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Flashback Delay Looper各ツマミの説明

TC ELECTRONIC Flashback Delay & Looper レビュー

TC ELECTRONIC

10種のディレイタイプと、ギターの多重録音が可能なルーパー機能、タップテンポのさらに上を行く、オーディオルーパー搭載の TC ELECTRONIC Flashback Delay & Looperレビュー。

TC ELECTRONIC のディレイ、Flashback Delay & Looper レビュー


TC ELECTRONIC Flashback Delay & Looper

今回、ディレイを購入するにあたっての条件として、ディレイ・タイムを足で変更可能なタップテンポ機能の搭載、アンプのエフェクトループに繋げるものを条件に探しました。

オーディオタップ機能

近年のディレイに搭載されるタップテンポは、足でリズムを取ることでディレイタイムの変更が可能で、これは非常に便利ですが、TC ELECTRONIC のFlashback Delay & Looperは、それをさらに上回るオーディオ・タップ機能が搭載されています。

※オーディオ・ルーパー機能からオーディオ・タップ機能に名称変更されたようです

オーディオ・タップ機能とは、ディレイのON/OFFスイッチを長押しすることで、音声がミュートされ、その間にギターで簡単なリズムを刻むだけで、テンポの設定変更が可能となります。

足よりも細かな動作の出来る手を使えるというのは非常に便利です>この機能があるからTCエレクトロニックのディレイを買ったと言っても過言ではありません👍

さらに細かな符割りはピン・スイッチで選択可能で、通常の4分音符、ヴァン・ヘイレンで一躍有名になった付点八分、1/4+付点八分の選択が可能です。

TC ELECTRONIC Flashback Delay & Looper の符割り

詳しくは下記動画で、

※オーディオ・ルーパー機能の説明は11分10秒から

【試奏動画】tc electronic Flashback Delay & Looper

■ https://www.youtube.com/watch?v=m1pGBX16d_c

素晴らしいですね(^^)。

さらに補足すると、ディレイタイムは20ms~7000ms(7秒)、ディレイのモードは10種類(ルーパーを除く)。

各ツマミの説明

Flashback Delay Looper各ツマミの説明

DELAY:
ディレイタイムを20ms~7000ms(7秒)の間で調整します。

フットスイッチによるタップテンポ(オーディオタップ機能)でも調整可。

FEEDBACK:
ディレイ音の反復回数を設定します。

FX LEVEL:
ディレイ音のレベルを調整します。Loop選択時は入出力レベルになりますのでレベルは最大にしておきましょう。

Flashback Delay & Looperに搭載のディレイタイプ

2290 – デジタル・ディレイ

原音に忠実な、ピュアでクリーンなデジタル・ディレイ

ANA- アナログ・ディレイ

デジタルよりナチュラルなサウンドのアナログ・ディレイ

TAPE – テープ

回転ムラまで再現した、テープエコーのサウンドを再現

LOFI – ローファイ

ディレイ成分を意図的に潰したモード

DYN – ダイナミック

名機TC2290のレプリカ。

演奏中のディレイは抑えめ、入力が途切れるとディレイの出力が上がるモード。

MOD – モジュレーション

ディレイ音のにコーラスを付加するモード。

P.PONG – ピンポン

ディレイ音を左右にパン

SLAP – スラップ

ダブリングのような効果が得られるモード。

RVS – リバース

ディレイ音をリバース

LOOP – ループ

音を録音し再生するモード。

モノラルで40秒、ステレオで20秒の録音、オーバーダブが可能。

TONE PRINT – トーン・プリント

プロ・ギタリストが作成したサウンドをPCやiPhone経由でダウンロード出来るモード

 


使えないものは無いのでは?という位、各モード共に特徴があって素晴らしいのですが、特に気に入ったのは、LOFI ローファイとMOD モジュレーション。

ディレイを買っておきながら言うのもなんですが、私はディレイのしつこい反復音があまり好きではありません😟。

 

FX LEVELで、ディレイ音のレベルを調整できるのですがちょっとちがう、、、しかしこのLOFI ローファイモードは、ディレイの残響音が程よく潰れてくれるので、音に厚みを持たせつつ、しつこくならないのでとても気持ち良い音が作れます。

 

手持ちの古いアナログ・ディレイ、BOSS DM-3とほぼ同じサウンドのお気に入りのモードです。

 

