Keeley Manis Overdrive ― ケンタウルスの伝説を超える次世代オーバードライブ

歪み系オーバードライブ,KEELEY,ケンタウルス

Keeley Manis OverdriveはKLON CENTAURをベースに、ゲルマニウムトランジスタやベースブースト機能などを追加した進化型オーバードライブです。

Keeley Manis Overdrive(ブラック)


この記事はギター改造歴25年の Tsune@TGプランニング が執筆・監修しています。

Keeley Manis Overdriveとは

Keeley Manis Overdriveとは、伝説的なトランスペアレント系オーバードライブ(KLON CENTAUR)を現代的に進化させた、プロ仕様のプレミアム・ペダルです。

Keeley Manis Overdrive(シルバー)

 

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Keeley Manis Overdriveは、従来のゲルマニウムダイオードによるクリッピングに加え、NOS(New Old Stock)トランジスタによるモードを搭載し、より豊かなサチュレーションとチューブアンプライクなコンプレッションを実現しています。

Keeley Manis Overdrive説明

2つのサウンドモード:GE TRANSとGE DIODEの違い

GE TRANS

  • ゲルマニウムトランジスタによるクリッピング回路をONにします。
  • 通常のゲルマニウムダイオードよりも、より強いサチュレーション(倍音の密度)とチューブアンプ的なコンプレッションが得られ、ピッキングに対する反応がより「ねばり感」のある音になります。

GE DIODE

  • オリジナルのKlon Centaurにも通じる、ゲルマニウムダイオードによる伝統的なクリッピングを有効にします。
  • よりナチュラルで透明感のある歪み、シルキーなトーンが特徴です。

Klonとの違いを動画でチェック|音の比較と印象

Keeley Electronics unveils the Manis Overdrive – The Evolution of a Mythical Legend:

Keeley Electronics unveils the Manis Overdrive - The Evolution of a Mythical Legend

まず動画の前半では、オリジナルのケンタウルスとの比較を聴くことが出来ますが、違いは全くわかりません。これだけでも買う価値あります!

動画中盤では、「GE DIODE」と「GE TRANS」の2つのモードを音の違いを聴くことが出来ますが、ダイオードはやや高域の強い耳に痛いサウンド、トランジスタはややダークな中域にシフトしたサウンドです。

その後ギターをテレキャスター(シングルコイル)からSG(ハムバッキング)に持ち替えますが、やはり「GE TRANS」モードの音は良いですね!

まとめ

Keeley Manis Overdriveは、トランスペアレントなケンタウルス系オーバードライブですが、本家ケンタウルスに囚われないオリジナリティを持っています。

+3dBのベース ブーストや、NOS(New Old Stock)のゲルマニウムトランジスタ・モードを加えることで、よりダークでチューブアンプライクなサウンドを得ることもできます。

動画を見た感じでは、私は「GE DIODE」よりも「GE TRANS」のほうが好みですが、もちろんトーンによる調整を加えればどんな音も作れるでしょう。

電源は、9Vが標準ですが、最大18Vまでに対応し、よりヘッドルームをアップさせることも出来ます。

価格は決して安いとは言えませんが、本家KLON CENTAURにはない、2つのモードとベースブーストが搭載されていますのでお買い得でしょう。

カラーはブラッシュドシルバーとブラックがラインナップされていますので、お好きな方をどうぞ!!

Keeley Manis Overdriveはどこで買える?販売サイトまとめ

Keeley Manis Overdrive(シルバー)Keeley Manis Overdrive(ブラック)

 

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 Keeley Manis Overdrive – YouTube(動画)

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