エリック・クラプトン愛用のレスポール・カスタムEric Clapton 1958 Les Paul Customが発売

Eric Clapton 1958 Les Paul Customは、エリック・クラプトンがクリーム時代に手に入れた3ピックアップのレスポール・カスタムを再現したモデルです。
Eric Clapton 1958 Les Paul Customとは
エリック・クラプトンと言えばストラトキャスターというほど有名ですが、ソロキャリア以前のブルースブレイカーズやクリーム時代のメインはフェンダー系ではなくレスポールやSG、335、ファイヤーバードなどのギブソン系のギターを愛用していました。
特にクリーム時代の、トーンを絞った柔らかなウーマントーンは極上のサウンドで、エリック・クラプトンはクリーム時代が一番だ!という方も大勢いますね。
今回、ギブソンから発売された「Eric Clapton 1958 Les Paul Custom」は、エリック・クラプトンがクリーム時代の1967年に購入し、様々なレコーディングやライブで使用されたと言われる1958年製の3ピックップのレスポール・カスタムを再現したモデルです。
特徴
主な仕様は、厳選された超軽量の1ピース・オール・マホガニー・ボディ、マホガニー・ネック、エボニー指板、ミディアム・ジャンボ・フレット、オリジナルに基づくネック・プロファイル、ハードウェアはエイジド・ゴールドで、Groverチューナー、ABR-1ブリッジ、ストップ・テールピース、カスタムバッカーピックアップは、ミドル・ピックアップがオリジナル・ギターと同じようにアジャスタブル・スクリューをネック側にマウントしています。ボリューム、トーン・コントロールにはCTS® 500kオーディオ・テーパー・ポットが使用され、ペーパー・イン・オイル・コンデンサーがハンド・ワイヤリングされています。
本モデルは、テネシー州ナッシュビルにあるギブソン・カスタム・ショップとマーフィー・ラボの熟練ルシアーによって、150本製作されます。
ダック・ブラザーズにインスパイアされたハードケース、チャック・スチュワートの写真入り認定書、ブラック・レザーのアーカイブ・シリーズ・ストラップ、ギブソン・カスタム・スイッチ・プレートのメダリオンが付属します。
レスポールと言えば、メイプルトップ、マホガニーバックのボディーが一般的ですが、最初期のカスタムはマホガニーなんですよね。後にカスタムもスタンダード同様のメイプルトップ、マホガニーバックになりますが、この頃のカスタムな独特な温かみのある音が特徴です。
サウンドチェック
Gibson Custom Eric Clapton 1958 Les Paul Custom | Demo and Overview with Angela Petrilli:
柔らかく、色気のあるトーンが素敵です!!
エリック・クラプトンがこのギターを手に入れたのは1967年初頭のアメリカツアーとのことで、そのままアメリカに残りクリームの2ndアルバム「Disraeli Gears」をレコーディングします。
SWLABR · Cream:
「Disraeli Gears」といえば、エリック・クラプトンのトーンを絞った柔らかなウーマントーンが魅力的なアルバムで、このアルバムで聴けるウーマントーンは、サイケデリックペイントの “The Fool" SG や ES-335 、ストラトキャスターではないかともいわれていますが、レコーディング直前に購入したこのレスポール・カスタムで録っている可能性も否定できません。
こちらの動画ではトーンを絞ったウーマントーンで「Sunshine Of Your Love」のリフを実際に弾いています(3:38~)のでひょっとしたらひょっとしますね。
Eric Clapton 1958 Gibson Les Paul Custom Prototype:
ブリッジピックアップのトーンを絞ると言っていますので、ストラトキャスターではなさそう。
▼有名なウーマントーンやワウについて説明している動画です。
Cream Farewell Concert 1968 – Eric Clapton Interview:
エリック・クラプトンがレスポール・カスタムを使用している映像としては、「Delaney & Bonnie & Friends」でのライブが有名です。
Delaney, Bonnie & Friends – Coming Home (1969):
しかしクラプトンはどんなギターも似合いますね😍
その後クラプトンは、このDelaney & Bonnie & Friendsのメンバーを引き抜いて「デレク&ドミノス」を結成します。
まとめ
Eric Clapton 1958 Les Paul Customは、エリック・クラプトンの「1958レスポール・カスタム」のトリビュートとして発表されたモデルです。
レスポール・カスタムは、クラプトンのキャリアの中でも比較的短期間の使用でしたので、クラプトンが愛用した、ストラトキャスターやSG、レスポール・スタンダードなどと比べると広く知られているわけではありませんが、クリームの時代の「Disraeli Gears」以降のアルバムやライブ等で使われた可能性もあるので注目の一本です。
150本限定で、価格は米国で$19,999.00(3,012,229.38 円/2月28日現在)となっています。
Eric Clapton 1958 Les Paul Customはこちらで購入できます
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Gibson Eric Clapton 1958 Les Paul Custom – YouTube(動画)
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