ObsidianWire~HSSやHSHのポットは250kΩ?500kΩ??抵抗値を切り替えてくれるワイヤリングキットで解決です!

シングルコイルを使用するギターには250kΩのポットを使用するのが一般的でですが、HSHなどハムバッキング・ピックアップを混ぜて使用するにはどうするか?そんなときはObsidianWireのワイヤリングキットを使えば解決です!
- 1. ObsidianWireのCUSTOM HSS / HSH FOR STRAT GEN2 StandardはSSH/HSHに対応した配線キット
- 2. ハムバッキングとシングルコイルではポットの抵抗値が違う
- 3. CUSTOM HSS / HSH FOR STRAT GEN2 Standard
- 4. 追記:Universal Blender for Strat// (HSS, HSH, SSS, HHH)
- 5. ObsidianWireのワイヤリングキット取り付け動画
- 6. ObsidianWire ワイヤリングキットその他ラインナップ
- 7. まとめ
- 8. ObsidianWire の配線キットはこちらで購入できます
- 9. おすすめ記事
ObsidianWireのCUSTOM HSS / HSH FOR STRAT GEN2 StandardはSSH/HSHに対応した配線キット
ネットを徘徊していたら、ソルダーレスで配線可能なObsidianWire ( オブシディアンワイヤー )の配線キットを見つけました。
ソルダーレスの配線キットはディマジオなどからも出ているので、特に目新しいこともないのですが、その中ですごいの見つけちゃいました。
ハムバッキングとシングルコイルではポットの抵抗値が違う
HSS(ハム・シングル・シングル)やHSH(ハム・シングル・ハム)という配列のストラトキャスターはいろいろな音が出せて便利ですが、悩むのがポットの選択🤔
通常シングルコイルには250kポットを、ハムバッキング・ピックアップには500kポットを使用するのが一般的ですが、ストラトキャスターはボリュームが1つなのでHSSやHSHなどハムとシングルの混ざったものの場合とても悩みます。
ハム優先で500kΩのポットを使うとシングルがキンキンしてしまうし、シングル優先で250kΩだと逆にハムがにこもった音になってしまいます。
その場合どちらの音を優先するかになるのですが、私の場合はHSSの場合はシングル優先で250k、HSHの場合はハム優先で500kを付けています。
ですが、これからはこのObsidianWire ( オブシディアンワイヤー )の配線キットを使えばそんな悩みとはさよなら出来ます👋
CUSTOM HSS / HSH FOR STRAT GEN2 Standard
CUSTOM HSS / HSH FOR STRAT GEN2 Standardは、SSHとHSHどちらのストラトキャスターにもスイッチで切替可能なキットです。
✅HSSモード:
- ブリッジピックアップフルモード(500kΩボリューム)
- ミドルとブリッジ(スプリットコイル)のミックス(250kΩボリューム)
- ミドルピックアップ(250kΩボリューム)
- ネックとミドルのミックス(250kΩボリューム)
- ネックピックアップ(250kΩボリューム)
✅HSSモード:
- ブリッジピックアップフルモード(500kΩボリューム)
- ミドルとブリッジ(スプリットコイル)のミックス(250kΩボリューム)
- ミドルピックアップ(250kΩボリューム)
- ネック(スプリットコイル)とミドルのミックス(250kΩボリューム)
- ネックピックアップフルモード(500kΩボリューム)
✅コントロールノブ:
- コントロール1:マスターボリューム(ハムバッカーは500k、シングルコイルは250k)
- コントロール2:トーンコントロール1(ネック・ミドル)250kポット・0.022uf コンデンサー
- コントロール3:トーンコントロール2(ブリッジ)500kポット・0.022uf コンデンサー
さらに、ボリュームを下げたときにもクリアな音色を保つため、 ObsidianWire Custom Spec Treble Bleed Modも施されています。
これにより、ボリュームを下げてもポットを低域だけが通り、高域のシグナルラインが分かれることで音の濁りを軽減します。

すごいですね、このワイヤリングキットを使用すればシングルコイル、ハムバッキングどちらも理想のサウンドを出力することが可能になります👍
※以前はCustom HSS Wiring for Strat(HSSのストラトキャスター用)、Custom HSH Wiring for Strat(HSHのストラトキャスター用)と、2つのモデルがありましたが、スイッチで切り替えできるようになったことで1つに統合されたようです。
追記:Universal Blender for Strat// (HSS, HSH, SSS, HHH)
HSS, HSH, SSS, HHHの4タイプのピックアップ配列に対応のキット Universal Blender for Strat// (HSS, HSH, SSS, HHH)が発売されました!!
