「あのチューブアンプの歪みとレスポンスを、ペダルで再現できたら・・・」
そんなギタリストの理想を形にしたのがAmp in a Box(AIAB)ペダルです。
本記事では、近年のデジタルモデリング系から定番のAIABまで注目のペダルを厳選して紹介します。

- Amp in a Box(AiAB)とは
- 元祖AIAB
- MARSHALL THE GUV‘NOR
- MARSHALL BLUESBREAKER
- Overdrive Pedalシリーズ
- Catalinbread Little Secret
- CATALINBREAD Galileo
- CATALINBREAD Sabra Cadabra
- J.ROCKETT AUDIO DESIGNS Monkeyman
- J. Rockett Audio Designs Hot Rubber Monkey (HRM)
- MENATONE Howie Deluxe
- MENATONE Dumbstruck
- One Control Fluorescent Orange Amp In A Box
- One Control Golden Acorn OverDrive Special
- One Control Jubilee Red AIAB
- WARM AUDIO Warmdrive
- 定番・クラシックペダル(広義のAIAB)
- 真空管搭載AIAB
- デジタルモデリング系AIAB
- まとめ
Amp in a Box(AiAB)とは
ギターのエフェクターを探しているとよく耳にする「Amp in a Box(AIAB)」という言葉。
直訳すると「箱の中のアンプ」です。
一般的には、マーシャルやフェンダー、ダンブルといった「名機の音色や挙動を、1台のコンパクトエフェクターサイズに詰め込んだペダル」のことを指します。

スタジオにあるいつものJC-120(ジャズコーラス)などのアンプに繋ぐだけで、一瞬にして憧れのマーシャルのスタックやヴィンテージFenderのトーンに化けさせてくれるのがAmp in a Box(AIAB)ペダルです。
AIABの定義
AIABは、一般的にはアンプの名称や型番を明確にモチーフにしている(Plexi、JCM800、Blackface、Dumbleなど)ものが多いですが、実は定義は曖昧で、メーカーやブランドがAIABだと言えばAIABペダルになります。
このページでは、「アンプの内部回路をそっくり模倣したペダル」だけをAIABとして捉えるのではなく、もっと広い意味でAIABを考え厳選しています。
なぜなら、歪みエフェクターの歴史そのものが「チューブアンプの歪みを再現したもの」だからです。
関連:歪みエフェクターを学ぶ
元祖AIAB
ここでは、アンプブランド自身が自社の看板アンプを再現するために開発したモデルや、アンプの回路構成を本格的にペダルへ落とし込んだ「AIAB」というジャンルの先駆け・ルーツとなる名機たちをご紹介します。
MARSHALL THE GUV‘NOR

THE GUV‘NORは、マーシャル社自身が「自社のスタックアンプ1959/1987の音をペダルサイズで再現する」という目的で作った伝説的ペダルで、現代の「〇〇系ペダル」という概念そのものを生み出した存在。
Bass / Middle / Trebleの3バンドEQを備え、マーシャル特有の「ドンシャリ感」と「ミッド」、「ドライブ感」を完璧に再現しています。本家マーシャルが本気で作った元祖AIIBペダルです。
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Marshall The Guv’nor Pedal Demo:
MARSHALL BLUESBREAKER

BLUESBREAKERは、THE GUV‘NORと同じ時期に登場した、1960年代の名機「Marshall 1962 Bluesbreaker(エリック・クラプトンが使ったことで有名なコンボアンプ)」をモチーフにしたペダルです。
THE GUV‘NORほど過激に歪まず、ピッキングニュアンスを繊細に反映するローゲイン・クランチが特徴のAIABペダルで、後にAnalog.Manの「King of Tone」などの元ネタとなり、現代のトランスペアレント系・アンプライクペダルの巨大な流派を作り出しました。
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Marshall The Guv’nor / Drivemaster / Bluesbreaker / Shredmaster:
BLUESBREAKERは、1960年代後半のジミ・ヘンドリックスやクリーム、フリーあたりのサウンドが好きな方におすすめです。

