは素晴らしいの一言。
安くて使えるコーラスペダルです。
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