ルーフトップ・コンサートでおなじみのジョージ・ハリスンのオールローズテレキャスターが発売~George Harrison Rosewood Telecaster

George Harrison Rosewood Telecasterのボディートップ

2022年2月17日

ビートルズがアップルレコード屋上で行ったライブ、通称ルーフトップ・コンサートでジョージ・ハリスンが弾いてたオールローズテレキャスターが限定で発売だそうです。

ルーフトップ・コンサートでおなじみのジョージ・ハリスンのオールローズテレキャスターが発売~George Harrison Rosewood Telecaster


George Harrison Rosewood Telecasterとは

George Harrison Rosewood Telecasterという名前よりも”オールローズテレキャスター”としてのほうが名が通っているかもしれませんが、このテレキャスターはジョージ・ハリスンがビートルズ後期に愛用したモデルで、ジョージが1969年にアップルレコード屋上で行ったルーフトップ・コンサートで弾いていたギターとして有名です。

ルーフトップ・コンサートでオールローズテレキャスターを弾くジョージ・ハリスン

 

The Beatles – Get Back (Rooftop concert, 1969):

George Harrison Rosewood Telecasterとオリジナルの違い

ビートルズが使ったギターですから、このオールローズテレキャスターは過去に何度か発売されていて、オリジナルは1968年から1972年まで発売されていたのだとか。

 

オリジナル以外でも過去にフェンダーのカスタムショップや、フェンダージャパンからも出ていたと思いますが、非常に重いギターだったというのは聞いたことあります。

 

こちらは1972年製のオリジナルのオールローズテレキャスターの動画(サウンド)です。

動画中の説明では、(中がくり抜かれた)チェンバードボディだと言っています。

重さは7.4ポンド(3.35kg)だとか。

 

チェンバードボディは後期のものだけとも言っていますので、ジョージが愛用していたオールローズテレキャスターはソリッドの重いものだった可能性があります。

 

前半の澄んだクリーントーンは最高で、やはりチェンバードボディのギターは素晴らしい音色を持っています(クリーンな音が好きな人にはおすすめ)😍

 

こちらの動画は1991年製のFender Custom Shopから発売のRosewood Telecasterですが、こちらもチェンバードボディで、重さは8.10ポンド(3.67kg)だそうです。

 

動画の説明では、やはりジョージが愛用したオリジナルのオールローズテレキャスターはソリッドで激重だった可能性もあります。

 

で、今回限定で発売されるGeorge Harrison Rosewood Telecasterですが、オリジナルに準じて、、、ではなくボディ内部がくり抜かれたチェンバードボディが採用されています。

 

こちらがその動画。

やはりソリッドではないのでテレキャスターが持つパキパキなサウンドではなく柔らかいサウンドですね。クリーンだけでなく歪みとの相性も良さそうです。

 

以下の写真は今回のGeorge Harrison Rosewood Telecasterではなく、1995年製のカスタムショップ製テレキャスターのレントゲン写真です。これだけ大胆にくり抜かれたチェンバードボディであればソリッドなテレキャスターとは音が違って当然です。

1995年製造のカスタムショップ製オールローズテレキャスターのレントゲン写真。大胆にボディーがくり抜かれているのが分かります。
写真はリットーミュージック『Fender Telecaster Player’s Book』p.79より

今回発売のGeorge Harrison Rosewood Telecasterのボディーもこれくらい大胆にくり抜かれているのでしょうか?

 

また、ジョージ・ハリスンに手渡されたオールローズテレキャスターのロゴはフェンダー初期のスパゲッティで、直後に市販される同じオールローズテレキャスターはフェンダー中期のトランジションロゴだそうです。

 

George Harrison Rosewood Telecasterのロゴはジョージ・ハリスン所有機と同じスパゲッティロゴが採用されています。

George Harrison Rosewood Telecasterのロゴはスパゲッティ

ジョージ愛用のオリジナルのオールローズテレキャスターはトランジションロゴ

見えにくいですが、やはりスパゲッティロゴ??トランジションロゴに見えなくもないですが・・・

フェンダーロゴの違い
fender.com “スパゲティロゴ"と"トランジションロゴ"2つのロゴの歴史的背景を調べてみましょうより

また、リットーミュージック『Fender Telecaster Player’s Book』によると、初期モデルがソリッドボディーであったとも言えないらしく、チェンバードボディと混在しているようで、ジョージ・ハリスン本人のオールローズテレキャスターがどちらであったかは不明とのこと。

 

ただしフェンダーがジョージ・ハリスンの名を冠して発売するのですから、本人仕様である可能性も高いです。

 

まとめ

ルーフトップ・コンサートでおなじみのジョージ・ハリスンのオールローズテレキャスターが発売~George Harrison Rosewood Telecaster

果たしてジョージ本人が使用していたテレキャスターと同じボディー構造なのかは不明ですが、このテレキャスターはエアー感のある素晴らしいサウンドを持ったギターなのでこれはこれで良いものだと思います>個人的には普通のテレキャスターよりも好きかも。

George Harrison Rosewood Telecasterのボディートップ

ローズウッドボディーの間には薄いメイプルを挟んでいますが、ソリッドのオールローズテレキャスターも同じ作りなのでこれがチェンバードボディであるという証拠ではないようです。

George Harrison Rosewood Telecasterのボディーサイド

George Harrison Rosewood Telecasterのオリジナルネックプレート

 

George Harrison Rosewood Telecasterはこちらで購入できます

世界限定1,000本とのことなのでお早めに!

ルーフトップ・コンサートでおなじみのジョージ・ハリスンのオールローズテレキャスターが発売~George Harrison Rosewood Telecaster

 

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