Overdrive Pedalシリーズ

Overdrive Pedalシリーズは、マーシャルの歴代の名機のアンプサウンドを再現したアンプインアボックス(AIAB)です。
ラインナップ
- 1959(Super Lead):
ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、エディ・ヴァン・ヘイレンなど、ロック界のレジェンドたちが愛用した100Wのフルチューブアンプを再現したペダルです。迫力あるクリーン〜クランチトーンは、まさに“クラシック・マーシャル”の代表格。HI Treble、Normalという2つのコントロールがあり、オリジナルの1959同様、2つのチャンネルをミックスしたサウンドも再現できます。 - JCM800:
80年代以降のHR/HM(ハードロック/ヘヴィメタル)の定番アンプ「JCM800」を再現したペダルです。1959よりもゲインが高く、ミッドレンジが強化されており、よりアグレッシブな歪みを持ったサウンドが特徴です。Senstivityコントロールにより、JCM800のHiインプットとLoインプットのサウンドがシームレスにコントロール出来るようになっています。 - JCM900:
JCM800の後継モデルとして登場したJCM900を再現したペダルです。サウンドはJCM800系のサウンドですが、CONTOUR(音の輪郭を調整する)ノブがポイントで、ミッドの効いたサウンドから、ドンシャリサウンドまで調整可能です。 - DSL:
JCM2000シリーズの中でも特に人気を集めた、クラシックゲインとウルトラゲインという2チャンネルを持つ「DSL(デュアル・スーパー・リード)」を再現したペダルです。アンプと違い、シングルチャンネルですが、サウンドは見事に再現されています。Deepノブにより低域(ローエンド)を調整し、気持ちの良いブリッジミュートが得られると思います。 - JVM:
マーシャルの新たなフラッグシップモデルとして誕生した多機能アンプJVMシリーズのサウンドをシングルチャンネルで再現したペダルです。ノイズゲートが搭載されていますので、メタルプレーヤーにおすすめです。
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マーシャルOverdrive:名機をペダルで再現! feat.大渡 亮:
世代によって思い入れのあるアンプは違うと思いますが、この5つから選べるのは非常にありがたいですね、私は1959、JCM800が好みです。

Catalinbread Little Secret

Little Secretは、マーシャルの初期のプレキシから70年代のマーシャル・スーパーリードとスーパーベースのサウンドとレスポンスを再現したペダルです。
Dirty Little Secret

Dirty Little Secretは、Little Secretシリーズのフラッグシップモデルです。
マーシャルの初期のプレキシから70年代のマーシャル・スーパーリードとスーパーベースのサウンドとレスポンスを再現しています。
※スーパーリードとスーパーベースは内部DIPスイッチにより切り替え可能です。
※9~18vに対応。
Dirty Little Secret Deluxe

Dirty Little Secret Deluxeは、Dirty Little Secretのデラックス仕様です。アンプヘッドを構成するすべてを再現したオールディスクリート回路のAmp in a boxです。
内部にあったSuper LeadとSuper Bassの切り替えスイッチをトップに配置し、メイン回路から独立して使用できる“クリーンなDLS”ブースト回路を追加(ブーストは内部のEffect Orderスイッチで接続順を切り替えることができます)しています。
他にも内部にTightnessコントロールを搭載。

- Tightness:
タイトさ付加するためのスイッチ。このハイパスフィルターはトリムポットを下げたときにはなにもカットせず、最大で230Hz付近までカットすることができます。 - Effect Order:
ブーストとDLSの接続順を切り替えるためのスイッチ。出荷時にはブーストはDLSの前段に設定されています。ブースト自体がクリーンなブリティッシュプリアンプをベースとしているので、ブーストを組み合わせることでブーストされた“(JCM)800”や“(JCM)900”のトーンを作ることができます。
新たに追加されたLineアウトプットを搭載し、ミキサーやDAWなどに出力することを念頭とした+10dB出力が可能です。

※Dirty Little Secret Deluxeは9VのセンターマイナスDCアダプターで動作します。
Little Secret

Little Secretは、Dirty Little Secretのミニサイズ版です。
クラシックなプレキシエミュレーターとして人気の Dirty Little Secretのサウンドをそのままに、シンプルなレイアウトで再現しています。
Clean Little Secret

Clean Little Secretは、Dirty Little Secretをさらにローゲイン化したモデルで、ヘッドルームが広く幅広いプレキシマーシャル系サウンドが得られます。
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Which Of These Catalinbread Little Secret Overdrives Is Perfect For You?:
ミッドが効きつつギラギラしたダーティーなマーシャルサウンドが見事!Clean Little Secretは(ゲインを上げればさらに歪むと思いますが)艷やかなクランチサウンドですね。
CATALINBREAD Galileo

