
おすすめコーラス
コーラスエフェクターは、音に深みと広がりを加える魔法のようなツールです。ロックやポップスだけでなく、アンビエントやジャズなど、あらゆるジャンルで活躍するこのエフェクターは、ギターサウンドを一段と魅力的に仕上げてくれます。
このページでは、ELECTRO-HARMONIXやBOSSなどの定番モデルから、Universal Audioなどの最新モデルまで、人気のコーラスペダルをまで幅広く紹介しています。ぜひ自分にぴったりの一台を見つけてください!
- コーラスとはこんなエフェクター
- おすすめコーラス
- ELECTRO-HARMONIX SMALL CLONE
- BOSS DC-2W
- BOSS CE-2W
- EARTHQUAKER DEVICES Aurelius
- EVENTIDE TriceraChorus Pedal
- MAXON CS550
- MXR M134 STEREO CHORUS
- MXR EVH 5150 Chorus
- TC ELECTRONIC Afterglow Chorus
- TC ELECTRONIC 3RD DIMENSION CHORUS
- TC ELECTRONIC JUNE-60
- TC ELECTRONIC SCF
- Universal Audio UAFX Brigade Chorus & Vibrato
- その他コーラスを見る
コーラスとはこんなエフェクター
コーラスとは、音にわずかな遅延とピッチ変化を加えることで、 複数の楽器が同時に演奏しているような「厚みのある効果」を生み出すためのエフェクターです。
コーラスには、BBD(バケット・ブリゲード・デバイス)を使用した温かみのあるサウンドが特徴のアナログタイプと、クリアなサウンドが特徴のデジタルタイプがあり、共に人気があります。

歴史:
コーラスは1970年代後半に登場しました。代表的なモデルであるBOSS CE-1 Chorus Ensembleは、Roland JC-120(ジャズコーラス)アンプのコーラス回路を基に開発されたものです。
BOSS / CE-1 Chorus Ensemble feat.鈴木茂:
CE-1 Chorus Ensembleの、そのふくよかでリッチなサウンドは、多くのプロギタリストに愛用され、このモデルはコーラスエフェクトの始祖となっています。
使い方:
コーラスは、音に揺れを加えることで、厚みと広がりのあるサウンドを作り出すエフェクターです。
- レイト(Rate)またはスピード(Speed): 音の揺れの速さを調整します。
- デプス(Depth): 音の揺れの深さを設定します。
レイトとデプスは連動しているため、例えば、レイトを速めに設定しデプスを浅くすることで、目立つ揺れを抑えつつ広がりを感じるサウンドを得られます。一方、レイトを遅くしてデプスを深めに設定すると、よりリッチで深みのあるサウンドが得られます。ただ、デプスを上げすぎると、音が不自然に聞こえることがあるので注意が必要です。
Nirvana – Come As You Are (Official Music Video):

Boss CE 2W Waza | Mono & Stereo (No Talking):
ステレオ対応のコーラスは、2台のアンプにステレオで出力することでより広がりのあるコーラスサウンドを得ることが出来ます。
おすすめのコーラスはこちらから。
おすすめコーラス
ELECTRO-HARMONIX SMALL CLONE
Electro-HarmonixのSmall Cloneは、定番のアナログコーラスで、ニルバーナのカート・コバーンが愛用していたことで知られています。
SMALL CLONEシリーズラインナップ:
Small Clone:
ニルバーナのカートコバーンの愛機として有名なアナログコーラスの名機。リッチでウォーム、立体的で澄み渡る音色は他機種では得ることのできないものです。プリセットされた2段階のフルコーラスはどんな音楽にもぴったりとマッチします。
Nano Clone:
Nanoシリーズ版のSmall Clone。真のアナログコーラスだけが持つ、リッチでウォーム、立体的で澄み渡る音色は他の機種では得られません。
Neo Clone:
Neo CloneはSmall Cloneの正統後継機で、高品質なBBD(バケット・ブリゲード・デバイス)チップとSmall Cloneと同じ回路を採用し、Small Cloneが持つ、リッチでウォーム、立体的で澄み渡るコーラスエフェクトを正確に再現しています。
Stereo Clone Theory:
1970年代に製作されたオリジナルのThe Clone Theoryをステレオ仕様に再構成した製品で、コーラス、ビブラートの最高峰とも言えるモジュレーションペダルです。
Electro Harmonix Small Clone Chorus Pedal:

