BOSS RC-1ルーパーレビューとおすすめのルーパーを紹介
BOSSのシンプルなルーパー Loop Station RC-1のレビューと、その他おすすめのルーパーを紹介します。
BOSS Loop Station RC-1とは
BOSSのLoop Station RC-1とは、ギターの音を1クリックで録音、再生、さらに音を重ねることが出来るとても便利なエフェクター(ルーパー)です。
今すぐ購入例えば、ギターでバッキングを弾いて録音、その音に合わせてソロを弾いたり、さらにギターを重ねたりといったことがルーパーがあれが1クリックで簡単にできるのです。
しかもステレオ対応。
BOSSのRC-1というのは、BOSSのルーパーの中でも最もシンプルなモデルで、録音時間は最大12分、その間に録音と再生、さらにソロを重ねるなどのオーバーダブが無制限というシンプルながらもなかなか魅力的なルーパーです。
ルーパーの基本的な使い方
とてもわかり易いルーパーの使い方動画がありましたので貼っておきますね。
ルーパーって難しそう?そんな疑問にお答えいたします!読めばきっと分かるルーパーの世界!~島村楽器 梅田ロフト店より~
ルーパーを使ってみよう1:
ルーパーを使ってみよう2:
ルーパーを使ってみよう3:
ルーパーを使ってみよう4:
ルーパーを使ってみよう5:
ルーパーを購入した理由
今回なぜルーパーを購入したのかというと、サウンドハウスさんのポイントの期限が迫っていたというのもありますが、ルーパーがあれば、自分のギターのプレーチェックが簡単にできると思ったから。
プレーが客観視出来る:
実際に、ルーパーを使って録音、再生してみると、ミスは多いし、ミュートも適当だわでほんと恥ずかしくなるのですが、でもこれって大切なんですよね。
近年のルーパーは音の録音以外に、リズムマシン内蔵のものとかありますが、このBOSSのRC-1はそんなものは一切ないシンプルなルーパーなので自分の下手さが際立ち、めっちゃ練習になるんですよねp(^^)q
ギターの弾く時の集中力がアップする:
単に遊びで弾くのと違い、ルーパーとは言えレコーディングするわけですから、ギター弾く時の集中度が今までとは段違いです。
アドリブの練習ができる:
ルーパーがあれば自分が弾いたバッキングに合わせてアドリブソロを弾いたり、そのソロにハーモニーを加えることも出来ます。
例えば鳴っているコードに適当なスケールを当てはめたとして、どんな音が合ってどんな音が合わないのかということがルーパーに録音することで理論ではなく体感できるのというのは非常に勉強になります。
RC-1のメリットとデメリット
BOSS RC-1を使ってみてわかったメリットとデメリットは以下の通り。
メリット
①シンプル:
録音、再生、オーバーダブ、アンドゥ/リドゥのすべてが1つのペダルで出来る(別途、フットスイッチを接続することも出来ます)。
②録音時間は最大12分:
そんなにいらないけど(手持ちのルーパーはモノラルで最大40秒、ステレオで最大20秒でした)。
③ループインジケーターが便利:
ルーパーは単に音を録音し再生する機器なので、単純なフレーズだと終了のタイミングが分からなくなるのですが、このインジケーターがあればループする地点が視覚で分かるので便利です。
④スイッチが踏みやすい:
ルーパーはTC ELECTRONIC Flashback Delay & Looperというものを持っていますが、自宅など、靴を履いていない場合などはスイッチを踏み外す事が多いのですが、BOSSはスイッチが大きくバッチリです!
デメリット
①保存は1曲のみ:
レコーディングした内容は1つしか保存できないので曲のアイデアをたくさん取り貯めたい人には不向き。
BOSS RC-5など上位機種を買いましょう。
②短いループに長いオーバーダブは不可:
これは手持ちの、TC ELECTRONIC Flashback Delay & Looperのルーパーもそうなのですが、例えば4小節をはじめに録音したとして、次にオーバーダブするギターも4小節分しか録音されません。
止めずにそのまま弾き続けると5小節目以降は勝手にオーバーダブされますので慣れないとわけが分からなくなります(その点RC-1にはループインジケーターが付いているのでわかりやすいです)。
※TC ELECTRONICのDitto + Looperは、”Extend Loopモード”というものがあり、短いループの上に長いオーバーダブを重ねることもできます”とのことなので、簡単なバッキングを数小節録って延々とソロを録音したいという場合にははDitto + Looperが良いのかなと思います。
私は主に、自分のプレーチェックが目的なのでこのRC-1で十分です。
RC-1の操作方法
BOSS RC-1はレベル(音量)コントロールとフットスイッチしかありませんので操作はとても簡単です。
デフォルトの状態では以下の通り。
✅録音開始:ペダルを1度踏む。
✅録音停止(ループ再生):ペダルを1度踏む。
✅オーバーダビング:フレーズを再生した状態でペダルを1度踏む。
✅停止:オーバーダビングやループ再生中にペダルを(1秒以内に)連続で2 回踏む。
✅フレーズの全消去:停止中にペダルを2 秒以上踏む。
✅オーバーダビングの消去(アンドゥ):オーバーダビング再生中にペダルを2回踏む(アンドゥ)。
✅消去した音を復活(リドゥ):再生中にもう一度ペダルを2 秒以上踏む。
※リドゥできるのは、オーバーダビング/再生中のみです。
RC-1 取扱説明書[PDF]
ルーパーの接続方法
BOSS RC-1に限らず、ルーパーはどこに繋いでも良いと思いますが、接続方法は大きく分けて2つあります。
①ギター直下に接続:
②エフェクターのあと(アンプの手前)に接続:
①の方法ですと、ルーパーにはクリーンな音が入りますので、ギターを弾かずにループ再生しながらエフェクターを踏んで音を後から作ることが出来ます。
②の方法ですと、エフェークターで加工された音が録音されますので、後からエフェクターを足したり引いたりすることは出来ません。
例えば機材系ユーチューバーがギターの音をループしながらエフェクターの設定をいじったりしている動画をよく見かけますが、あれは①の接続方法ですね。
▼こんなやつ。
THE NEW BOSS DIMENSION C PEDAL classic mod FX WAZA-style:
まとめ