Galileoは、ブライアン・メイ(QUEEN)の「VOX AC30アンプをダラス・レンンジマスター(トレブルブースター)」でブーストしたサウンドをペダル一つで再現する究極のAIABペダルです。
Galileoは単に「VOX AC30の音」を模したペダルではありません。「AC30のプリアンプ回路」と「レンジマスター(トレブルブースター)の回路」を1台のペダルの中で直列に接続した構造になっています。
コントロールはシンプルですが、踏むだけであのQUEEN特有の「ハーモニックで歌うような歪み」が手に入ります。
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10 Queen Riffs | Catalinbread Galileo Pedal Demo:
Galileoは、同社のシリコントランジスターベースのファズ/トレブルブースター「Naga Viper」に、JFETによるアンプ回路を組み込んだアンプ・イン・ア・ボックス(AIAB)ペダルになります。
参考:Gaia Preamp Drive Mk. II _ Catalinbread Galileo – Aion FX
CATALINBREAD Sabra Cadabra

Sabra Cadabraは、ヘヴィメタルの始祖、ブラック・サバスのトニー・アイオミの「Laney アンプ+ダラス・レンンジマスター(トレブルブースター)ー」の太く凶暴でサイケデリックなトーンを再現したペダルです。
こちらもGalileo同様、トニー・アイオミが当時使っていた「Laneyのビンテージアンプ」と「カスタムされたDallas Rangemaster」の組み合わせを回路レベルで1台に内蔵しています。
コントロールには、全体のアンプのゲインに加えて「ブースト量(RANGE)」が備わっており、ヴィンテージLaney特有の重厚な低域と、ブースターによる凶悪な中高域の押し出し感を完璧にコントロールできます。
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Catalinbread Sabbra Cadabra Pt.2:
ブラック・サバスのリフを弾きたくなりますね。
Sabra CadabraもGalileo同様、シリコントランジスターベースのファズ/トレブルブースター「Naga Viper」に、JFETによるアンプ回路を組み込んだアンプ・イン・ア・ボックス(AIAB)ペダルになります。

J.ROCKETT AUDIO DESIGNS Monkeyman

Monkeymanは、50年代のFender Tweedアンプ(ChampやDeluxeなど)特有の、ダーティーで泥臭い歪みと絶妙なコンプレッション感を再現したペダルです。
ヴィンテージのツイードアンプは、音量を上げていくとスピーカーやパワー管が悲鳴を上げて歪む「ブレイクアップ(パワー管が飽和した歪み)」が魅力ですが、Monkeymanはこの質感を「Speaker Breakupノブ」1つでコントロールできます。

さらに、本来本物のツイードアンプには搭載されていない「スプリングリバーブ」をペダル内に内蔵しているので「ツイードアンプをドライブさせ、後付けのリバーブユニットを通した理想のスタジオトーン」がこの小箱1台で完結します。
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J Rockett Audio Designs Monkey Man Overdrive demo:
Monkeymanは、ローリング・ストーンズの曲から取ったのでしょうか。このデモ動画でもリフを弾いていますが、ツイードアンプのようなダーティーなクランチサウンドほぼ同じですね。ギターのボリュームの追従性も素晴らしいと思います。

J. Rockett Audio Designs Hot Rubber Monkey (HRM)

Hot Rubber Monkeyは、「Dude」など傑作ダンブル系ペダルを生み出してきたJ. RockettによるマニアックなAIABペダルです。
ダンブルアンプの代表的なモデル「オーバードライブ・スペシャル」の歪みを再現し、ダンブルアンプのオーバードライブセクションの後段に搭載されたトーン回路を再現し、この回路が搭載されたものは、ダンブルアンプの中でも特に人気が高いそう。
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J.Rockett HRM (Hot Rubber Monkey) V2 – Sound Demo:
こちらは新しくなった HRM (Hot Rubber Monkey) のV2の動画。V2になり4つのノブはLevel、Gain、Treble、FATから、Level、Gain、Top End、MidRangeに変更されています。
MENATONE Howie Deluxe

Howie Deluxeは、まだ「ダンブル系ペダル」というジャンルすら確立されていなかった時代から、アンプライクなペダルを作り続けてきたMenatone(メナトーン)の代表作です。
単に歪みの音を似せるのではなく、「実機アンプのゲインステージ(増幅段)の回路構造をそのままペダル回路に置き換える」という手法をいち早く取り入れ、Jazz/Rockスイッチや80s/90s EQ切り替えなど、アンプ本体の操作系も忠実に再現した「AIABの先駆者」と言える名機です。
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Menatone Howie, demo by Pete Thorn/Vintage King:
MENATONE Dumbstruck

