アップピッキングを制すものはピッキングを制す
ギタリストなら一度は目を通していただきたい良書『ギタリストのための全知識(養父貴・著)』の中からピッキングの練習についての内容をちょっとだけ紹介します。
アップピッキングを制するものはピッキングを制す
ダウン・ピッキングでフォルテを弾いたり、音色をコントロールするのは意外に簡単だ。
しかし、あぁなんてことだ!アップ・ピッキングでそれらをコントロールすることはダウン・ピッキングの数倍、いや数十倍むずかしい。フレーズがうまく弾けなかったり、リズムが悪い原因のほとんどが"アップ・ピッキングの未熟さ"であることが多い。
それ、私ですやん。。。。さらに。
6種類のピッキング・パターンをマスターせよ
基本的には以下6種類のピッキングパターンが考えられる。
これらを意識して練習し、それぞれをコンビネーションさせていけば良い。
- すべてのフレーズを"ダウン・ピッキング"で弾く
- すべてのフレーズを"アップ・ピッキング"で弾く
- すべてのフレーズを"オルタネイト・ピッキング"で弾く
- オルタネイト・ピッキングの"順序を変えて"弾く
ヒント:いつも無意識に弾いているフレーズのピッキング、アップ・ダウンの順番をすべて逆にして弾いてみる。
あら不思議、全然弾けなくなります(いや、それじゃ困るんだが・・・・)。
本番では前後のフレーズの流れで、必ず練習時と同じピッキングで弾けるとは限らないでしょ?だから、どんなフレーズもアップ・ダウンどちらからでも弾けるようにしておく。
非常に効果的な練習だよ。
- すべてのフレーズを"なるべくピッキングしない"で弾く(ハンマリング・オンやプリング・オフでつなぐってことね)。
- すべてのフレーズを"なるべくエコノミー・ピッキング"で弾く(エコノミー・ピッキングとはスウィープ・ピッキングのことね)。
オルタネイトの順番を入れ替えて弾くというのは理解できますが、ダウンだけとかアップだけとかの練習意味あるのかと、下手な私は思ってしまいますが、バークリー音楽大学出身の養父貴さんがいうのだから間違いないでしょう、おそらくそういうカリキュラムもあるんじゃないですかね。
で、私もあらためてそんな練習をやってみましたが、もう嫌になるほど弾けませんね。
自己満足で弾けた気になってる自分が情けない。たまに録音なんかもしますけど悲しくなりますもの。。。。
ということで、この本は練習法だったり心得的なものがいっぱい書かれた本なので、特に初級者から中級者にとっては非常にためになる本です。
というかギタリストなら一度は目を通しておくべき本だと思いますよ。
私の持っている旧著「ギタリストのための全知識」が「ギター上達のための全知識」とタイトルを変え復活したみたいですね。目次をみても旧著とほぼ同じ内容です。
ギター上達のための全知識 (全知識シリーズ)
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興味のある方は是非。私も頑張ります💪
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