ナット交換の前に牛骨のオイル浸け
ギターのナットの定番は牛骨。
牛骨には漂白された真っ白なものとオイルを染み込ませた飴色のものがありますが、真っ白な牛骨にオイルを染み込ませる作業は個人でも出来るのでしょうか?
ナット交換の前に牛骨ナットをオイルに浸してみる
ストラトキャスターやテレキャスターなど、ヘッドに角度のないギターはナットの切り込みが甘いとすぐに共振というか共鳴というか、開放を鳴らしたときにコーンとかキーンとした音(ブリッジ~ナット以降の音も鳴ってしまう症状)が出るようになってしまいます。
とくに最も角度が浅くなる3弦。
このストラトキャスターも自分でナット交換をやったのですが、当初は問題なかったもののナットがしょぼいのか私が下手なのか溝が広がってしまったようです。
ストリングガイドを3弦にも付ければ症状は抑えられると思いますが、見た目も変わってしまうし、やはりナット交換かな??
ナット交換をしようと部屋を漁ってみたら昔買った牛骨を発見。
牛骨は音は良いのですが、作業効率が悪いというか、結構欠けたり割れたりしちゃうんですよね。
ということでナット交換の前にオイル浸けの刑に。
1つはCUREのCRC 5-56、もう一つはレモンオイル。
何時間/何日くらい浸けたら良いのだろう??湯煎も試してみようかな??
オイルが浸透してもしなくてもそのまま使えるしダメ元でしばらく浸けてみることにします。
オイルに浸すメリット
ナットをオイルに浸すメリットとしては、上記のように欠けや割れを防いだり、弦を載せた時の滑りを良くする効果もあるようです。もちろん自分でやらなくても売ってます。
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牛骨も良いけどおすすめは人工素材のTUSQ(GRAPHTECH)。
以前別のギターで試したことありますが、加工もしやすく、音は牛骨のようにシャープでクリアなサウンドなのが👍
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とりあえずは応急処置で、ナットと弦の間に両面テープの剥がす側の紙(つるつるのやつ)を挟んでみたら共鳴が消えたのでこれで良しとしましょう>かっこ悪いけど音もチューニングも問題なし😅
それ以外の方法としては、牛骨の削りカスと瞬間接着剤を混ぜたものを溝に詰めて切り直すという方法もありかも。
ナットの交換前にちょっと試してみたいと思います💪
別のギターですが以前ナット交換した時の記事
▶ストラトキャスターのナット交換 今回はデルリン
追記
CRC 5-56に2日間浸けたナットですが、しっかりオイルが内部まで浸透していました。
真空容器に入れてもいませんし、湯煎もしていません(下)。
削ってみても内部も飴色になっています。
削って見ても油分のせいか非常に滑らかで、これなら欠けたり割れたりもしないだろうな?というのを実感しました👍
ちなみに牛骨の削りカスと瞬間接着剤を混ぜたものを溝に詰めても見たのですが、崩れてしまってうまくいきませんでした😥
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