Dumbstruckは、Howieの系譜を汲みつつ、さらにピッキングダイナミクスとゲインコントロールを研ぎ澄ませたモデルです。
「Low Gain設定でのピッキングへの吸い付き感」や「ボリュームノブへの追従性」が極限まで高められています。コントロールノブの配置や効き方も非常に独特で、まさに「弾き手のタッチでアンプを鳴らす」感覚を重視したビルダー魂溢れるAIABです。
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SRV Dumbstruck:
こちらもダンブルアンプのサウンドを再現したオーバードライブです。SRVトーン!

One Control Fluorescent Orange Amp In A Box

Fluorescent Orange Amp In A Boxは、ジミー・ペイジも愛用したオレンジアンプのサウンドをコンパクトな筐体に詰め込んだAIABペダルです。
特徴;
- 70s後半の“オレンジ色のアンプサウンド”を作るオーバードライブ/ディストーションペダル
- 細かな表現に対応する高いレスポンス
- 歌モノのバックに最適な“少しダーティな”クリーントーン
- 独特の存在感を際立たせるオーバードライブ・サウンド
- ハードロック、クラシックメタルやストーナーロックまで到達するディストーション・サウンド
- アルミ削り出しのハイクオリティなミニサイズケース
- 電池内蔵も可能
- トゥルーバイパススイッチング
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Fluorescent Orange Amp In A Box Demo:
One Control Golden Acorn OverDrive Special

Golden Acorn OverDrive Specialは、ダンブルアンプのサウンドを再現するオーバードライブです。
特徴;
- 数々の“ダンブルアンプ”に共通する特徴、特性をつくるダンブルAIAB
- 透き通るクリーンからヘヴィドライブまでを手元でコントロール
- ブラックフェイス系ペダル、Sonic Blue Twangerをベースとした構造
- アルミ削り出しのハイクオリティなミニサイズケース
- 電池内蔵も可能
- トゥルーバイパススイッチング
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Golden Acorn Overdrive Special by One Control Demo:
One Control Jubilee Red AIAB

Jubilee Red AIAB は、80年代後半に限定生産され、スラッシュ (ガンズ・アンド・ローゼス)、ジョン・フルシアンテ (レッド・ホット・チリペッパーズ) など多くのギターヒーローが愛用したMarshall Silver Jubilee アンプのサウンドを再現したAIABペダルです。
独特のMIDコントロールでミッドレンジを自在にコントロールし、”ジュビリー”から”エクスタシー”、そして”ブラウンアイ”までサウンドを変化させることができます。
特徴:
- 80年代のブリティッシュトーンからモダン、ハイエンドなトーンまで
- 独特のMIDコントロールと、音色のバランスを取るTREBLEコントロール
- トゥルーバイパス
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One Control Jubilee Red:
80年代後半のHR/HMサウンドが蘇る。

WARM AUDIO Warmdrive

Warmdriveは、ダンブル系ペダルの金字塔として知られる「Hermida Audio Zendrive」のサウンドと回路を、Warm Audioが忠実に復刻・パーツ選定してリリースしたモデルです。

「Voice」ノブによって、歪みの質感を甘くスムーズな音からエッジの効いた明瞭な音までダイナミックに変化させられます。粘り強いサステインと太いミッドレンジという「ダンブル特有の甘く心地よいクランチ」を手軽な価格で体験できる、現代のスタンダードなダンブル系AIABペダルです。
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Hermida Zendrive vs Warm Audio Warmdrive:
定番・クラシックペダル(広義のAIAB)
「AIAB」という言葉が定着する以前から、デザイナー(エフェクター製作者)たちはペダルで真空管アンプの歪みやレスポンスを再現しようと試みてきました。
ここでは、特定のアンプのモデリングにとどまらず、アンプライクな挙動やニュアンスの再現によって「実質的なAIAB」として長年愛され続けている定番・クラシックペダルを紹介します。
BOSS BD-2(Blues Driver)