BOSS DC-2W
BOSS DC-2Wは、1980年代に人気を博したエフェクター Dimension C(ディメンションC)/DC-2 のサウンドを、BOSSのクラフトマンシップの頂点 WAZA CRAFTシリーズにより復刻させたモデルです。
DIMENSION/ディメンションとは揺れる効果の少ないコーラスのことで、オリジナルはRolandからかつて発売されていたラックタイプのDimension D(SDD-320)です。
DC-2Wの2つのモード:
- DC-2モード:
このモードではオリジナルのDC-2のサウンドが再現されます。 - SDD-320モード:
このモードは、DC-2サウンドの元となったRoland SDD-320 Dimension Dのサウンドを再現します。
DC-2Wはステレオ入出力に対応しており、ステレオ環境で使用するとさらに広がりのあるサウンドを楽しむことができます。
YouTube | BOSS DC-2W (動画)
THE NEW BOSS DIMENSION C PEDAL classic mod FX WAZA-style:

ディメンションコーラスとは、音の広がりは通常のコーラス同様にありますが、通常の単相のコーラスに位相の異なるコーラスをぶつけて揺れを消しているので、クリーンから歪んだ音までどんなサウンドにも合うのが特徴で、レコーディングでは古くから使われているエフェクターです。
BOSS CE-2W
BOSS CE-2Wは、BOSSの初代コーラス CE-1 Chorus Ensemble(1976年発売)と、1979年に登場した2ノブのコンパクトペダル CE-2のコーラスサウンドをWAZA CRAFTの技術で再現したモデルです。
柔らかくウォームなサウンドで人気のBOSS CE-1系コーラス特集


ステレオ対応:
CE-2Wはステレオ出力に対応しており、ステレオ環境での利用が可能です。
モード切替(スタンダード/CE-1コーラス/CE-1ビブラート):
CE-2Wは、モード切替機能を備えており、CE-2と、BOSSが1976年に世界に先駆けて発表したコーラスCE-1の2つコーラスサウンドモードを切り替えることができます。
- CE-2モード(S):
STANDARDモードではCE-2のコーラスサウンドを再現。CE-2では得られなかったステレオ出力による広がりも実現します。 - CE-1モード(CHORUS、VIBRATO):
暖かなサウンドで人気のCE-1の2つのモード(CHORUS/VIBRATO)では、オリジナル機にはなかったCHORUSのDEPTHコントロールも可能となりました。
YouTube | BOSS CE-2W (動画)
BOSS CE-1 vs CE-2w Comparison:

BOSS CE-1サウンドを再現したコーラスはたくさんありますが、やはりBOSSの技術はすごいです。
CE-2WとCE-1のプリアンプを再現したBOSS BP-1W ( Booster / Preamp )と組み合わせれば”オリジナルCE-1”の完成です!
EARTHQUAKER DEVICES Aurelius
EARTHQUAKER DEVICESのAureliusは、1970年代にBOSSから発売されたCE-1 Chorus Ensembleを元に開発されたコーラスペダルです。
このペダルは、CE-1を基にしていますが、いくつかの拡張機能やモードを備えています。
3つのモード:
Aureliusは、ビブラートモード(V)、コーラスモード(C)、ロータリーモード(R)の3つの異なるモードを持っています。
6つのプリセット:
ペダルには6つのプリセットが搭載されており、これらのプリセットはPresetスイッチを使って瞬時に保存および呼び出しできます。
エクスプレッションペダルサポート:
AureliusはTRS(Tip-Ring-Sleeve)仕様のエクスプレッションペダルと接続できます。
これにより、Width(幅)、Rate(速度)、Balance(バランス)などのパラメーターをリアルタイムで調整できます。
YouTube – EARTHQUAKER DEVICES Aurelius (動画)
Aurelius(アウレリウス)トライボイスコーラス:アースクエイカーデバイセス:

EVENTIDE TriceraChorus Pedal
TriceraChorusは、1970年代から1980年代前半に流行したトライコーラスやストンプボックスコーラスにインスパイアされたペダルで、バケツリレー式の豊かなコーラスとEventideの伝説的な Detune/デチューンを組み合わせ、白亜紀末のジャングルに匹敵する豊かさを実現しています。
3つの独立したコーラスボイス:
TriceraChorusは3つの独立したコーラスボイス(レフト、センター、ライト)によりリッチなステレオコーラスエフェクトを作成できます。
3つのコーラスタイプ:
コーラス、ビブラート、コラールの3つの異なるコーラスタイプを選択できます。
Swirlスイッチ:
“Swirl"スイッチを使用することで、サイケデリックなフランジング、フェイジング、ユニバイブスタイルのトーンを生み出すことができます。
プリセット切り替え:
TriceraChorusには5つのプリセットを足元で切り替えるためのアクティブフットスイッチが備わっており、Eventide Device Manager(EDM)ソフトウェアを使用してさらに多くのプリセットを管理できます。
エクスプレッションペダル:
好みのパラメータをエクスプレッションペダルにマッピングすることができ、リアルタイムでコントロールできます。
MIDI機能:
TRS(MIDI-TRSケーブルまたはコンバーターボックスを使用)やUSB(MIDIホストコントローラーを使用)を介してMIDI機器と連携できます。
バイパスオプション:
TriceraChorusは、バッファード、リレー式、DSP+FX、キルドライなどを選択できます。
キャッチアップモード:
プリセットやパラメータを切り替える際に、サウンドをスムーズに調整できるキャッチアップモードが搭載されています。
Eventide Device Manager:
PCおよびMac用のEventide Device Managerアプリケーションを使用して、ソフトウェアのアップデート、システム設定、プリセットの作成と保存が行えます。
YouTube | EVENTIDE TriceraChorus Pedal(動画)
Eventide TriceraChorus Pedal (Stereo Tri-Chorus / Detune / Swirl):

EVENTIDEというと、アナログ派のギタリストには敷居が高く感じますが、このTriceraChorusは柔らかなコーラスサウンドと直感的に操作できるコントロールパネルがとても良いと思います。
しかも高性能👍
MAXON CS550
CS550は、オリジナルモデルCS550をTBS(トゥルーバイパス)仕様に改良したステレオコーラスです。
コーラスユニットは、1995年にChar監修により完成されたオリジナルモデルと同じものです。
Maxon CS-550 Stereo Chorus Pedal:

MXR M134 STEREO CHORUS
70年代の名器をバージョンアップしたMXR STEREO CHORUSは、Rate、Width、Intensityのコーラスコントロールに加え、コーラスエフェクト専用のベースおよびトレブルのEQを搭載しています。
さらに、ギターの低音にかぶるエフェクトを除去するBass Filterスイッチも備えています。
電源:
乾電池006Px2または18VACアダプター仕様。
YouTube | MXR STEREO CHORUS (動画)
MXR Stereo Chorus:
MXR EVH 5150 Chorus
EVH 5150 chorusは、エドワード・ヴァン・ヘイレン愛用のコーラスのサウンドを再現したペダル。
3つのノブによるシンプル操作、ステレオ出力、入出力の音量レベルの切換え、トゥルーバイパス/バッファードバイパスの切り替えも可能。
こちらは9V仕様です。
YouTube – EVH 5150 Chorus (動画)
MXR EVH 5150 CHORUS, “DIVER DOWN" tones, in a box!:
TC ELECTRONIC Afterglow Chorus
Afterglow Chorusは、アナログBBD(バケット・ブリゲード・デバイス)回路を採用のコーラスエフェクターです。
Afterglow Chorusはアナログ回路の特性を活かして、ロータリースピーカー風の温かみのあるサウンドから、80年代風の派手なコーラス効果まで幅広い音響効果を実現します。
トゥルーバイパス
YouTube | Afterglow Chorus (動画)
Afterglow Chorus – Official Product Video:

TC ELECTRONIC 3RD DIMENSION CHORUS
3RD DIMENSION CHORUSは、音の揺れないコーラス BOSSのDimension C(DC-2)を元に開発されました。
このペダルは、ノブで操作するのではなく、プリセットを選択するだけの簡単操作が特徴です。スイッチは4つですが、同時押しも出来るのでそのパターンは16通り。
音が揺れないので歪みサウンドとの相性も抜群です!
オールアナログBBD回路:
3RD DIMENSION CHORUSは、アナログのBBD(バケット・ブリゲード・デバイス)回路を使用し、ウォームなコーラスサウンドを生み出します。
トゥルーバイパス:
YouTube | 3RD DIMENSION CHORUS (動画)
P&B Pedal Tones – 3rd Dimension chorus by TC Electronic:
TC ELECTRONIC JUNE-60
June-60は、80年代のシンセサイザー「JUNO-60」の伝説的なコーラスサウンドを忠実に再現したモデルです。完全なオールアナログBBD(バケット・ブリゲード・デバイス)素子回路を採用し、IとIIの2つのボタンを押すだけのシンプルな操作性が魅力です。
- I:
Iボタンを押すと、トレモロのような揺れが心地よいシンプルなコーラスサウンドが得られます。 - II:
IIボタンを押すと、より深いモジュレーションが加わったコーラスサウンドを楽しむことができます。 - IとIIの同時押し:
IとIIのボタンを同時に押すことも可能です。
モノラル/ステレオ切り替え:
トゥルーバイパス:
※V2(Version 2)ではディップスイッチが搭載され、FASTでは従来のJUNE-60のペダルサウンド、SLOWでオリジナルのJUNOキーボード(ローランド)と同じサウンドになるようにLFOスピードを変更可能になっています。
YouTube | TC ELECTRONIC JUNE-60 (動画)
TC Electronic June-60 Chorus Pedal Demo:

IとII 2つのボタンを押すだけの簡単操作で使い方はBOSSのDimension C や、TC ELECTRONICの3RD DIMENSION CHORUSに似ていますが、こちらは横揺れのコーラスというよりは縦揺れのトレモロに近いサウンドが特徴ですね。
この心地よさは癖になりそう。
TC ELECTRONIC SCF
TC Electronic SCF(STEREO CHORUS+ PITCH MODULATOR & FLANGER)は、エリック・ジョンソンなど多くのギタリストに愛用されているコーラス、ピッチモジュレーション、フランジャーエフェクトペダルです。
9Vの仕様:
復刻したSCFは、ゴールド文字になり、電源は100Vから9Vの仕様に改良されました。
ステレオアウト:
SCFはステレオアウトに対応し、広がりのあるエフェクト効果を生み出すことができます。
YouTube – TC ELECTRONIC SFC (動画)
TC Electronic SCF Gold – Sound Demo (no talking):

Universal Audio UAFX Brigade Chorus & Vibrato
UAFX Brigade Chorus & Vibratoは、UAFX Astra Modulation MachineからBossの初代コーラスCE-1 Chorus Ensemble のあたたかみのあるアナログ・モジュレーション・エフェクトと、そのプリアンプによるファットなトーンを抜き出し、コンパクトなサイズで再現したペダルです。
コーラス/ビブラートの2モード:
UAFX Brigade Chorus & Vibratoは、コーラス/ビブラートを切り替えて使用することが出来ます。
入出力および切り替えスイッチ:
UAFX Brigade Chorus & Vibratoの入出力はモノラル。
また(CE-1 Chorus Ensembleの)プリアンプ回路を通すか通さないか、およびトゥルーバイパス/バッファードバイパスの切り替えが可能となっています。
サイドにはUSB端子も搭載されています。
YouTube – Universal Audio UAFX Brigade Chorus & Vibrato (動画)
UAFX Brigade: A Dynamic Dyad of Iconic Chorus & Vaunted Vibrato:

やわらかなコーラスサウンドが素敵です。最近のUniversal Audioは良い仕事しています💕
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