62 Super Ampは、ツイードとブラックフェイスの間にあたる“ブラウンフェイス”期に生産された、ブラウンのトーレックスをまとったアンプを再現したモデルです。

ブラウンフェイスとは
ブラウンフェイスとは、フェンダーアンプのコントロールパネル及び外装(トーレックス)がブラウンだった時代のアンプの総称です。

フェンダー最初期のアンプは“Woody”と呼ばれる木製で外装のないキャビネットでしたが、まもなくツイードクロス(生地)にラッカー塗装を施した、通称ツイードアンプが1948年頃〜1960年頃にリリースされ、ブラウンフェイスというのはその次にリリースされたアンプ(1959年頃〜1963年頃まで)になります。
1963年頃には、ブラックフェイスと呼ばれるコントロールパネルと外装(トーレックス)が黒い、おなじみのモデルにチェンジされるので、ブラウンフェイスのアンプは、販売時期が短く非常に希少性のあるアンプになります。
ブラウンフェイス期のサウンドの特徴
ブラウンフェイス期のアンプは、ツイード期の荒々しく歪むトーンと、ブラックフェイス期のきらびやかでクリアなトーンの中間に位置する、温かみのあるクリーンと程よい歪みを両立したサウンドを持っています。
“Pick of the Day” – 1961 Fender Super Amp:
トレモロを搭載
ツイード期のアンプと大きく違うのは「トレモロ」の有無です。ブラウンフェイス期からは、音量を周期的に変化させる“トレモロ回路”が搭載され、表現力が大きく広がりました(リバーブが搭載されるのはブラックフェイスから)。
1959 Gibson ES-355T Mono & 1962 Fender Super Amp Demo:
62 Super Amp
62 Super Ampは、そんなブラウンフェイス期の1962年に発売された「Super Amp」を再現したアンプです。

Exploring the ’62 Super Amplifier: From Warm, Woody Clean Tone to Sweet Overdrive | Fender:
Fender: American Vintage ’62 SUPER Amp:

@darwinsaye:
フェンダーがこれを復刻することにしたなんて、本当に驚きです。個人的にはフェンダー史上最高のアンプの一つだと思っていますが、フェンダーは復刻版は「トップ40」アンプにこだわっているようで、ブラウンのSuperは生産期間が短かったため、あまり知られていません。しかも、複雑なハーモニックトレモロが搭載されているのですが、製造コストが高すぎて60年以上もの間、搭載されていませんでした(復刻版の価格に文句を言う人たちは、あのトレモロ回路だけでも製造コストが莫大に上がっているということを認識すべきです)。~Fender_ American Vintage ’62 SUPER Amp YouTubeより引用(翻訳済み)
主な特徴
- 温かみのあるクリーントーンと甘美なオーバードライブが魅力の真空管ギターアンプです。
- ツイード期の荒々しさとブラックフェイス期の煌びやかさをつなぐサウンドキャラクターを持ち、フェイズシフティング・ハーモニックトレモロによる唯一無二の揺らぎを実現。
- 2本の6L6パワー管による40W出力と、10インチCelestionカスタムスピーカー2基を搭載し、レコーディングからライブまで幅広く対応します。
- ヴィンテージスタイルの外観に専用フットスイッチとカバーも付属し、Fenderファンやコレクター、極上のトーンを求めるギタリストに最適なモデルです。
Spec;
- 出力: 40W
- 真空管:6×12AX7、2×6L6、1×5AR4
- スピーカー: 2×10″ Celestion カスタムデザインスピーカー
- サイズ・重量:610×475×267mm、21.8kg


まとめ
62 Super Ampは、短期間しか生産されなかった1962年製のブラウンフェイス期のSuper Ampを再現したモデルです。
40Wの出力に2基の10インチスピーカーを搭載し、扱いやすいサイズ感(21.8kg)と豊かなミドルレンジが特徴のアンプで、ヴィンテージライクなルックスと、ブラウンフェイスならではのトーンを楽しみたい方におすすめのアンプだと思います。
*プリント基板だからといって音質が劣るわけではなく、あくまでもアンプの個性です。
62 Super Ampはこちらから

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