言わずと知れた名機BD-2。「ブルース」と名が付いていますが、その本質は真空管アンプの応答性を回路レベルで再現しようとしたペダルです。手元のボリュームを絞った時のクリーンへの戻り方やダイナミクスは、まさにチューブアンプそのもの。
現代のAIABの概念が生まれる前に、その本質を体現していた「AIABのパイオニア」と言えます。
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BOSS BD-2W Blues Driver Sound Preview:
コメント:
BD-2をメインの歪みにするギタリストは多いですが、それはアンプライクなAIABサウンドを求めた結果だと思います。
KEELEYなど各社から様々なモデファイモデルが発売されていることからも評価の高さが伺えます。
歪みのバリエーションは広く、トーンとゲインを上げたときのサウンドはMXR Distortion+にも似ています。

BOSS DS-1(Distortion)

オレンジ色の定番ディストーションであるDS-1は、開発時、マーシャルのスタックアンプが持つエッジの効いたドンシャリ感を狙って作られたと言われています。
カート・コバーンをはじめとする多くのアーティストがこのDS-1を使い、あの重厚なサウンドを作っていました。これも実質的な「Marshall in a Box」ペダルと言えるでしょう。
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BOSS DS-1 Distortion Pedal Demo by Pete Thorn – Sweetwater Sound:
コメント:
クラシカルな歪みからモダンな歪みまで、古さを感じさせないまさに定番のAIABペダルです。

MXR Distortion+

70年代に登場したDistortion+は、回路構造自体はダイオードを使ったシンプルなハードクリッピングですが、そこから出るカラッとした荒々しい歪みは、往年のFender(ツイードアンプ)やMarshall(プレキシや1959、1987)を限界まで歪ませた時の質感そのものです。
「アンプの音をペダルで出す」というロマンを初期に形にした、広義のAIABと言って差し支えないでしょう。
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MXR Distortion +:
今どきのよく歪むモダンなディストーションサウンドではありませんが、アンプのボリュームを上げたときのような歪みはまさにAIABペダル。

MXR TIMMY OVER DRIVE

個人ビルダーのポール・コクレーン氏が開発した幻の名機「Timmy」のMXR版がこのTIMMY OVER DRIVEです。
特定のアンプの音を「模倣する」というより、「今繋いでいるアンプの素の音(ポテンシャル)を限界まで引き出す」というアプローチのアンプライクなべダルです。
音の原音を崩さず、真空管アンプが自然にドライブしたような極上のクランチを作り出すため、(広義のAIAB)として絶大な信頼を得ています。
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MXR Timmy Overdrive | Reverb Tone Report:
本家 Timmy Overdriveとの比較動画です。本家とほぼ同じサウンドです。

真空管搭載AIAB
ペダル内部に本物の真空管(12AX7管など)を実際に組み込んだAIABペダルです。
デジタルモデリングやトランジスタ回路では到達しきれない、本物の真空管ならではの温かみのある倍音、絶妙なコンプレッション感、そしてピッキングに対するリアルな応答性を足元で得られる最高峰のモデルたちを紹介します。
FRIEDMAN DUAL TUBE PREAMP

IR-X DUAL TUBE PREAMP

IR-D DUAL TUBE PREAMP

IR-J DUAL TUBE PREAMP
DUAL TUBE PREAMP は、ハイエンドアンプの代名詞である FRIEDMAN(フリードマン)が放つ、足元サイズのフロア型チューブプリアンプです。
「モデリングでアンプの音を再現する」のではなく、内部に本物の12AX7真空管を2本搭載し、実際の真空管アンプと同じ高電圧(High-Voltage)で駆動させています。
- IR-X DUAL TUBE PREAMP(ゴールド):
IR-X DUAL TUBE PREAMPは、Friedmanのフラッグシップモデル BE-100 DELUXE HEAD や SMALL BOX HEAD のようなリッチなハーモニックスと抜群のレスポンスを実現したプリアンプ。 - IR-D DUAL TUBE PREAMP(ブラック):
IR-D DUAL TUBE PREAMPは、FriedmanのDirty Shirleyアンプヘッドが持つ往年のロックサウンドを彷彿とさせるプリアンプ。 - IR-J IR-J DUAL TUBE PREAMP JAKE E LEE SIGNATURE(レッド):
IR-J DUAL TUBE PREAMPは、Friedmanのジェイク・E・リー シグネチャーアンプ「JEL-100」及び「JEL-20 HEAD」のサウンドを再現するプリアンプです。
DUAL TUBE PREAMPには、さらにパワーアンプシミュレーションやキャビネットIRまで内蔵しているため、PAやインターフェースへ直結するだけで「あのフリードマンの100Wアンプの鳴り」が完璧に再現されます。
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Friedman IR-X: 2-channel Tube Preamp Power for Your Pedalboard:

コメント:
さすがフリードマン。プレキシアンプのようなクランチサウンドが素晴らしすぎます!
これはプリアンプなので普通のエフェクターと同じように接続することもできますが、アンプのリターン端子に繋いで使うことも出来ます。
また、キャビネットシミュレーターも搭載されているので即レコーディングもOK!!

