太く、きめ細かなファズサウンドが特徴の「BIG MUFF(ビッグマフ)」サウンドを再現したおすすめモデルを厳選して紹介。
![[BIG MUFF] ビッグマフ系ファズ特集](https://tgr-guitar.com/hizumikei/wp/wp-content/uploads/2020/03/bigmuff.jpg)
- BIG MUFF(ビッグマフ)とは
- BIG MUFFの変遷
- BIG MUFFとおすすめビッグマフ系ファズ
- ELECTRO-HARMONIX BIG MUFF
- Animals Pedal Rust Rod Fuzz
- Animals Pedal FISHING IS AS FUN AS FUZZ
- Formula B Elettronica ARIES Fuzz
- FREDRIC EFFECTS Demon Fuzz
- FREDRIC EFFECTS Green Russian Muff
- JHS Pedals Muffuletta ( Distortion / Fuzz )
- JHS Pedals CRIMSON 1992 Russia
- KarDiaN VITAMIN C / C6H8O6
- One Control Baltic Blue Fuzz
- RYRA The Tri-Pi Muff
- Wren and Cuff Caprid
- Wren and Cuff Caprid Small Foot
- Wren and Cuff The Good One
- Wren and Cuff Tri-Pie 70
- Wren and Cuff Tall Font Russian
- まとめ
- この記事を読んでいるあなたにおすすめ
BIG MUFF(ビッグマフ)とは
BIG MUFF /ビッグマフとは、アメリカのELECTRO-HARMONIX/エレクトロハーモニクスを代表するファズペダルです。

ファズと言えば FUZZ FACE/ファズフェイスも有名ですが、FUZZ FACEは2段のトランジスタ、BIG MUFFは4段のトランジスタを使用しているため歪み方が全く違います。

FUZZ FACE
FUZZ FACEはウォームでブーミーなサウンドで、それ単体では器用な歪みは得られません。対してBIG MUFFは、クリーンなアンプに使用しても、強いサチュレーションが得られ、よく歪むのが特徴です。
トーンコントールが付いているというのもポイントですね!!
Electro Harmonix Big Muff Fuzz Demo:
BIG MUFFの変遷
BIG MUFFの歴史は長く、初期モデルの登場から様々な仕様のものがありますので代表的なモデルをいくつか紹介します。
Triangle Muff
BIG MUFFが登場したのは1960年代後半から。プロトタイプにはじまり、はじめて製品化されたのが 通称”Triangle Muff(トライアングル・マフ)”と呼ばれるものです。

Triangle Muff
Triangle Muff(トライアングル・マフ)の由来は、トライアングル(三角形)状に配置されたノブから来ていますが、そのファズサウンドは今までのファズとは一線を画すものでした。
Electro-Harmonix BIG MUFF〜V1トライアングル編:
ファズでありながらのディストーションのような質感もあり、Triangle Muffが現在も人気があるのも納得のサウンドです。
Ram’s Head
1973年頃に登場するのが 通称”Ram’s Head(ラムズヘッド)”と呼ばれるBIG MUFFです。

RAM’S HEAD
Ram’s Headの由来は、トップにデザインされた女性の髪型/ロゴが羊(Ram)に似ていたことからそう呼ばれています。

BIG MUFF “RAM’S HEAD” 〜もう一度、ラムズヘッドの音を知る:
同じBIG MUFFでもかなり音が違いますね。エッジ感もありますが、より太いサウンドが特徴です。文字の色によりRed Ram(赤)、Violet Ram(紫)と呼ばれるものが存在し、微妙に回路も違うようです。
Big Muff Pi(V3)
1977年頃に登場するのがBig Muff Piです。

Big Muff V3
現在のBIG MUFFと同じデザインのモデルですが、こちらはV3と呼ばれる3代目モデルです。
Electro Harmonix Big Muff Pi Fuzz V3 EH3003 BC239 1977:
Ram’s Headのサウンドを引き継ぎながらも、ローエンドが強化され、アグレッシブでパワフルなサウンドが特徴の定番モデルです。
Civil War
Civil Warと呼ばれるモデルは、Sovtekブランドとして1990年代初頭にロシアで製造されたBIG MUFFのバリエーションモデルです。

Civil War
筐体に青と灰色の配色が使われており、その外観がアメリカ南北戦争(Civil War)の軍服を思わせることから「Civil War Muff」と呼ばれています。
【デジマート】Electro-Harmonix(SOVTEK) / BIG MUFF “CivilWar”:
Green Russian
Green Russianは、同じく90年代にSovtekブランドから発売された緑色の筐体が特徴的なBIG MUFFのバリエーションモデルです。