BOSS RC-1はとてもシンプルなルーパーですが、まず練習にルーパーを取り入れると(簡単に録り直し出来るとは言え)集中具合が全く違います。
普段弾いているだけだと、間違ってもノイズが出てもほとんど気になりませんが、録音するとプレーを客観的に聴けるので下手なのがまるわかりになりますが、わかるということは修正も可能ということですよね👍
※ルーパーを初めて使う方はレコーディングの開始と終了のタイミングが難しくうまくループしてくれないと思いますが慣れれば大丈夫。メトロノームを使ってもよいかも。
またギターが一人しかいないバンドでも上手く使えばギターソロ時のバッキングにも使えると思います。> バンドでルーパーを使いたい方は外部の音声を検知し、自動的にループを同期させることが可能な Ditto Jam X2 Looper というものもあります。
BOSS RC-1はこちらで購入できます
RC-1
エフェクターボードに組み込めるシンプルなルーパー。
- 操作に迷わないシンプル設計。頑丈さでも定評のBOSSデザイン。
- 録音、再生、オーバーダブの状態がひと目でわかるループ・インジケーター。
- ACアダプターに加え、ストリートでも使える電池駆動サポート。
- 録音時間を気にせずアイデアが試せる、最大約12分のステレオ録音対応。
- データ消去の心配なし。電源OFFでもフレーズをそのまま記憶。
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YouTube | BOSS RC1 (動画)
その他 おすすめのルーパー
最後にBOSS RC-1以外のおすすめルーパーを紹介したいと思います。
BOSS RC-1はシンプルで良いルーパーですが、シンプルすぎるよ!という方は以下のルーパーはいかがでしょうか。
TC Electronic Ditto + Looper
この小さな筐体に99のループスロットを内蔵したDITTO+。
暗いステージでも見やすいハイレゾカラーディスプレーを採用、音質は24bit非圧縮オーディオで、ループタイムは最大60分、オーバーダブは無制限となっています。
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YouTube | Ditto Looper (動画)
TC Electronic Ditto Looper:
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RC-1同様のシンプルルーパー。
RC-1より小さなサイズです。
ループタイムの上限は5分で、アンドゥ/リドゥと無制限のオーバーダブに対応しています。
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YouTube | Ditto Looper (動画)
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TC Electronic Ditto Jam X2 Looper:
Ditto Jam X2 Looperは、内蔵マイクにより、外部の音声を検知し、自動的にループを同期させることが可能なBeatSense機能搭載のルーパーです。正確にテンポを検知するためのクリップオンマイクも付属しています。
TC Electronic Ditto Jam X2 Looper Overview with Tore Mogensen:
本体に内蔵のマイクや外部マイクを繋ぐことで勝手に同期してくれるルーパーです。
バンドでルーパーを使うならこれですね。
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YouTube | Ditto Jam X2 Looper (動画)
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BOSS RC-5
BOSS RC-1の上位機種。
RC-1同様のコンパクトサイズで録音時間は最大13時間。
フレーズ・メモリーは最大99まで保存可能で、USBにより素材のインポートやエクスポートにも対応。
また7種類のドラム・キットと、2つのバリエーションを持つ57のプリセット・リズム搭載しているのも見逃せません。
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YouTube | BOSS RC-5 (動画)
BOSS RC-10R
最大6時間の録音が可能な高音質ステレオ・ルーパーに、リズムマシーンを融合させたBOSSの新しいループステーションBC-10R。
RC-5のさらに上を行くRC-10Rは、イントロと2つのソング・ディビジョン、エンディングで構成されており、フィルを挟みながら楽曲の展開をリアルタイムに切替えて自由なパフォーマンスを行うことができます。
リズムパターンは、ロック、ポップ、フォークからラテン、ジャズ、エレクトロニカ他、あらゆる音楽ジャンルをカバー。
外部フットスイッチやエクスプレッションペダル、MIDIによるコントロールにも対応しています。
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DigiTech TRIO
DigiTech TRIOはギターを弾くだけでテンポとコードを解析し、曲にマッチするベースパートとドラムパートを自動的に生成。
ジャンルはブルース、ポップ、オルタナティブロック、 ロック、カントリー、リズム&ブルース、ジャズの7つ。
ルーパー機能搭載の TRIO+は、無制限のオーバーダビング(ループ録音)が可能で、ループは独立して記録されるため、従来型のルーパーとしての使用はもちろんのこと、TRIO+のバンド演奏と連動させることも可能です。
エフェクター内蔵、エフェクトループ搭載。
TRIO+は5つの曲パート(例えばイントロ、ヴァース、コーラス、ブリッジ、アウトロなど)を記憶し、シーケンスモードで自由に再生順序をプログラミングすることがでるので思い通りの構成の1曲を完成させることができます。
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YouTube | DIGITECH TRIO (動画)
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