Universal Blender for Strat// (HSS, HSH, SSS, HHH)は、このようにスイッチひとつでピックアップのタイプ(HSS, HSH, SSS, HHH)を切り替え可能です。
さらにネックとブリッジピックアップをブレンドを可能とし、ストラトキャスターのサウンドにさらなるバリエーションを加えることができます。
- モード1:SSS:シングルコイル×3またはシングルサイズハムピックアップに対応。250kポットです。
- モード2:HSS:ブリッジピックアップがハムバッカーのストラトキャスターに対応。250kと500kポットが自動で切り替わります。
- モード3:HHH:3ハムバッカー(または高域を強調したい場合)に適合する500kポットのモード
- モード0:HSH:ネックとブリッジピックアップがハムバッカーのストラトキャスターに対応。250kと500kポットが自動で切り替わります。
コントロールは、マスターボリューム、マスタートーン、ブレンダーコントロールとなります。ブレンダーを最小にするとブレンダーがOFFになります。
ブレンダーは、ブリッジピックアップとネックピックアップをブレンドします。ブリッジピックアップを選択するポジションにはネックピックアップが、ネックピックアップを選択するポジションにはブリッジピックアップがブレンドされます。
ブレンダーノブが最小ではないとき:
- ブリッジピックアップにネックピックアップをブレンド
- ミドルとブリッジのミックスにネックピックアップをブレンド
- ミドルピックアップ
- ネックとミドルのミックスにブリッジピックアップをブレンド
- ネックピックアップにブリッジピックアップをブレンド
ブレンダーノブが最小のとき:
- ブリッジピックアップ
- ミドルとブリッジのミックス
- ミドルピックアップ
- ネックとミドルのミックス
- ネックピックアップ
ObsidianWireのワイヤリングキット取り付け動画
ソルダーレス簡単すぎる😊
How To Install Stratocaster Wiring Upgrade – ObsidianWire Solderless Demo (Fast Version):
https://www.youtube.com/watch?v=6ouu5ehdw9Q
ObsidianWire ワイヤリングキットその他ラインナップ
上の2つだけでなく、ObsidianWire ( オブシディアンワイヤー )の配線キットはヴィンテージストラトキャスター用はもちろん、テレキャスター用、レスポール用など様々なタイプがありますので紹介します。
ストラトキャスター用:
Vintage Plus for Strat
Vintage Plus for Stratは、1954年製のストラトキャスターの配線を元にしながらも、扱いやすさを向上させるためにトーン 1は: Middle & Neck Pickup、 トーン 2は Bridge Pickupになっています。
また内部のスイッチでClearとBalanceモードを切替可能で、Clearはボリュームを下げたときにもクリアな音色を保つため、 ObsidianWire Custom Spec Treble Bleed Modが施されます。
これにより、ボリュームを下げてもポットを低域だけが通り、高域のシグナルラインが分かれることで音の濁りを軽減します(ハイパスコンデンサー)。
ToneとVolumeコントロールは独立して動作します。
BalancedモードではTreble Bleed Modをなくし、クラシックなストラトキャスター同様、Volumeを絞るとトーンがわずかにロールオフします(音がこもる)ので、Volumeコントロール1つでクリーンからクランチまでを切り替えることができますが、VolumeとToneコントロールが互いに影響します。
コンポーネンツ・付属品:
3×ObsidianWireカスタムCTS 250kポット、スプリットシャフト・24スプライン
1×Oak 5Wayスイッチ
1×スイッチクラフト アウトプット・ジャック
1×ObsidianWireセレクト0.022μF 150シリーズポリエステルフィルムキャパシタ(±5%となるよう手作業で選別)
Custom Blender for Strat
Custom Blender for Stratは、3シングルコイルのストラトキャスターにブレンダー回路を搭載したワイヤリングキット。
ブレンダーを戻すと従来のストラトキャスター用回路、回すことで以下のような回路構成に。
ハイパスコンデンサー搭載。
- ブリッジ+ネックブレンド
- ブリッジ&ミドル+ネックブレンド
- ミドル
- ネック&ミドル+ブリッジブレンド
- ネック+ブリッジブレド
※トーンコントロールはマスターボリューム、マスタートーンになります。
Custom 7 Way for Strat / Gilmour Switch
通常のストラトキャスター回路にギルモアスイッチを搭載。
通常のストラトキャスターの5Wayサウンド、1Vol、2Toneコントロールは全て維持しながらも、第2トーンコントロールを引き上げることで最初の3つの位置(ミドル/ミドル+ブリッジ/ブリッジ)にネックピックアップをミックスすることができます。
Gilmour Switch ON時(Tone2を引き上げ)の5Wayスイッチポジションと役割:
- ブリッジピックアップにネックピックアップをブレンド
- ミドルとブリッジのミックスにネックピックアップをブレンド
- ミドルピックアップにネックピックアップをブレンド
- ネックとミドルのミックス
- ネックピックアップ
Gilmour Switch OFF時の5Wayスイッチポジションと役割:
- ブリッジピックアップ
- ミドルとブリッジのミックス
- ミドルピックアップ
- ネックとミドルのミックス
- ネックピックアップ