Green Russian Muff
Big Muff Shootout Sovtek Green Russian vs Civil War Big Muff Pi comparison:
このように、ビックマフには様々なバリエーションモデルが存在しますが、現在では本家 ELECTRO-HARMONIXをはじめ、様々なブランドからコピーモデルやクローンが発売されています。
おすすめのビッグマフ系ファズはこちらから。
BIG MUFFとおすすめビッグマフ系ファズ
ELECTRO-HARMONIX BIG MUFF

ファズフェイスと並び称される、ファズペダルの定番ビッグマフ。カルロス・サンタナやデヴィッド・ギルモアの使用で一躍有名になりました。
ラインナップ
Big Muff Pi:

Big Muff Piは、Big Muff のV3のリイシューモデルです。迷ったらこれ!
Nano Big Muff Pi:

Nano Big Muff Piは、Big Muffをナノサイズにしたモデルです。小さくなっても、リッチでクリーミー、サステインが豊かなサウンドは、従来のモデルと全く同じです。
Little Big Muff Pi:
![]()
Little Big Muff Piは、コンパクト・サイズのBIG MUFFです。サウンドは現行US Big Muffのサウンドとロシア Big Muffの中間のような70sマフサウンドです。
Triangle Big Muff Pi:

Triangle Big Muff Piは、1969年頃のトライアングルマフと呼ばれた最初期(V1)のバージョンのオリジナル回路をコンパクトなNanoサイズで忠実に再現したモデルです。
Ram’s Head Big Muff Pi:

Ram’s Head Big Muff Piは、人気の1973年製のV2と呼ばれる(ラムズヘッド期の)Big Muff PiをNanoサイズで忠実にリイシューしたモデルです。
Big Muff Pi with Tone Wicker:

Big Muff Pi with Tone Wickerは、Big MuffにWickerというスイッチを付け多彩なトーンバリエーションが可能になったモデルです。
WickerスイッチをONにすると、3段高域フィルターによりトップエンドの鋭いサステイン豊富なディストーションサウンドが得られます。また、ToneスイッチをOFFにするとToneコントロールがバイパスされ、迫力のあるサウンドを生み出します。
Wickerスイッチを切ってToneをONにすればオリジナルのBig Muffサウンドも得られます。
Deluxe Big Muff Pi:

Deluxe Big Muff Piは、従来のBig Muffサウンドはそのままに、BASS BOOST、ATTACK、GATE(ノイズゲート)、MID BOOSTを搭載したモデルです。
Sovtek Deluxe Big Muff Pi:

Sovtek Deluxe Big Muff Piは、90年代初頭にロシアで製造されていた通称Civil War Big Muffのサウンドに、Deluxe Big Muffの優れたコントロールを加えたモデルです。ミッドコントロール、ノイズゲートが搭載されています。
Green Russian Big Muff:

Green Russian Big Muffは、ビッグマフの中でも特に人気の高い、90年代のロシア製Muffの回路をNanoサイズで復刻したモデルです。
Op-Amp Big Muff:

Op-Amp Big Muffは、1970年台後半の(トランジスタではない)オペアンプ仕様のビッグマフ”V4 Big Muff”をNanoサイズで再現したモデルです。
BIG MUFF PI 2:

Big Muff Pi 2は、EHX創設者マイク・マシューズ氏とエンジニアのボブ・マイヤー氏が1970年代に構想しながらも、約50年間眠っていた幻のデュアル・オペアンプ回路を、JHS Pedalsのジョシュ・スコット氏が発掘・解析して蘇らせたファズペダルです。
Electro-Harmonix Big Muff Pi 2 Fuzz Pedal:
Big Muff Pi 2は、JHS Pedalsからも EHX by JHS – BIG MUFF 2として5,700台限定で発売されるようです。


Animals Pedal Rust Rod Fuzz

Rust Rod Fuzzは、ミッドが強く、メロウなトーンが人気の70年代前半のビッグマフ(ラムズヘッド)のトーンを再現したファズです。
Animals Pedal Rust Rod Fuzz:
扱いやすそうなファズですね。
Animals Pedal FISHING IS AS FUN AS FUZZ

FISHING IS AS FUN AS FUZZは、Civil Warと呼ばれる90年代初期のBig Muffにインスパイアされたファズペダルです。
Ninevolt Pedals: FISHING IS AS FUN AS FUZZ:
チリチリした高域とぶっとい低域はまさにビッグマフサウンドです。トーンの効きも素晴らしい!
Formula B Elettronica ARIES Fuzz