Tone King Royalist Preamp

Royalist Preampは、Tone Kingの名機「Royalist MKIII」アンプのサウンドをペダルサイズで再現した、高電圧駆動の真空管AIABプリアンプペダルです。
3本の12AX7真空管を適切な高電圧で動作させることで、ブリティッシュアンプ特有の豊かな倍音、優れたタッチレスポンス、力強いダイナミクスをリアルに再現します。

独立した2チャンネル構成を採用し、それぞれにVolume/Bass/Middle/Trebleを搭載。さらに1964・1967・1970の3種類のボイシングスイッチにより、初期ブリティッシュブルースのウォームなクリーンから、プレキシ系クランチ、ハードロック向けのハイゲインまで、時代ごとの英国ロックサウンドを幅広くカバーします。
さらに、OwnHammer製IRキャビネットにアクセスできるIRローダーとパワーアンプシミュレーターも搭載し、ライブやレコーディングでも即戦力間違いなしの一品です。
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Tone King ROYALIST Tri Tube Preamp:
メリハリの効いたクランチサウンドがまさに歴代マーシャルを彷彿とさせるトーンです。

Tone King Imperial Preamp

Tone King Imperial Preampは、人気アンプ「Imperial」のヴィンテージトーンをペダルボードで再現したオールチューブAIABペダルです。
50年代ツイードと60年代ブラックフェイス、2つの伝統的なフェンダー系サウンドのモードを搭載したこのアンプは、Leadチャンネルではウォームなクリーンからブリティッシュ風クランチまで、Rhythmチャンネルではきらびやかなクリーンと滑らかなオーバードライブまで幅広く対応します。
Imperial Preampは、3本の12AX7真空管による豊かな倍音とダイナミクスを備え、スプリングリバーブとトレモロ(デジタル)も内蔵。さらに、OwnHammer製IRキャビネット15種にアクセスできるIRローダーとパワーアンプシミュレーターも搭載し、ライブやレコーディングでも即戦力間違いなしの一品です。

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Greg Koch on how he is using the Tone King Imperial Preamp to add channel to his live rig:
コメント:
Tone Kingらしいフェンダー系サウンドが非常に心地よいです。クラシック・ロックやブルース、カントリー系のプレーヤーにも大満足のサウンドです。フェンダー系クリーンからAC/DCのような歪みくらいまでならこれ一台でOK!!
このサウンドなら、高価なヴィンテージ系チューブアンプを買うよりも現実的かもしれません。お手持ちのアンプにエフェクトループがあれば、モダンなアンプもたちまちヴィンテージアンプに変えることも出来ます。

デジタルモデリング系AIAB
近年、飛躍的な進歩を遂げているのがデジタル技術(DSPやIRテクノロジー)を駆使したモデリング系のAIABペダルです。
名機アンプの回路や音響特性を緻密にデジタル解析することで、アンプ実機のサウンドやピッキングニュアンスを驚くほど高精度に再現しています。
さらに、キャビネットシミュレーターやヘッドホンアウト、DIアウトなどを備えたモデルも多く、ライブから自宅録音まで環境を選ばず高品質なアンプサウンドが得られるのが最大の魅力です。
TC ELECTRONIC Combo Deluxe 65

Combo Deluxe 65は、TC ElectronicのAMPWORXシリーズから登場した、1965年製Fender Blackface Deluxe Reverbをデジタル技術で精密にモデリングしたペダルです。
このペダルこそ「アンプを箱に詰めた」現代的なAIABで、実機同様の2チャンネル構成やスプリングリバーブの再現に加え、キャビネットシミュレーター(IR)まで内蔵しています。アンプに繋ぐだけでなく、直接PAやオーディオインターフェースに送れる本格派です。
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Ampworx Combo Deluxe 65′ -TC Electronic:
コメント:
艷やかなクランチサウンドとスプリングリバーブはフェンダーのブラックフェイスのサウンドそのものです。
側面にはブライトスイッチが搭載されています。


