JHS Pedalsから、独特なクリーンサウンドを生み出す「FUMBLE」と、ヴィンテージ・マルチトラックレコーダーのプリアンプ回路を再現した「424 GAIN STAGE」の2機種が登場しました。
どちらも一般的なオーバードライブとは一味違った、個性的なプリアンプ/ブースターとして楽しめるモデルです。


FUMBLE
FUMBLEは、Dumble系サウンドのペダルとして発売されたDIYキット「NOTADÜMBLË V1」に搭載されていたJFETプリアンプ回路をベースにした、シンプルなクリーンブースターです。

– More Info –
FUMBLEという名前は「しくじる」「失敗する」という意味。DumbleとFumbleを掛けたネーミングで、JHS PedalsがNOTADÜMBLË V1に本来搭載する予定だった回路ではなく、誤って別のDumble系回路「Dumble BBC-1」を搭載してしまったことに由来します。
しかし、その「しくじり」から生まれたNOTADÜMBLË V1のクリーン回路を気に入ったユーザーから、「このクリーン回路だけを単体で販売してほしい」という声が多く寄せられたことから、FUMBLEとして製品化されました。
FUMBLEには2つのノブを搭載し、OUTPUTで音量を調整。INPUTでは一般的なゲイン調整とは異なり、低域と入力ゲインを同時にコントロールします。
右に回すほど太く力強いサウンド、左に回すほど低域とゲインが抑えられたタイトで明瞭なサウンドになります。
JHS Pedals // Fumble JFET Clean Boost (Demo):
バッファー兼クリーンブーストとして使用するほか、オーバードライブやアンプの前段に置いて音を引き締めたり、エフェクトチェーンの最後にソロ用ブースターとして使用するなど、幅広い用途に対応します。
424 GAIN STAGE
424 GAIN STAGEは、1980~90年代の宅録で使用されたマルチトラックレコーダー「TASCAM 424 MKI」のプリアンプ回路を忠実に再現した、プリアンプ/ディストーション/オーバードライブです。

– More Info –
424 GAIN STAGEは、424特有のゴムのような弾力感のあるクリーントーンから、ローファイで割れたファズのようなサウンドまで、ヴィンテージのマルチトラックレコーダーならではの独特な質感をペダルで手軽に再現できます。
オリジナルと同じUPC4570およびNJM4565オペアンプを採用し、TRIM、CHANNEL、MASTERに相当する3つのゲイン/ボリュームコントロールを搭載。さらにBASS、TREBLEで音色を調整できます。
JHS Pedals // 424 Gain Stage Preamp Distortion Overdrive (Demo):
ギターアンプの前段に接続してゲインステージや個性的なオーバードライブとして使用できるほか、ゲインを上げていけば、過負荷によるファジーで破綻したようなファズサウンドまで作り出せます。
XLRバランス出力を備えているため、ミキサーやオーディオインターフェイスへ直接接続してDIとして使用することも可能です。

個人的には、少しだけ歪みを加えた、ナチュラルに飽和したチューブプリアンプのような質感が非常に魅力的だと感じました。
まとめ
JHS Pedalsから、個性的なサウンドを持つブースター/プリアンプ「FUMBLE」と「424 GAIN STAGE」の2機種が発売されました。
FUMBLEは、JFETプリアンプ回路をベースにした、シンプルで扱いやすいクリーンブースターで、音を太くするだけでなく、前段のオーバードライブやアンプをプッシュして、タイトで力強いサウンドを作ることができます。
424 GAIN STAGEは、TASCAM 424 MKIのプリアンプ回路を再現したモデルで、80~90年代の宅録機材を思わせるローファイで弾力感のある独特のサウンドが魅力です。通常のオーバードライブとしてだけでなく、DIとしてレコーディング環境に取り入れられるのも特徴です。
王道のクリーンブーストを求めるならFUMBLE、ヴィンテージなローファイサウンドや個性的なプリアンプサウンドを求めるなら424 GAIN STAGEと、それぞれ方向性の異なる2機種と言えるでしょう。
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