Formula B Elettronica ARIES Fuzzは、羊のマークと文字色でも分かるように、ヴァイオレットロゴと呼ばれる、紫色のインクでプリントされたラムズヘッドのサウンドを再現したコンパクトなファズペダルです。

RAM’S HEAD Violet
9V電池不可、DC9Vアダプター対応。
FREDRIC EFFECTS Demon Fuzz

Fredric Effects Demon Fuzzは、70年代後期のエレクトロ・ハーモニクスのビッグマフサウンドをシンプルな1ノブのコントロールで再現したファズペダルです。
Demon Fuzzは、オリジナル回路を基に、あえてIC(集積回路)を用いて再構築されています。これによりミッドゲインとタッチが強化され、さらにシリコンダイオードによるクリッピングを追加し、よりクランチ感のあるディストーションも得られるようになりました。
また、Demon Fuzzはバッファードバイパスを採用しており、エフェクトがオフの状態でもバッファーが有効です。これにより、エフェクトON/OFFに関係なく、常にトーンを改善し、音質向上に貢献します。
Fredric Effects Demon Fuzz – Baritone Guitar Demo:
ビッグマフ特有のハイのチリチリ感が抑えられ、ミッドローが強化されている印象です。1ノブなので、歪みの微調整はギターで行いましょう。
FREDRIC EFFECTS Green Russian Muff

Fredric Effects Green Russian Muffは、ロシア製のアーミーグリーンボックスに納められたビッグマフを再現したファズペダルです。
この時代の回路は、その後のブラックボックスやそれ以前のアーミーグリーンやUSAモデルと異なっており、今でも特に人気のあるビッグマフです。
JHS Pedals Muffuletta ( Distortion / Fuzz )

Muffulettaは、クラシックなBig Muffのさまざまなバリエーションを1台にまとめたペダルです。
- JHS:
“2015年製”のJHS製マフサウンドを再現したモードです。 - 73 Rams Head “1973~1977 V2”:
David Gilmour(Pink Floyd)やErnie Isley(Eisly Brothers)、J. Mascis(Dinosaur Jr.)など多くのギタリストに愛された通称:ラムズヘッド期のサウンドを再現したモード。 - The Triangle “1696~1970 V1”:
通称:Triangle Muff期のサウンドを再現したモード。 - The Pi “1977~1987 V3”:
Frank Zappa、 Billy Corgan(Smashing Pumpkins)、 Jack White, The Edge(U2)、Beckや Pete Townsend(The Who)らが愛用したPi Muffサウンドを再現したモード。 - The Russian “1999~2009 V8”:
Dan Auerbach(Black Keys)、Chris Wolstenholme(Muse)、そしてRobin Finck(Nine Inch Nails)らの使用で有名なRussian Muffのサウンドを再現したモード。 - The Civil War “1991~1993 V7”:
Thurston Moore(Sonic Youth)やJohn Fogerty、Jeff Tweedy(Wilco)、Mike Mills and Peter Buck(REM)といったアーティストらが使用したCivil War期のMuffサウンドを再現したモード。
JHS Pedals Muffuletta:
ビッグマフ好きにはたまらないファズですね。これがあればあの大きなペダルは必要ありません。
JHS Pedals CRIMSON 1992 Russia

CRIMSON 1992 Russiaは、1990年代のロシア製ビッグマフ“Mike Matthews Red Army Overdrive”を再現したモデルです。
ゲインと中域がブーストされるModeスイッチをシャーシ側面に搭載。
JHS Pedals Crimson: A Russian Rarity:
KarDiaN VITAMIN C / C6H8O6

VITAMIN C(ビタミンC)/ C6H8O6は、人気のBig Muff系ファズですが、通常用いられる4つのトランジスタではなく、トランジスタとFETからなる5つの素子を使用してます。
さらにファズペダルには珍しい2バンドEQを搭載することにより、音作りの幅も広がっています。
トゥルーバイパス
※エフェクトを通した際に生じる原音の減衰を調整/ブレンドすることができるADD CBF搭載モデルも発売されました。

KarDian: C6H806 VITAMIN C Fuzz Distortion:
ブーミーにならずにまた、ビッグマフ系にありがちな高音域がチリチリしすぎないファズサウンドがGood!これはジャンルを選ばずに使えそうです。
One Control Baltic Blue Fuzz