対して、MOD モジュレーションモードは、ディレイ音にコーラス・ペダルのようなうねりを加えるモードで、従来のコーラス+ディレイよりも定位のはっきりとしたサウンドが特徴。

 

これ一つで、TOTOのアルバム『Turn Back』のようなモジュレーションサウンドも作り出せるのでこちらもいい感じ。

参考;
TOTO Turn Back – YouTube

 

それ以外の機能としては、トゥルーバイパス/バッファードバイパスへの切り替えや、原音を消すキルドライの切り替えを内部のディップスイッチで調整出来たり、TONE PRINT トーンプリントといって、プロ・ギタリストが作成したパッチを無償でダウンロードできる出来るのも素晴らしいと思います。

Flashback Delay & Looper トゥルー/バッファードの切り替えsw

TC ELECTRONIC Flashback Delay & Looper 内部のディップスイッチ

TONE PRINT トーンプリント

TC Electronic のTONE PRINT

TONE PRINT トーン・プリントとは著名なプロ・ギタリスト等が作成したサウンドをPCスマートフォン(iPhone/Android対応)経由でダウンロード出来るモード。

Flashback Delay & Looperは1種類のパッチを、後述するFlashback X4は、4種類のパッチを保存可能。

テープエコー系のパッチが素晴らしいです。

おすすめはこの2つ。

Tape Lead JoePerry:
Tape Lead JoePerry

EP-3 Delay ProGuitar Shop:
EP-3 Delay ProGuitar Shop

※スマホ経由が簡単ですが、USBケーブルを繋ぎ、PCから行うことも可能です。

トーンプリントにも対応

iPhone用TonePrintアプリ紹介(日本語字幕付き)

■ https://www.youtube.com/watch?v=kp3XMx66qDQ&feature=player_embedded


トーンプリント用アプリ:

LOOPERモードの使い方

Flashback Delayのルーパー機能はモノラルで最大40秒ステレオで最大20秒の録音が可能なルーパーです(オーバーダブの回数は無制限)。

ルーパーの使い方

ルーパーモード・マニュアル~TC ELECTRONIC Flashback Delay & Looper

  1. ディレイタイプのセレクターでLOOPを選択すると、LEDランプが消灯します。
  2. フットスイッチを踏むとことで録音が開始され、LEDが赤く点滅します。
  3. 再度スイッチを踏むと録音が停止され、録音された音が再生されます。再生時はLEDの色がグリーンに変わります。
  4. さらにオーバーダブするには再度フットスイッチを踏みますとグリーンのLEDが点滅します。

以下の手順で録音を無制限に行うことが可能です。

  • レコーディングを消去するにはスイッチをダブルクリックします。

今どきの高性能なルーパーではありませんが、一人セッションをしたり、自分のプレイチェックにはありがたい機能ですね。

その他ルーパーペダル 一覧

これだけの機能を有していながら、値段もさほど高くないのも良いですね。

これはおすすめ。

TC ELECTRONIC Flashback Delayシリーズはこちらで購入できます

TC ELECTRONIC Flashback Delay & Looper

Flashback Delay & Looperは廃盤になりました。

後継モデルは「Flashback 2 Delay」になります。

Flashback 2 Delayは、新たに搭載された感圧型エクスプレッション・コントロール"MASH"を搭載し、ペダルを踏み続けることでディレイの発振のような効果を得ることも可能です。

TC ELECTRONIC Flashback 2 Delay

 

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YouTube – TC Electronic Flashback 2 Delay (動画)

その他、ミニサイズのFlashback Mini Delay、12種類のディレイ・タイプを搭載しTonePrintスロットを4つ装備したFlashback X4、独立したディレイエンジンを3基搭載し3種類の異なるディレイを同時に鳴らせるFlashback Triple Delayなどがラインナップされています。

※FLASHBACK 2 DELAYはオーディオルーパー/オーディオ・タップには未対応ですが、外部タップペダル(MXR/M199、CUSTOM AUDIO JAPAN/Tap Box)を接続することでタップテンポに対応します(TAPテンポを使用する場合は、トーンプリント・エディターに接続し「external tap tempo」を有効にする必要があります)。

▼詳しくはこちらから。

2018年11月8日レビュー,ディレイ,ルーパー

Posted by Tsune