基板上にはClear/Balancedスイッチを搭載し、Clearモードではボリュームコントロールの位置にかかわらずクリアなトーンとなり(ハイパスコンデンサー)、Balanceモードはボリュームコントロールを下げるとヴィンテージらしいトップエンドが少しロールオフし(音がこもり)、クリーンとクランチ間をスムースに移行します。
Custom HH for Strat
2つのハムバッキングピックアップ搭載のHHストラトキャスター用ワイヤリングキット。
プッシュプルのポットにより様々なトーンを出力可能。
ハイパスコンデンサー搭載。
テレキャスター用:
Vintage '3-Way’ for Tele
スタンダードなテレキャスター用のハイクオリティなワイヤリングキット。
ハイクオリティなパーツを使用し、簡単な取付けで、本格的なヴィンテージトーンが手に入ります。
ハイパスコンデンサー搭載。
Custom 4-Way for Tele
トラディショナルなテレキャスターのトーンはそのままに、4つ目のスイッチポジションにより、ネック+ブリッジの直列配線(ハムバッキング)が可能に。
ハイパスコンデンサー搭載。
- ネック+ブリッジピックアップ(直列)
- ネックピックアップ
- ネックとブリッジのミックス
- ブリッジピックアップ
Custom Universal for Tele
Custom Universal for Teleは、スタンダードなテレキャスターの配線のセットアップです。
トラディショナルなシングルコイル×2のセットアップだけでなく、ハムバッカーを使用したセットアップにも対応し、HH、HS、SH、SSの4タイプのピックアップをインテリジェントスイッチングにより切り替え、自動的にコントロールポットの値が切り替えられます。
モード:
- HH(ハムバッカー×2):
500kポットと0.022uf コンデンサー - HS(ハムバッカーネック、シングルコイルブリッジ):
ネックピックアップ選択時は500K、ほかは250kポット - SH(シングルコイルネック、ハムバッカーブリッジ):
ブリッジピックアップ選択時は500K、ほかは250Kポット - SS(シングルコイル×2):
250kポットと0.022uf コンデンサー
※ObsidianWire Custom Universal for Tele / SPLIT COILはハムバッカーのコイルタップに対応したモデル。
レスポール用:
Vintage MKII for Les Paul
レスポールなどギブソン系のギターは年代によって配線が異なります。
Vintage MKII for Les Paulは、基板上のスイッチで50sと60sの配線を瞬時に切り替え可能なワイヤリングキットです。
50s配線:
Volumeを絞ったときに高域のロールオフを考慮し、暖かなクリーンとリードの間をスムースにコントロールできます。
60s配線:
現代の一般的なスタイルで、ボリュームを絞っても明瞭なままで、高域の損失を防ぎます。
▼こちらでも紹介しています。
ストラトキャスターやテレキャスター、レスポールなど主要モデルの配線図
※以前は50sと60s2つのバリエーションモデルが存在していましたが、スイッチで切り替えできるようになったので1つに統合されたようです。
※エピフォン製モデルにご使用いただく場合、USスペック用にボディの穴を広げ、24スプラインノブに合わせる必要があります。メトリックノブでは破損につながる場合があります。その他のレスポールコピーモデルやSG、PRS等、およびレフティモデルには適合していません。
※VINTAGE MKII 'SC’は スプリットコイル(コイルタップ)に対応したモデルです。
The Ultimate’ Wiring for Les Paul // JP Mod
The Ultimate’ Wiring for Les Paul // JP Modは、Vintage MKII for Les Paulをさらにアップデートしたモデルです。
50’sワイヤリングと60sワイヤリングの切り替えはそのままに、デュアルコイルタップ、シリーズモード、フェイズスイッチを搭載し、ジミー・ペイジのNo.2レスポールの配線が可能になったキットです。
- コイルタップ:ネックのVolumeコントロールで2つのピックアップを同時にコイルタップできます。
- シリーズモード:通常のセンターポジションでは、2つのピックアップがパラレルでミックスされますが、ネックのToneコントロールで、ネックとブリッジを直列で接続することが出来ます。
- フェイズスイッチ:ブリッジToneコントロールで、ネックピックアップとブリッジピックアップの位相をずらすフェイズモードに切り替え可能です。
※ポットはロングシャフトになります。
※コイルタップ可能な4C SHIELDED仕様のピックアップが必要です。
ベース用:
Traditional Vintage for Jazz Bass
ジャズベース用
Traditional Vintage for Precision Bass
プレシジョンベース用
まとめ
このようなソルダーレスの配線キットを使うと配線が楽になるのでハンダ作業が苦手な方にもおすすめです。
また、ObsidianWireには様々なモデルがありますし、使われているパーツも高品位なものなので音質アップも期待できます。
私は特にストラトキャスター用のHSS、HSHキットが特に魅力を感じました😍
ObsidianWire の配線キットはこちらで購入できます
詳細を見る
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※ObsidianWire の配線キットはインチサイズのポットを使用しているため、ミリサイズのポットを使用しているモデルの場合、インチサイズ対応のコントロールプレート/ピックガードに交換、もしくは穴を大きく開け直す必要があります。
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