Baltic Blue Fuzz/ バルチックブルーファズは、ヴィンテージ・マフ・サウンドを作るペダルであると同時に、特に音が前に抜けることも重視して設計されています。
そのため、ヴィンテージのBIG MUFFと同等のゲインレンジを持ちながら、少しだけタイトでオリジナルよりも少しだけ低いゲインとなるよう調整しています。
さらにオリジナルモデルとは比べ物にならないほど扱いやすいToneコントロールが搭載されています。
トゥルーバイパス
OneControl: Baltic Blue Fuzz:
ディストーションとしても使えるファズで、これならマルチに使えます。
RYRA The Tri-Pi Muff

RYRA Tri-Pi Muffは、トライアングルと呼ばれた最初期のマフの中でも、特にRYRAのフェイバリットなモデルを再現したファズペダルです。
トゥルーバイパス
EPIC MUFF FUZZ TONES! RYRA TRI PI demo by Pete Thorn:
チリチリとしたオリジナルファズサウンドを再現しながらも、まとまりのある解像度の高いサウンドへとチューンナップさせています。
Wren and Cuff Caprid

Capridは、人気の70年代の Ram’s Head(ラムズヘッド)期のBig Muffを再現したモデルです。
Capridは、オリジナルを再現した基板パターンから筐体のサイズまでこだわりをもって作られています。電源スイッチも再現されていますので電池を入れたままでも大丈夫です。

Caprid Blue Violet Special Edition:
Caprid Blue Violet Special Editionは、バイオレットと呼ばれる最初期のラムズヘッドに焦点を当て、1973年生のゴールドレッグトランジスタを含む希少なパーツを用いて制作された限定モデルです。
Caprid Blue Violet Special EditionをさらにコンパクトにしたBlue-Violet Caprid Small Footも人気です。


トゥルーバイパス。
Wren and Cuff – The Caprid:
枯れたヴィンテージのBIG MUFFを探すよりWren and Cuffの現行モデルを買ったほうが良いかもしれませんね。ヴィンテージのBIG MUFFよりも音が元気です!!
Wren and Cuff Caprid Small Foot

Caprid Small Footは、人気のラムズヘッド期のBig Muffのサウンドをコンパクトエフェクターサイズで再現したモデルです。
Wren and Cuff Small Foot Caprid:
小さくてもしっかりマフサウンドが再現されています。Wren and Cuffさすが!!
Wren and Cuff The Good One

Wren and Cuff The Good Oneは、1972年製のヴィンテージの Triangle Muff(トライアングル・マフ)のV1、2nd Editionのとある個体を再現したファズペダルです。

Triangle Muff V1 2nd Edition
The Good Oneは、その素晴らしい”トライアングルマフ”サウンドを100%再現するため、リバースエンジニアリングを行って作られました。
オリジナルユニット同様、セラミックディスクコンデンサ、コンポーネントの値、カーボンコンポジション抵抗を使用しています。
また、Wren and Cuffプレミアムラインの頑丈なスチール筐体と最高峰の品質で作られています。
Wren and Cuff The Good One – Pedal Empire:
Wren and Cuff Tri-Pie 70

Tri-Pie 70は、1969年から1970年頃のトライアングル・ビッグマフと呼ばれた時期のサウンドをコンパクトサイズで再現したファズです。
Wren and Cuff Tri Pie 70:
Wren and Cuff Tall Font Russian

Tall Font Russianは、90年代始めにロシアで製造されていたビッグマフの最初期の”トールフォント”、すなわち縦長のロゴが付けられたモデルのサウンドをジャックやパーツ類を見直し、驚異的なノイズレスと高い信頼性を実現し甦らせたモデルです。
Wren & Cuff Tall Font Russian vs Electro-Harmonix Green Russian Big Muff:
本家Electro-Harmonixとの比較動画です。
まとめ
BIG MUFF(ビッグマフ)系ファズは、太く、きめ細かなサウンドが特徴のファズペダルで、クリーンなアンプからでもしっかり歪み、ディストーションのような質感を得られるのが魅力です。
BIG MUFFには、「トライアングル・マフ」や「ラムズヘッド」、「Big Muff Pi(V3)」、「Civil War」、「Green Russian」など、歴代モデルごとに個性的なサウンドがありますが、本ページでは、そんなBIG MUFFの魅力を再現したEFXの現行モデルから、クローン、コピーモデルを厳選して紹介してきました。
太くパワフルな「マフサウンド」を求める方は、ぜひ一度試してみてください。
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