Universal Audio UAFX Lion 68 Super Lead Amp

UAFX Lion 68 Super Lead Ampは、1968年製の100W Marshall Plexi(Super Lead)をはじめ、ジミ・ヘンドリックスらも愛した「Super Bass」、さらにはヴァン・ヘイレンの代名詞である「Brown Sound」という、ロック史を彩る3大プレキシ・サウンドをUADの高精度DSPで完全に再現したAIABペダルです。
単に歪みの音をシミュレートするだけでなく、アンプの電圧(Variac)を下げて駆動させたときの「ブラウンサウンド」特有のスポンジのようなアタック感や、OX Amp Top Box譲りのリアリティ溢れるキャビネット&マイク・エミュレーションまで完璧に統合されています。
さらに、Maestro EP-III(エコープレックスのプリアンプ回路)やBoss GE-10(10バンドEQ)といった「当時ギタリストたちがマーシャルをブーストするために使っていた名機」のモデリングブースターまで内蔵されています。
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UAFX Lion ’68 Super Lead Amp feat. 和嶋慎治(人間椅子):
コメント:
マーシャルのプレキシというと、クランチにセットした特のピッキングの”カリッ”とした音が素晴らしいと感じるのですが、このUAFX Lion ’68 Super Lead Ampでも見事に再現されています。
ギター側のボリュームを絞った時のクランチも良いです。
Universal Audio Woodrow 55 Instrument Amplifier

Woodrow 55 Instrument Amplifierは、1955年製のFender Tweed Deluxe(5E3回路)のサウンドを、超高性能DSPで完璧に再現したハイエンドAIABペダル。
Woodrow 55 Instrument Amplifierは、歪みペダルという領域を超え、真空管の挙動、スピーカーの空気振動、マイクの立て方まで完全にシミュレートされています。
ボリュームを上げた時の「真空管が飽和しきった音質」までリアルに再現されており、現代におけるAIAB(アンプ・エミュレーター)の到達点と言えます。
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UAFX Woodrow ’55 Instrument Amplifier:
荒々しいファズライクなサウンドはツイードアンプそのものです。

Universal Audio UAFX Dream 65 Reverb Amplifier

Dream 65 Reverb Amplifierは、1965年製Fender Deluxe Reverbを再現したモデルで、スタジオで超有名エンジニアがマイキングした本物のアンプサウンドがそのまま出てきます。
手元のボリュームへの追従性、鈴鳴り感、甘いクランチなど、ギタリストが「デラリバに求める理想の音」が凝縮されています。
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UAFX Dream ’65 Reverb Amplifier:
艶やかなクリーンとトレモロサウンドはまさにフェンダーブラックフェイス。

Universal Audio Enigmatic ’82 Overdrive Special Amp

Enigmatic ’82 Overdrive Special Ampは、UAFXシリーズの最高峰モデルのひとつで、1982年製のFMT(Fender modified Tweed)やOverdrive Special(ODS)といった、世代ごとのダンブルアンプのトーンをDSPで徹底再現したAIABペダルです。

単一のダンブルサウンドだけでなく、80年代〜90年代の「年代ごとのダンブルアンプのチューニングの違い」や「Jazz/Rockモード」まで切り替え可能。
また、スピーカーキャビネットやマイキングまでシミュレートされており、踏んだ瞬間に「数千万円クラスの幻のアンプがスタジオにある」感覚を味わえる、現代最強のダンブルAIABです。
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[ENGLISH SUB] UAFX ENIGMATIC全ての機能を紹介します:
コメント:
ラインでこのサウンド!!キラキラしたクリーンから、きめ細かなオーバードライブサウンドはまさにODS!!
前段にチューブスクリーマーを噛ました音も良いですね!

まとめ
Amp in a Box(AIAB)ペダルは、回路構成やトーンノブの数といった「スペック上の定義」にとらわれる必要はありません。
「あのアンプの音が足元から出ている!」と演奏者が感じられるなら、それは立派なAmp in a Box(AIAB)です。
最新の高級ハイエンドAIABペダルも素晴らしいですが、押し入れに眠っている昔ながらの定番ペダルを「アンプの再現」という視点で見直してみると、また新しい音作りの扉が開くかもしれません。













